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TOEIC

「大学生でTOEIC800点」のレベルは?就活で通用するのかも解説

今、このページにたどり着いたあなたは、おそらく、

  • 「大学生でTOEIC800点って、どのくらいすごいの?」
  • 「自分はTOEIC800点を目指すべき?」
  • 「就活だとどのくらい通用するの?」

このような疑問を抱いているのではないでしょうか。

大学生でTOEIC800点を取得している場合の、おおよそのレベルは、以下の通りになります。

  • 大学生におけるおおよそ上位15%~18%以上の割合(おおよそ6~7人に1人の割合)
  • 大学生のTOEIC平均スコアの+200~300点

このページを読むことで、さらに、

までもが詳しくわかります。

1.大学生におけるTOEIC800点のレベル

まず、

  • 「大学生でTOEICで800点って、どのくらいすごいの?」
  • 「全体でどのくらいの割合?」
  • 「上位何%」
  • 「大学生のTOEICスコア平均点との差は?」
  • 「偏差値でいうといくつくらい?」

という疑問にお答えしましょう。

結論から言うと、大学生におけるTOEIC800点のレベルを様々な視点から分析してみると、

  • 大学生における割合の、おおよそ上位15%~18%以上
  • 大学生のTOEICスコア平均の+200~300点
  • TOEICの大学生受験者における偏差値に換算すると、おおよそ偏差値62.1

というレベルとなります。

TOEIC800点以上の割合は、おおよそ上位16.4%

まず、TOEIC800点取得者の実際の割合からみていきましょう。
結論から言うと、TOEIC公開テストで800点以上を取得している大学生受験者の割合は、おおよそ、

  • 上位15%~18%以上
  • 6~7人に1人の割合

となります。

TOEIC公式によるデータ(「TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版」「TOEIC Program DAA2022(和文)2022年8月版」「TOEIC Program DAA2021(和文)2021年7月版」)から、2020年度~2022年度開催のTOEIC公開テストにおける、受験者全体のスコア分布(795点以上)を見てみると、以下の通りになります。

(スコア)2020年度2021年度2022年度
895点~990点4.6%4.2%4.2%
845点~894点5.4%4.9%4.9%
795点~844点7.4%6.8%6.8%
Total17.4%15.9%15.9%

 
さらに、この3年間の795点以上の取得者の割合を平均してみると、以下のようになります。

(スコア)2020年度2021年度2022年度Average
795~990点17.4%15.9%15.9%16.4%

これらのデータから、TOEIC公開テストの受験者全体におけるTOEIC800点以上(795点以上)の取得者の割合は、

  • だいたい15~18%(平均16.4%)

であることがわかります。

これはTOEIC受験者全体のスコア分布に基づく割合ですが、受験者全体の平均点と、大学生全体の平均点を比べると、

  • 2022-2020全体平均点:613点
  • 2022-2020大学生平均点:590点(全体の-23点)

というように、大差がみられないことから、

  • 大学生においても、TOEIC800点以上取得者は上位15~18%かそれ以上に位置する
    (おおよそ大学生6~7人に1人の割合)

と考えていいでしょう。

TOEIC800点は、大学生全体の平均点の+200~300点

続いて、

  • TOEIC800点は、TOEIC平均スコアと比べてどれくらいの差があるのか

を見ていきます。

TOEIC公式によるデータ(だいたい15~18%(平均16.4%))より、2020年度~2022年度開催のTOEIC公開テストおよびIPテストにおける、大学生受験者の平均スコアは以下のようになります。

(開催年度)公開テスト
平均スコア
IPテスト
平均スコア
2022578474
2021585485
2020608501
Average590487
(参考:「TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版」のデータを基に作成)

 
上のデータから、TOEIC800点は、

  • TOEIC公開テストの大学生受験者の平均スコア(590点)の+210点
  • TOEIC IPテストの大学生受験者の平均スコア(487点)の+313点

となることがわかります。

補足説明として、TOEIC公開テストとIPテストの違いをザックリまとめると、

  • TOEIC公開テスト:普段からTOEIC対策・英語の学習を自主的に行い、自主的にTOEICを受験している受験者が多くを占める
  • IPテスト:企業や大学などの教育機関にて、一斉に団体受験として開催され、普段からTOEICに向けた学習・英語の学習を積極的に行っていない受験者も含まれる

となります。

これらを踏まえると、平均スコアデータからみたTOEIC800点の大学生におけるレベルは、だいたい、

  • 普段から自主的にTOEIC・英語の学習に取り組んでいる大学生の平均の約+200点
  • 大学生全体の平均の約+300点

となります。
いずれにしろ、大学生としては、かなり上位に位置するということがわかります。

偏差値に換算すると62.1

続いて、

  • 大学生でTOEIC800点を、偏差値に換算するどどれくらいになるか

をみていきます。

まず、そもそも「偏差値」というものは、以下の数式で算出されます。

  • 偏差値=(自分の得点-平均点)×10/標準偏差+50

ここで、

  • TOEIC2022年度の大学生受験者の標準偏差:148
  • TOEIC2022年度の大学生受験者の平均スコア:578点

および、

  • 「自分の得点」(偏差値の基準となる得点):800点

を上記の数式に代入し、TOEIC800点の大学生受験者における偏差値を求めてみます。

すると、

  • 偏差値=(TOEIC800点-平均点)×10/標準偏差+50
    =(800-508)×10/184+50=62.06…

となります。
これより、大学生におけるTOEIC800点の偏差値は、だいたい、

  • 偏差値62.1

となることがわかります。

ちなみに、偏差値62.1を、大学受験における偏差値目安として換算すると、だいたい、

  • 難関国立大学(東北大学・筑波大学・名古屋大学・大阪大学等)
  • GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)
  • 関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)

程のレベルに相当します。

2.TOEIC800点は、大学としてのレベルに換算するとトップ難関大学レベル

続いて、

  • TOEIC800点の大学としてのレベル

を、

  • 大学別の在学生の平均スコアデータ

からみていきましょう。

大学別の在学生のTOEICの平均スコア(800点付近)は以下のようになります。

平均スコア大学(学部・学科)
900点以上
938点上智大学国際教養学部
920点国際教養大学
800点以上
877点東京外国語大学外国語学部英語学科
874点国際基督教大学
865点上智大学外国語学部英語学科
823点一橋大学大学院法学研究科
800点東京大学大学院生(文系)
700点以上
783点同志社女子大学国際教養学科(3年次)
770点早稲田大学国際教養学部
762点神戸市外国語大学外国語学部英語学科
752点東京大学(文科三類)
750点慶應義塾大学SFC
732点上智大学(全体)
725点広島大学教育学部(英語科)
719点東京外国語大学(全体)
(出典:マイベストプロ神戸のデータを基に作成)

 
上記のデータから、大学別(学部・学科)のTOEICスコアの実際の在学生のスコアデータを基準として、TOEIC800点の大学のレベルをみてみると、

  • トップ難関国立大学・私立大学のちょうど全体平均レベル
  • トップ私立大学の国際系学部・外国語学部、トップ外語大とも十分に張り合えるレベル

であることがわかります。

このように、実際の在学生の平均スコアと直接比べてみると、偏差値に換算すると62.1の大学入試の各大学の偏差値と比べた場合よりも、さらに上位のレベルに相当するということがわかります。

3.TOEIC800点の就活におけるレベルは?

続いて、

  • 「TOEIC800点って、就活ではどのくらい通用するの?」

という疑問にもお答えしましょう。

結論から言うと、大学生でTOEIC800点を取得している場合の、就職活動におけるレベル目安は、ザックリ以下のようになります。

  • 新入社員の平均スコアの約+300点
  • 新入社員の上位7.4%
  • 英語を頻繁に用いる企業・業種でも十分通用するレベル
  • ハイレベルな英語力が求められる外資系企業・大企業の海外部門とのやり取りが多い部署・部門でも通用するレベル
  • TOEICスコアを募集条件とする企業の、大半の基準スコアを上回るレベル

新入社員全体の上位7.4%、平均スコアの約+300点

まず、TOEIC800点の就活におけるレベルの目安として、

  • 新入社員におけるTOEIC800点のレベル

をみていきましょう。

具体的には、

  1. 新入社員のTOEICの平均スコア
  2. 新入社員のTOEIC800点以上の取得者の割合

の2つのデータを順にみていきます。

2017~2019年度の新入社員のTOEICの平均スコア、および、平均スコアと800点からの点差は以下のようになります。

開催年度800点との差新入社員
平均スコア
受験者数[人]実施団体数
TotalListeningReading
201931248827121735552735
201831148926622326734771
201731548526222235540770
Average313487----
(参考:「新入社員 TOEIC L&R 最新データ 2019年度」のデータを基に作成)

 
上記のデータを見てわかるように、新入社員のTOEIC平均スコアはだいたい、

  • 487点

となることから、TOEIC800点は、

  • 新入社員全体のTOEIC平均スコア約+300点

であることがわかります。
すなわち、全国の新入社員全体のなかでは、ずば抜けてハイレベルな英語力であることがわかります。

続いて、新入社員におけるTOEIC800点以上の取得者の割合を見ていきます。
2019年度の新入社員のTOEICのスコア分布(801点以上)は以下のようになります。

(スコア)人数 [人]
(全体:35,552人)
割合
901~9908202,6362.3%7.4%
801~9001,8165.1%
(参考:「新入社員 TOEIC L&R 最新データ 2019年度」のデータを基に作成)

 
上記のデータより、新入社員全体でTOEIC800点以上(801点以上)を取得しているのは、

  • 35,552人中2636人

しかいないということがわかります。
割合でいうと、

  • 新入社員全体の上位7.4%以上
  • 新入社員13~14人に1人の割合

となります。

やはり、新入社員全体と比較してみると、普段からTOEICや英語の学習をしている人が大半を占めるTOEIC800点以上の割合は、おおよそ上位16.4%よりも、さらに上位に位置することがわかります。(新入社員におけるTOEIC800点取得者の割合は、TOEIC公開テストにおける800点以上の取得者の割合上位16.4%の半分程度であることがわかります。)

外資系企業や英語を頻用する業種でも通用するレベル

続いて、

  • TOEIC800点の、就活で通用する具体的な企業のレベル

を見ていきましょう。

一般的に、就職・転職におけるTOEICスコアの目安は、

  • (英語を頻用する企業を除いた)一般企業:600点以上
    (一般的に履歴書に書き始められると言われるスコア基準)
  • 英語を頻繁に用いる企業・業種:700点以上
  • 外資系企業や大手企業の海外部門:800点以上

と言われています。

すなわち、就活生(大学生)でTOEIC800点を保持している場合は、

  • 英語を頻繁に用いる業種や業界でも十分に評価される
  • 大手の外資系企業など、厳しい英語力の関門が設けられている企業でも十分通用する
  • (英語を頻用しない)一般企業でも、当然高く評価される

というレベルだということです。

特に、

  • 航空業界・商社業界・旅行業界・輸出入業などの英語を日常的に使用する企業・業種
  • 海外部門との情報のやり取りが多い外資系企業

では、エントリー条件・募集条件として、具体的なTOEICスコアの基準が設けられていることも多いですが、TOEIC800点以上を取得していると、このような企業の募集条件にあるスコア基準も軽く越えられる場合がほとんどです。

また、

  • 業務において英語を使わないような、国内一般企業

でも、一般的な就職・転職におけるTOEICスコアの評価基準である600点を大幅に上回るため、「熱心に勉強に励む人だ」という点で評価される場合が多いです。(少なくともプラス評価にはなります。)

※ただし、一部のトップクラスの大手の外資系企業や、トップ大企業の海外部門などにおいては、

  • 「TOEIC800点は最低限取れてて当たり前のレベル」

とみなされる場合もあります。
これらの企業の場合は「武器になる」「プラス評価になる」というよりは、「参戦条件」という程度に捉えておくのが適切です。
(よく、「TOEIC800点は珍しくない」「就活で武器にならない」という声も見かけますが、それは、これらのような企業での就職活動における話です。)

実際に800点を採用条件の基準とする企業の例

ここで、参考までに、

  • 実際にTOEIC800点が募集条件の基準(必須条件や歓迎条件)として設けられている企業の一例

をいくつか挙げておきます。

企業名部署・部門条件詳細
楽天グループ株式会社コマース&マーケティングカンパニー:戦略企画職(オープンポジション)(C&M)TOEIC 800点以上
アカウントイノベーションオフィス:営業TOEIC 800点以上
エンターテインメントコンテンツ事業 ブックス事業部:MD(バイヤー)TOEIC 800点以上
楽天証券株式会社財務担当入社後半年以内にTOEIC 800点取得
ソニーピープルソリューションズ株式会社グローバルリスクマネジメントTOEIC 800点以上なら尚可
三菱HCキャピタル株式会社航空事業の戦略企画・ 海外現地法人運営管理必須条件:TOEIC 800点以上の英語力
三菱UFJ信託銀行株式会社海外投資家向け運用商品販売必須条件:TOEIC 800点以上または同等の語学力
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社Diversity Equity & Inclusion(DE&I)必須条件:TOEIC 800点以上を目安とした英語力

4.TOEIC800点を目指すべき大学生の2つの例

ここで、

  • 「自分は、TOEIC800点を目標とするべき?」
  • 「まず、何点を目指したらいい?」

と悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

そこで、TOEICで800点を目指すべき大学生の例・パターンは以下の2つです。

  1. 外資系企業・英語を頻用する業界への就職を目指している場合
  2. 現状のTOEICスコア(TOEICの実力)が700点以上の場合

この2つの条件の1つにでも該当する場合は、迷わずTOEIC800点を目標として設定してOKです。

パターン①:外資系企業・英語を頻用する業界への就職を目指している場合

まず、大学生でTOEIC800点を目指すべきパターンの一つ目は、

  • 外資系企業・英語を頻用する業界への就職を目指している場合

です。

先ほど、外資系企業や英語を頻用する業種でも通用するレベルでも解説したように、就活において、

  • 外資系企業
  • 英語を頻繁に使用する企業や業種・業態

への就職を目指す場合は、最低でも、

  • TOEIC700点~800点以上

のレベルの英語力を持っている必要があります。

したがって、今自分が「それらに該当する企業への就職を志望している」という場合は、迷わず、

  • TOEIC800点

を目標としましょう。

志望企業の募集条件に、「TOEIC800点以上が必須である」という旨が明記されている場合は言うまでもありませんが、たとえ募集条件などにTOEICスコアの目安が明記されていない場合でも、外資系企業や英語を頻繁に使用する業種においては、暗黙の了解としてTOEIC700~800点以上の英語力が期待されている場合もありますので、最低でもTOEICスコア700点、理想800点を取得しておくのが無難です。
(滑り止め企業で英語とは疎遠な一般企業の面接を受ける場合でもプラス評価にはたらくので、TOEICスコア800点以上を保持しておいて損をすることはまずないです。)

仮に、

  • 「でも、自分は、今はまだ、大学1年生~2年生なんだよね」

という場合でも、少しでも外資系企業や英語を頻用する業界の企業が気になっている場合は、今のうちに学習を進めておいて、早めにTOEIC800点以上を取っておいた方がいいです。
(TOEICスコアは、3~4年生になって専門科目や卒業研究・ゼミ、本格的な就活で忙しくなる前に、なるべく早めに取っていた方が効率的です。あとから後悔しないためにも、早めに学習を始めておくことをおすすめします。)

パターン②:現状のTOEICスコアが700点以上の場合

そして、大学生でTOEIC800点を目指すべき二つ目のパターンは、

  • 現状のTOEICスコアが700点以上の場合

です。

これは大学生に限ったことではありませんが、一般的に、

  • TOEICの目標スコアとして最適なのは「現状スコア+100点UP」

とされています。

その最大の理由は、

  • 必要な学習期間・労力を考慮すると、モチベーション維持的な観点で、ちょうどいい目標点差

だからです。

この、「現状スコア+100点UP」に必要な具体的な学習期間を考えてみます。
TOEICのスコアアップに必要な学習時間は、一般的に、

  • +100点UP250時間の学習が必要(400点~800点の範囲内において)

と言われています。
そして、250時間は、

  • 一日3時間学習に励むと仮定した場合、約2ヶ月と3週間

となります。
すなわち、だいたい、

  • 平均一日3時間の学習2ヶ月+3週間続けると、現状のTOEICスコアから+100点UPできる

というわけです。

ですが、逆に、「+200点UP」「+300点UP」というように、+100点を超える大幅なスコアアップを目標としてしまうと、

  • 目標達成まで5か月以上かかる
  • 目標達成まで1年近くかかる

ため、

  • なかなか目標に手が届かず、挫折してしまう

という可能性が高くなってしまいます。

したがって、就活がどうこうに関わらず、

  • 「現状ですでにTOEICスコア700点以上を取得している」

という学生の方は、迷わず、、

  • TOEIC800点超え

を目標としましょう。

※もしも現状スコアが650点未満の場合は、無理せず、700点以下の目標スコアから着実にステップアップしていきましょう。
目標スコアの目安は、上述のように、「現状スコア+100点UP」が目安です。

また、もしも、「自分の現状のTOEICスコアがわからない」という場合は、6.大学生がTOEIC800点を最短期間で達成するための具体的な4つの実践ステップにて解説している方法で、まずは、自分の現状のTOEICの実力を把握することから始めてみましょう。

5.大学生がTOEIC800点を最短期間で達成するための3つのコツ

ここで、

  • 「さっそく、TOEIC800点を目標としたいんだけど、どうやって勉強したらいいの?」
  • 「なるべく時間をかけずに、最短距離で達成する方法とかある?」

と思っているのではないでしょうか。

大学生がTOEIC800点をなるべく短期間で達成するためのコツ・ポイントは以下の3つです。

  • 英語を英語で理解できる「基礎的な英語力」をしっかり身につけること
  • 大学の英語教育施設をフル活用する
  • リスニングと穴埋め問題は9割以上を狙う

コツ①:英語を英語で理解できる「基礎的な英語力」をしっかり身につける

大学生がTOEIC800点をなるべく短期間で達成するための一つ目のコツは、

  • コツ①:英語を英語で理解できる「基礎的な英語力」をしっかり身につける

ことです。

"小手先のTOEIC対策"から始めると十中八九失敗する

これは大学生に限ったことではない話ですが、いざ、TOEICに向けて学習を始めるとなると、多くの人が、真っ先にはじめるのが、

  • ×)TOEIC攻略の参考書
  • ×)TOEIC公式問題集
  • ×)TOEIC向けの単語帳

などを使った、

  • "小手先のTOEIC対策"

の学習です。

ですが、残念ながら、そのような"小手先のTOEIC対策"から学習を始めてしまうと、

  • かなりの高確率でTOEICの学習に失敗

してしまいます。
具体的には、

  • 途中でスコアが伸び悩む
  • スコアが伸びたとしても膨大な時間がかかりすぎる

という落とし穴にハマってしまいます。(もしかすると、今この記事を読んでいるあなたも、ちょうどこのような悩みを抱えているかもしれません。)

TOEICでスコアを取るために必要なのは「基礎的な英語力」が7割

では、

  • "小手先のTOEIC対策"から始めると高確率で失敗する

のはなぜか。
それは、

  • TOEICでスコアを取るために必要な力のうちの7割近くは「基礎的な英語力」

であるからです。

一方で、「TOEIC対策」の学習で身につけられるのは、

  • 残りの3割の「TOEIC問題を解く力」(英語力をTOEICで発揮する力)

にすぎません。

これをわかりやすく「オムライス」に例えてみると、

  • 「基礎的な英語力」7割:オムライス本体(卵とライス)
  • 「TOEIC問題を解く力」3割:デミグラスソース

という具合になります。

オムライスを作るうえで、あくまでメインとなるのはオムライス本体の作り方です。
ですが、まだ、オムライス本体をまともに作れないにもかかわらず、一生懸命デミグラスソースの作り方を極めても、一生オムライスは出来上がりませんよね。仮にオムライスが出来上がったとしても、オムライス本体が激マズでデミグラスソースだけが美味しいだけだと、オムライス全体としては「まずいオムライス」で終わってしまいます。

これと同じで、「基礎的な英語力」がまともに身についていない状態で、いくらTOEIC対策で「TOEIC問題を解く力(TOEICで英語力を発揮する力)」だけを極めたとしても、発揮する「基礎的な英語力」そのものがない状態では、結果的にTOEICでスコアは伸びません。

とりわけTOEIC800点では、「英語を英語のまま理解する」本物の英語力が必要

そして、

  • 「基礎的な英語力」

といっても、TOEIC800点を目指すうえでは特に、

  • 文法や日本語訳に頼らない、英語を英語のまま理解する本物の英語力

が必要となります。

TOEICで800点を突破するには、

  • リスニングセクションでは9割以上を狙う
  • 最難関のPart7でも、最低でも最後まで解ききれるリーディング力を身につけ、7.5割以上を狙う

のが定石です。
そして、その域に達成するには、最低でも、

  • 英語を英語で理解できる英語力(リスニング力・リーディング力)

が身についている必要があります。

  • 「でも、どうすれば「英語を英語で理解できる英語力」を身につけられるの?」
  • 「どんな勉強をしたらいい?」

ということに関しては、6.大学生がTOEIC800点を最短期間で達成するための具体的な4つの実践ステップにて後述しています。

コツ②:大学の英語教育施設をフル活用する

そして、大学生がTOEIC800点をなるべく短期間で達成するコツの二つ目は、

  • コツ②:大学の英語教育施設をフル活用する

ことです。

全国の多くの大学では、たとえば、

  • 千葉大学:イングリッシュハウス
  • 宇都宮大学:EPUU
  • 日本工業大学:ELSC(英語学習サポートセンター)
  • 神奈川大学:English Lounge
  • 神戸学院大学:English Plaza(い~ぷら)

などのように、

  • 学生が手軽にネイティブと英会話・交流できる英語教育施設・機関・システム

が用意されています。
おそらく、今この記事を読んでいるあなたが通っている大学にも、そのような施設やシステムが存在するのではないでしょうか。

そして、現役大学生がTOEIC800点を短期間で狙ううえでは、それらの大学に備わっている英語教育施設をフル活用しない手はありません
特に、

  • ネイティブスピーカーと、生で英語で会話を行う

のは、6.大学生がTOEIC800点を最短期間で達成するための具体的な4つの実践ステップで後述している、

  • 「英語を英語で理解する力」を最短距離で身につけるうえで非常に効果を発揮

します。

通常、社会人が、英会話教室やスクールに通って、ネイティブスピーカーと生で英会話を行おうとすると、

  • 最低でも半年で数十万円以上

という高額な受講料を支払う必要があります。
また、比較的安価なオンライン英会話においても、近年では、

  • 通常料金だとフィリピン系の講師のレッスンしか受けられず、英米圏のネイティブスピーカーのレッスンを受けるには追加料金がかかる

という場合が大半です。

ですが、大学生の場合、

  • 大学の教育施設を活用することで、無料で、英米圏のネイティブスピーカーと生で対面で英会話を行うことができる

という非常に恵まれた環境にいます。
当然、これを活用しない手はありません。

また、大学の英語の授業などでも使用しているe-Learningシステムを利用できる場合は、それも併せて活用するのもアリでしょう。

コツ③:リスニングと穴埋め問題は9割以上を狙う

最後に三つ目のコツは、

  • コツ③:リスニングと穴埋め問題は9割以上を狙う

ことです。

何割狙えばいい?TOEICで800点を取れる正答率・正答数を徹底解説でも解説しているように、TOEICで800点を達成するためには、だいたい、

  • 7.5~8.5割の正答率

が必要となります。
要するに、全体の75~85%の問題を正解すればいいというわけです。

これだけを聞くと、

  • 「じゃあ、Part1~Part7までの全パートで75~85%を正解するのを目標にすればいいんだね」

と思うかもしれません。確かに理論上はそうなります。
ですが、より短期間でTOEIC800点を達成したいならば、

  • 比較的難易度が低いリスニングセクションと穴埋め問題(語彙・文法知識問題)で9割越えのハイスコアを狙う
  • 難易度が高く点数を取りにくい長文読解7~7.5割を確実取ることを目標とする

というように、パートやセクションの難易度に併せて正答率目標を変動させた戦略の方が、遥かに効率的に達成することができます。

(TOEICの問題構成)

セクションPART問題内容問題数
リスニングセクションPart1写真描写問題6問100問
Part2応答問題25問
Part3会話問題39問
Part4説明文問題30問
リーディングセクションPart5短文穴埋め問題30問100問
Part6長文穴埋め問題16問
Part7長文読解54問

(↓実際にセクション別の平均スコアを比べてみると、リスニングセクションの方が比較的難易度が低いことがわかる)

開催年度リスニングセクションリーディングセクションスコア比率(L/R)
20183212591.24倍
20193232651.22倍
20203372821.20倍
20213312791.19倍
20223312771.19倍
平均328.6272.41.21倍
(参考:「TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版」「TOEIC Program DAA2021(和文)2021年7月版」のデータを基に作成)

 
実際に、パートごと、セクションごとの難易度を考慮して、より効率的にTOEIC800点の正答数を達成できるように設定した、各パートごとの正答数目標のモデルケースは以下のようになります。

正答数全問題数正答率
リスニングセクションPart15683%
Part2222588%
Part3313979%
Part4243080%
Subtotal82100-
リーディングセクションPart5273090%
Part6151694%
Part7435480%
Subtotal85100-
Total167200-

TOEICで800点を達成するために必要な正答率に関するより詳しい話は、何割狙えばいい?TOEICで800点を取れる正答率・正答数を徹底解説にて詳しく解説されていますので、そちらをご覧になるといいでしょう。

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何割狙えばいい?TOEICで800点を取れる正答率・正答数を徹底解説

このページにたどり着いたあなたはおそらく、 「TOEIC800点はどのくらいの正解率で取れるの?」 「どのくらいの問題数を正解すればいいの?」 「何問まで間違えられるの?」 このような疑問を抱いている ...

続きを見る

6.大学生がTOEIC800点を最短期間で達成するための具体的な4つの実践ステップ

ここで、

  • 「TOEIC800点を短期間で達成するためのコツはわかったけど、具体的にどうやって学習を進めればいいの?」
  • 「具体的にどんな教材をどう使って実践したらいいの?」

という疑問を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。

そこで、ここからは、

  • 大学生がTOEIC800点を最短期間で達成するために行うべき、具体的な学習の実践方法

について、誰でも、簡単に実践できるように、わかりやすく解説していきます。

具体的には、以下の4つのステップで実践していきます。

  • まず、今の自分の現状のTOEICスコア(実力)を知る
  • 土台となる「基礎的な英語力」をキッチリ身につける
  • ボキャブラリ等の知識の穴を塞ぐ
  • 「TOEIC問題を解く力」を身につけ、英語力をTOEICスコアとして100%発揮できるようにする

Step1:まず自分の実力を知ろう

TOEIC800点を目指すうえで、まず最初に行うのは、

  • Step1:自分の現状のTOEICの実力を、具体的なスコアとして把握する

ことです。

現状のスコアと800点との点差に応じた3つの対応

今の自分のTOEICスコアを測ったら、その結果に応じて以下のように対応を行います。

  • 650点以上800点未満の場合
    →TOEICで800点を取ることを目標に、Step2以降の学習を進める
  • 650点未満の場合
    →まずは、とりあえず700点を突破することを目標に、Step2以降の学習を進める
  • 800点以上の場合
    →さっそく、TOEIC公開テストの本試を受験してみよう

現状のスコアを測定する具体的な方法

自分の現状のTOEICスコアを把握する、具体的な方法は、

  • オンラインTOEIC模試e-TESTを使って実力を測る

ことです。

ここで、

  • 「実際にTOEIC本試を受けてスコアを測った方がいいんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、TOEIC本試で現状のスコアを測ろうとすると、以下のようなデメリットが多いため、あまりおすすめできません。

  • ×)TOEIC本試は月に1回程度の頻度でしか開催されていないため、今すぐに自分の実力を測ることができない
  • ×)今の実力を知るためだけに、7,000円~8,000円の受験料をかけるのはもったいない
  • ×)一回受験しただけだと、「まぐれで当たった問題」がどのくらいあるのかわからず、本当の実力を把握できない

そこで、今の自分の現状のTOEICスコアを測る、最も効率的な方法は、

  • オンラインTOEIC模試e-TESTというサービスを利用して測定する

方法です。
この、オンラインTOEIC模試e-TESTは、

  • 問題が毎回ランダムに出題されるので、解答を覚えてしまうことがなく、正確な実力を測ることができる
  • 模試一回あたり30分に凝縮されているので、忙しい人でもパパっとできる
  • 実際のTOEICスコアと点数のリンク率が高いため、正確な実力測定ができる

という特徴があるため、今すぐ自分のTOEICスコアを知るうえで、非常に適しています。

具体的な手順としては、

  1. まず、オンラインTOEIC模試e-TEST4~5回受験してみる
  2. 4~5回分のスコアの平均スコアを出す
  3. ②で出た平均スコアが現状の自分のTOEICスコアの実力

というように、自分の現状のスコア(実力)を算出します。
(その結果に応じて、先ほどの現状のスコアと800点との点差に応じた3つの対応の通りに学習を進めます。)

この、オンラインTOEIC模試e-TESTは、後ほど、Step4:「TOEIC問題を解く力」を身につけようでも活用することになります。
オンラインTOEIC模試e-TESTに関するより詳しい話は、下記のページで解説されています。

Step2:基礎的な英語力を身につけよう

2つ目のステップは、

  • Step2:TOEICで800点を達成するために必要な「基礎的な英語力」を身につける

ことです。

TOEICでスコアを取るために必要なのは「基礎的な英語力」が7割でも解説したように、TOEICでスコアを取るために必要な力は、

  • 「基礎的な英語力」:7割
  • 「TOEIC問題を解く力(英語力をTOEICで無駄なく発揮する力)」:3割

となります。
まず、この、土台となる「基礎的な英語力」7割を身につけるトレーニングから行います。
このトレーニングさえキッチリ行えば、TOEIC800点達成までの70%を完了したも同然です。

文法・日本語訳に頼った「偽英語力」はNG

ただし、ここで勘違いしてはいけないのは、

  • ×)文法・日本語訳に頼った「偽英語力」はNG

だということです。

ここでいう「基礎的な英語力」とは、あくまでも、

  • 英語を英語で理解する本物の英語力

のことを意味します。

万一、文法・日本語訳に頼った「偽英語力」に手を出してしまうと、

  • ×)TOEIC800点レベルでは、文法・日本語訳に頼るレベルだと、速度的にも精度的にも歯が立たない
  • ×)学習時間がかかりすぎる
  • ×)リスニングで伸び悩む原因となる

というようなデメリットしかありませんので、注意しましょう。
(高校受験や大学受験では「なんちゃって日本語英語」「なんちゃって文法英語」でも通用するかもしれませんが、少なくともTOEICにおいてはそれらのは非常に相性が悪いです。)

「英語を英語で理解する力」は「読む+書く」からでは100%失敗する

そして、もう一つ覚えておきたいことがあります。
それは、

  • 「英語を英語で理解する力」を効率よく身につけるには、必ず「聞く+話す」から身につける

ことです。

中学校や高校の授業で行うような、日本語訳や文法構造の分析からちまちま英文を読解する「なんちゃって英語」の学習においては、「読む+書く」から行うのが定番です。
ですが、一方で、英語を英語で理解する本物の英語力を身につけるうえでは、

  • 必ず「聞く+話す」から身につける

のが鉄則です。
逆に、「読む+書く」からだと、「英語で英語を理解する力」は、一生身につきません。(多くの人がそれが原因で「英語を英語で理解できる」ようになるのを諦めます。)

これはなぜかというと、「英語を英語で理解する本物の英語力」を身につけるうえでは、ネイティブが脳内に母国語の言語神経ネットワークを構築しているのと同じように、あなたの脳内の言語野に英語の言語神経ネットワークを新たに構築します。
そのためには、ネイティブスピーカーが赤ちゃんから大人になるにつれて母国語を学ぶのと同じ手順で、

  • 英語を「見る+聞く+感じる」→「話す」→「書く」

というプロセスで学ぶ必要があるからです。
(少なくとも私たちの脳は、言語野に言語神経ネットワークを構築するうえでは、この手順を踏まないと言語を習得できないことが近年の脳科学・言語学では明確に解明されています。)

なので、このStep2で「英語を英語で理解する力」を身につける学習でも、

  • まずは「聞く+話す」で英語を英語で理解する言語神経ネットワークの基礎を作る→文字言語として「読む+書く」でも応用できるようにする

という手順で身につけていきます。

「基礎的な英語力」を身につける学習の、具体的な3つの実践方法

「基礎的な英語力」を身につける学習の、具体的な3つの実践方法は以下の通りです。

  • 「英語音源聴き流しトレーニング」で24時間英語音源を聴き流し続ける
    (英語のフォルマント周波数を認識できるようにする)
  • 「英会話で英語脳を完成させるトレーニング」で、一日20~30分程度英語で会話を行い、実際に英語を能動的に出し入れするトレーニングを行う
    (脳内の英語の言語神経ネットワークを完成させる)
  • 「英語力をリーディングで発揮するトレーニング」で「DMM英会話 デイリーニュース」の英文記事を毎日3記事以上読む
    (英語の言語神経ネットワークを「読む」という形で応用できるようにする)

もしも、「本試まで時間がない」「就活に向けて今すぐにでもTOEICスコアが必要」という場合は、これらの3つのトレーニングは、すべて同時に進めても構いません。

これらの3つのトレーニングの、より詳しい実践方法に関しては、下記ページにて詳しく解説されておりますので、そちらをご参考になるといいでしょう。

Step3:知識の穴を塞ごう

3つ目のステップは、

  • Step3:ボキャブラリ・文法の知識の穴を塞ぐ

です。

言わずもがな、土台となる「基礎的な英語力」が十分にあっても、

  • ×)そもそも単語・フレーズの意味を知らない

場合、リスニング音声、リーディング問題文を正確に理解することができず、得点へとつなげることは難しいです。(それではせっかくの英語力がもったいないですよね。)

先ほどのStep2の「基礎的な英語力」が木の幹・枝だとすると、この「ボキャブラリ・文法の知識」は、それを彩るのようなものです。
この木の葉に相当する「ボキャブラリ・文法の知識」があってはじめて、本当の意味で「英語力」=「美しい木」が完成します。

とりわけ、近年のTOEICにおけるPart5,6では、品詞・語彙の知識が細かいところまで問われる引っ掛け問題も、かなりの割合で出題される傾向にあります。
なので、「知らない単語があっても文脈で大体理解できる」くらいのハイレベルな英語力を身につけている上級者
でも、時間がある場合は、念のため、

  • 品詞・語彙・文法知識の細かいところ

まで、再確認しておくことがおすすめです。

また、「本試まで時間がない」「就活に向けて今すぐにでもTOEICスコアが必要」という場合は、Step2のトレーニングと同時並行で進めても構いません。

TOEICに必要なボキャブラリには2種類ある

一言で「ボキャブラリ」と言っても、TOEICでスコアを取るために必要なボキャブラリには以下の2種類が存在します。

  1. 音声・文章を理解するために必要な「基礎的なボキャブラリ」(800点の場合8,000語レベル以上が目安)
  2. TOEICに頻出する・問題を解くカギとなることが多い「TOEICならではのボキャブラリ」

これらのボキャブラリを効率よく短期間で身につけるための具体的な実践方法、絶対に押さえておきたい注意点等に関しては、下記のページにて詳しく解説されております。

文法知識は必要に応じて補助的に行う程度でOK

文法知識に関しては、「必ず行わければならない」というわけではなく、

  • Part5,6を解くうえで必要であると感じたら、補助的に行う

という程度でOKです。

逆に、以下のような人は、必ずしも文法知識の学習を行う必要はありません。

  • すでに「英語を英語で理解する」ネイティブ的な感覚でPart5,6の問題が解けてしまう人
  • 文法知識に関してはこれまでにガチガチにやってきたので、改めてやる必要はないという人

もしも、「文法知識を改めて確認したい」「文法知識に自信がない」「Part5,6の細かい引っ掛け問題に引っかかることが多い」という場合は、

の文法参考書を用いて学習するといいでしょう。
(TOEICに必要な文法知識だけを、単元ごとに体系的に学ぶことができます。)

Step4:「TOEIC問題を解く力」を身につけよう

そして、最後の4つ目のステップは、

  • Step4:「TOEIC問題を解く力」を身につける学習を行う

です。

先述した、TOEICでスコアを取る力の、

  • 「基礎的な英語力」:7割
  • 「TOEIC問題を解く力」:3割

のうちの2つ目の、残り3割の力に相当します。

この「TOEIC問題を解く力」を身につけることによって、結果的に、

  • Step2~3で身につけた根幹となる英語力を、TOEICでもキッチリ無駄なく100%出し切ることができる

ようになります。
これではじめて、自分の持っている英語力を「TOEICスコア」という形で数字としてキッチリ反映させることができるようなります。

「TOEIC問題を解く力」がないと、英語力のアウトプットにロスが生じてしまう

逆に、「TOEIC問題を解く力」がまともに備わっていないと、

  • ×)自分がせっかく持っている「基礎的な英語力」をTOEICスコアとして発揮できない

という現象が起きてしまいます。
オムライスに例えると、「オムライス本体(卵とケチャップライス)」は一級品のおいしさにもかかわらず、デミグラスソースが激マズだと、結果的にオムライス全体として「中途半端にまずいオムライス」となってしまうようなものです。(それではせっかくのオムライス本体のクオリティ(=基礎的な英語力)がもったいないですよね。)

ここで、わかりやすい例として、AさんBさんの二人の英語学習者がいた場合を考えます。
また、AさんとBさんは全く同じレベルの「基礎的な英語力」を持っていて、

  • Aさん:「TOEIC問題を解く力」をキッチリ身につけている
  • Bさん:「TOEIC問題を解く力」を身につける学習を何も行っていない

としましょう。
すると、AさんとBさんが同じTOEIC試験を受けた場合、

例)

  • Aさん:自分の英語力をTOEICで100%発揮した結果、TOEIC800点取得
  • Bさん:自分の英語力をTOEICで90%しか発揮できず、TOEIC720点取得

というように、Bさんは自分が持っている「基礎的な英語力」を全部出し切ることができず、結果的にスコアロスが生じてしまいます。

Bさんのようにならないためにも、「TOEIC問題を解く力」も手を抜かずにキッチリ身につけることが重要だというわけです。

「TOEIC問題を解く力」を身につける具体的な実践方法

「TOEIC問題を解く力」を身につける具体的な実践方法は以下の通りです。

  • スタディサプリENGLISHを活用して、「TOEIC問題を効率的に解く手法」を徹底的に身につける
    (加えて、「自分の苦手なパート」の強化や「知識の抜け」を補います)
  • オンラインTOEIC模試e-TESTに2日に1回程度の頻度で取り組み、「TOEIC問題を解く効率的な時間配分」「初見問題を解く力」を身につける
    (このe-TESTの演習で、コンスタントに800点以上を取れるようになったら、本試を受けていいサインです)

このStep4のトレーニングも、「本試まで時間がない」「就活に向けて今すぐにでもTOEICスコアが必要」という場合は、Step2,3のトレーニングと同時並行で進めても構いません。

上記の2つのトレーニングのさらに詳しい実践方法や、絶対に押さえておきたい注意点等に関しては、「TOEIC問題を解く力」を最速で身に付けるたった一つの方法と実践法まとめ【完全版】にてさらに詳しく解説されておりますので、そちらをご参考になるといいでしょう。

また、ここまでの、TOEIC800点を短期間で効率的に取得する方法に関しては、TOEIC800点のレベルと勉強時間をグッと短縮する3つの学習法を解説。にて詳しく解説しておりますので、そちらをご参考になるといいでしょう。

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