今、このページにたどり着いたあなたは、おそらく、
- 「TOEIC600点を達成するためには、何時間勉強するのが目安?」
- 「何か月かかるの?」
- 「なるべく短い期間で達成する方法とかある?」
というような疑問を抱いているのではないでしょうか。
TOEIC600点を達成するために必要な勉強時間は、
- 今現在あなたがTOEICのスコア(実力)がいくつか
によって、数十時間、場合によっては数百時間も変わってきます。
そこで、このページを読むことで、
に加えて、
までがスッキリわかります。
1.TOEIC600点を取るために必要な勉強時間は?
まずは、
- 「TOEIC600点を達成するには、何時間くらい勉強すればいいの?」
という疑問を解決していきましょう。
みなさんご存じ、あの『オックスフォード英語大辞典』で有名なオックスフォード大学出版局による、『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』(Oxford University Press)の資料によると、現状のTOEICスコアから目標スコアにスコアアップをするために必要な勉強時間の目安は、以下のように言われています。
目標スコア |
||||||||
350点 | 450点 | 550点 | 650点 | 750点 | 850点 | 950点 | ||
現 在 の ス コ ア | 250点 | 200時間 | 425時間 | 700時間 | 950時間 | 1150時間 | 1450時間 | 1750時間 |
350点 | - | 225時間 | 450時間 | 700時間 | 950時間 | 1225時間 | 1550時間 | |
450点 | - | - | 225時間 | 450時間 | 700時間 | 975時間 | 1300時間 | |
550点 | - | - | - | 225時間 | 450時間 | 725時間 | 1050時間 | |
650点 | - | - | - | - | 225時間 | 500時間 | 825時間 | |
750点 | - | - | - | - | - | 275時間 | 600時間 | |
850点 | - | - | - | - | - | - | 325時間 |
上記の表を参考にすると、TOEICで600点を達成するために必要な学習時間は、現在のスコア(実力)ごとに、だいたい、
- 現状約300点→600点:700時間
- 現状約400点→600点:450時間
- 現状約500点→600点:225時間
となることがわかります。
具体的にどのくらいの期間がかかる?
ここで、
- 「ん~、でも、700時間、450時間、って言われても、いまいちピンとこないな…」
- 「具体的な期間でいうと、何か月くらいかかるの?」
と思いますよね。
そこで、
- TOEIC300点から600点を目指す場合
- TOEIC400点から600点を目指す場合
- TOEIC500点から600点を目指す場合
ごとそれぞれ、
- 「一日あたり平均何時間」学習に励んだら、TOEIC600点に達成するまでに「何か月かかるか」
を、先ほどの『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』(Oxford University Press)のデータをもとに、ザっと計算して一覧にまとめてみました。
TOEIC300点→600点達成するために必要な期間
まず、TOEIC300点からTOEIC600点を達成するために必要な学習期間の目安は、一日あたりの平均的な学習時間ごとに、だいたい以下のようになります。
一日あたりの学習時間 | 6時間(/d) | 5時間(/d) | 4時間(/d) | 3時間(/d) | 2時間(/d) | 1時間(/d) | |
目標スコア:600点 | 学習にかかる 期間 | 約3.9ヶ月 | 約4.7ヶ月 | 約5.8ヶ月 | 約8.3ヶ月 | 約11.7ヶ月 | 約1年+11.3ヶ月 |
現状スコア:300点 |
上記から、例を挙げると、たとえば、
- 一日2~3時間程度勉強時間を確保できる社会人:約8~11ヶ月
- 一日5~6時間程度ガッツリ勉強時間を確保できる大学生だと:約3~4ヶ月
くらいの期間でTOEIC600点を達成する力を身につけることができる、ということがわかります。
TOEIC400点→600点達成するために必要な期間
続いて、TOEIC400点からTOEIC600点を達成するために必要な学習期間の目安は、一日あたりの平均学習時間ごとに計算すると、だいたい以下のようになります。
一日あたりの学習時間 | 6時間(/d) | 5時間(/d) | 4時間(/d) | 3時間(/d) | 2時間(/d) | 1時間(/d) | |
目標スコア:600点 | 学習にかかる 期間 | 約2.5ヶ月 | 約3ヶ月 | 約3.8ヶ月 | 約5ヶ月 | 約7.5ヶ月 | 約1年+3ヶ月 |
現状スコア:400点 |
こちらも、上記の表のデータから例を挙げると、たとえば、
- 一日2~3時間程度勉強時間を確保できる社会人:約5~7ヶ月
- 一日5~6時間程度ガッツリ勉強時間を確保できる大学生だと:約2~3ヶ月
くらいの期間でTOEIC600点を達成する力を身につけることができる、ということがわかります。
TOEIC500点→600点達成するために必要な期間
そして、TOEIC500点からTOEIC600点を達成するために必要な学習期間の目安は、だいたい以下のようになります。
一日あたりの学習時間 | 6時間(/d) | 5時間(/d) | 4時間(/d) | 3時間(/d) | 2時間(/d) | 1時間(/d) | |
目標スコア:600点 | 学習にかかる 期間 | 約1.3ヶ月 | 約1.5ヶ月 | 約1.9ヶ月 | 約2.5ヶ月 | 約3.8ヶ月 | 約7.5ヶ月 |
現状スコア:500点 |
こちらも、上記のデータより、例を挙げると、たとえば、
- 一日に2~3時間程度勉強時間を確保できる社会人:約2~4ヶ月
- 一日に5~6時間程度ガッツリ勉強時間を確保できる大学生だと:約1~2ヶ月
くらいの期間でTOEIC600点を達成する力を身につけることができる、ということがわかります。
このように、500点→600点の場合だと、これまでと比べて、かなりの短期間で達成できるということがわかります。
今の自分の現状のスコアがわからない場合は?
ここで、もしかすると、
- 「でも、そもそも自分の現状のTOEICスコアがわからないから、どれくらい勉強時間が必要かわかりようがないな…」
という方もいらっしゃるかもしれません。
もしも、仮に、「今の自分のTOEICの実力がまだわからない」という場合は、まずは、e-TESTなどのような手軽に受けられるオンラインTOEIC模試で、今の自分のTOEICスコアレベルをチェックすることからはじめましょう。
2.より短い勉強時間でTOEIC600点を達成するにはどうしたらいい?
ですがここで、先ほどのTOEIC600点を達成するために必要な学習時間を見て、
- 「げっ、そんなに勉強時間が必要なの…」
- 「そんな何ヶ月も、時間をかけてられないよ…」
- 「もっと、短い期間でパパっとTOEIC600点を達成する方法とかないの?」
と思っているかもしれません。
特に、先ほどの表のデータを見てみると、特に一日あたりに確保できる勉強時間が短い社会人などにとっては、「これじゃ時間がかかりすぎる」と感じるかもしれません。
ですが、ご安心ください。
実際は、上記の表の勉強時間・学習期間をさらに短縮し、より短い期間でスコアを伸ばすコツが存在します。
そのコツとは、具体的には以下の3つです。
- スキマ時間などを活用して、一日あたりの学習時間を少しでも増やす
- 休日の時間をフル活用する
- より短期間で点数が伸びる学習方法を実践する
コツ①:スキマ時間などを活用して、一日あたりの学習時間を少しでも増やす
TOEIC600点を達成するまでの勉強時間を短縮する一つ目のコツは、
- スキマ時間などを活用して、一日あたりの学習時間を少しでも増やす
ことです。
たとえば、普段、平日に一日あたり1~2時間英語の学習に励んでいる会社員の場合、
- 電車通勤・バス通勤しているとき
- 仕事の昼休憩の合間
などに、
- スマホ学習アプリでの単語の学習
- リスニング音源の聞き流し
などをちょこっと行うようにするだけでも、合算で一日あたり+30~40分も学習時間を増やすことができます。
また、主婦の方の場合は、
- 家事の合間の空き時間
学生の方は、
- 通学時間
- 講義と講義の間の空きコマの時間
などのスキマ時間を有効活用することで、同様にして学習時間を増やすことができます。
仮に、上記のようにスキマ時間を活用して、
- 一日あたり+30分
だけ学習時間を増やすことができただけでも、
- 一か月で+15時間
もの学習時間を稼ぐことができます。
そうすることで、当然ながら、スキマ時間の学習を行わない場合よりも、はるかに短い期間でTOEIC600点に手が届くようになります。
まさに「塵も積もれば山となる」です。
コツ②:休日の時間を有効に活用する
二つ目のコツは、
- 休日の時間を有効に活用する
ことです。
社会人の場合、人によっては、
- 「平日だとなかなか時間が取れない…」
- 「ほぼ毎日残業で平日は1時間程度しかTOEICの学習に時間を割けない…」
- 「飲み会などの人付き合いで忙しい…」
という場合もあるでしょう。
もちろん、TOEICに限らず、英語の学習は、なるべく毎日コツコツ継続的に行った方が効果が出やすいです。
しかし、上記のように、どうしても平日に勉強時間を確保するのが難しいという事情がある場合は、
- 土曜日・日曜日などの休日にたっぷり勉強時間を稼ぐ
ことで、平日の勉強時間不足を補うようにするのがベストな学習の進め方です。
たとえば、
- 「普段、休日は昼まで寝てるんだよな…」
という方も、習慣を見直して、少し早起きするようにするだけでも、2~3時間くらいはTOEIC(英語)の勉強時間を稼ぐことができるはずです。
また、普段から平日もキッチリ勉強しているという方でも、まとまった時間が長時間確保しやすい休日は、たとえば、
- TOEIC模試
- TOEIC公式問題集
などのような、「まとまった時間がないと取り組めない学習」を行うチャンスでもあります。
コツ③:より短期間で点数が伸びる学習方法で実践する
そして、三つ目のコツは、
- 短期間でスコアを伸ばしやすい、効率的かつ効果的な学習方法を実践する
ということです。
先ほどの、1.TOEIC600点を取るために必要な勉強時間は?にある、『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』(Oxford University Press)のデータは、あくまでも、具体的な学習方法ごとの違いは無視した標準的にかかる勉強時間の目安でしかありません。
ですが、実際のところは、
- どんな方法でTOEIC・英語の学習を行ったのか
によって、成果が出るまでにかかる学習時間は、かなりピンキリで変わってきます。
たとえば、
- 「これまで、1年かけて一生懸命TOEICの勉強してきたけど、+50点伸しか伸びなかった…」
というような人が、
- 「勉強法を変えただけで3ヶ月で+150点も伸びた!」
ということもザラです。
すなわち、
- より短い期間・短い勉強時間でTOEIC600点を達成する
ためには、
- いかに、短期間で効率よくスコアを伸ばせる学習法を実践するか
が、おそらく今あなたが思っている以上に重要になってくる。ということです。
なので、最初に、「どんな学習法でTOEICの勉強を進めるのか」を決める際は、
- ×)テキトーにその辺の本屋で見つけた参考書を使う
- ×)たまたま学生時代に使ってた参考書や教材を使う
- ×)たまたまAmazonで見つけた表紙のカッコイイ参考書で学習をする
というやり方だと、非効率な学習法にハマって抜け出せなくなるリスクがあります。
なので、自分がこれからどんな英語・TOEICの学習方法でTOEIC600点を目指すのか決める際は、「どの学習方法が効率よくスコアを伸ばせるか」を、慎重に、よーく吟味しながら決めるようにしましょう。
3.より短期間でTOEIC600点を達成するには、どう勉強したらいい?
ここで、
- 「でも、どの学習法が、短期間で効率よくスコアを伸ばせる方法なのか、正直わからない…」
- 「今自分が、やろうとしている勉強法が、果たして短期間で効果が出る方法なのか不安…」
- 「めんどくさいから、ここで、効率よく短時間で成果がでる学習方法の選び方をズバッと教えてほしい…」
と思うかもしれません。
そこで、短期間でTOEIC600点を達成するための、学習方法の選び方・学習の進め方のコツは、以下の4つです。
- 日本語訳に頼らずに「英語を英語のまま直で理解する力」を身につける
- 「聞く+話す」→「読む+書く」の順番で身につける
- 小手先の「TOEIC対策」よりも、「根本的な英語力」をしっかり身につけることを重視する
- TOEICに頻出する"TOEIC定番ボキャブラリ"を身につける
実際に、上記の4つのポイントを踏まえて学習を進めた結果、先ほどの『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』のデータでは、
- 約500時間(一日2時間の学習で約8か月)
かかるところを、
- わずか3ヶ月
で、TOEICスコアが645点→851点に約+200点もUPしたという実例もあります。
※(オンラインTOEIC模試e-TESTにて)
ここで、もし、
- 「でも、この4つのポイントを押さえた学習って、具体的にはどうやって実践したらいいの?」
- 「初心者でも実践できるようにわかりやすく教えて」
という場合は、これだけやっておけば大丈夫。TOEIC600点を最速で突破するための3つの学習法にて、上記の効率よくTOEICスコアを伸ばす4つのコツを踏まえた学習方法の具体的な進め方・使用する教材を詳しく解説されていますので、そちらを参考にするといいでしょう。