このページにたどり着いたあなたはおそらく、
- 「TOEIC800点はどのくらいの正解率で取れるの?」
- 「どのくらいの問題数を正解すればいいの?」
- 「何問まで間違えられるの?」
このような疑問を抱いているのではないでしょうか。
あなたもご存じのように、TOEICのスコアは990点満点です。
ですが、TOEICの採点(配点)の仕組み上、残念ながら、
- ×)「大体1000点満点だから、80%の問題を正解すれば、800点を確実に取れる」
というような単純計算をできるわけではありません。
(その理由については2.TOEIC800点の正答率・正答数を予測する2つの方法にて後ほど詳しく解説しています。)
ですが、
- 一問あたりのおおよその素点から算出する方法
- TOEIC公式のスコアレンジ換算表から厳密に算出する方法
の2つの方法を用いることで、
- TOEIC800点を取得するために必要なおおよその正答率
を推測することは可能です。
そこで、このページを読むことで、
まで、スッキリ・ハッキリとわかります。
1.TOEICで800点を達成するには、78.5~87.5%の正答率が目安
まず、はじめに、
- 「どのくらいの正答率でTOEUIC800点を取れるの?」
- 「何問正解すればいい?」
- 「何問まで間違えられる?」
という疑問にお答えしましょう。
結論から言うと、
- TOEIC800点を取得するためには、だいたい78.5~87.5%の正答率が目安
となります。
すなわち、だいたい全問題の7.5割~9割程度の問題を正解する必要があるということです。
また、この正答率78.5~87.5%を、具体的な正答数(および、間違えられる問題数)に換算すると以下のようになります。
- 正答率:78.5~87.5%
- 正答数:157~175問/全200問
- 間違えられる問題数:25~43問まで
ただし、正確な正答率は誰も予想できない
ただ、ここで、一つだけ注意しておきたいことがあります。
それは、上述の「正答率:78.5~87.5%」はあくまでも一つの目安であり、
- TOEICの採点の仕組み上、これから開催されるTOEIC本試の正確な正答率は、誰にも予想できない
ということです。
それは、なぜかというと、
- TOEICのスコア採点システム上、特定のスコアを取るために必要な正答率は試験回ごとに毎回変わる
- TOEIC本試の配点は受験結果を基に統計処理を行い決定されるため、正確な正答率(正答数)を試験開催前に予め100%予測することは仕組み的に不可能
であるからです。
(その詳しい理由に関しては、2.TOEIC800点の正答率・正答数を予測する2つの方法にて後述しています。)
先述の、正答率の目安が、
- 「ズバリ、ピッタリ〇〇%です!」
とはならずに、
- 「正答率:78.5~87.5%」
というように、ある程度の幅があるのも、これらの理由が影響しています。
すなわち、これからあなたが受験しようとしているTOEIC公開テストやIPテストの本試の正答率が必ずしも、上記の正答率目安の範囲内に収まるとは限らない。ということでもあります。(かなり高確率でこの正解率の範囲に収まるとは思いますが。)
2.TOEIC800点の正答率・正答数を予測する2つの方法
ここで、
- 「じゃあ、正答率を予測できないなかで、このTOEIC800点の正答率目安って、一体どうやって算出したの?」
- 「本当にこの正答率で合ってる?信用していい?」
- 「公式問題集やオンライン模試を自己採点したいときは、どう計算したらいい?」
と思うかもしれません。
たしかに、厳密にいえば、特定のTOEICスコアを取得するための正答率を100%正確に予測することは理論上不可能です。
ですが、TOEIC800点の"だいたいの正答率"を予測することは可能です<。
その方法は、大きく以下の2つの方法があります。
- 一問あたりのおおよその素点から算出する方法
- TOEIC公式のスコアレンジ換算表から厳密に算出する方法
①一問あたりの素点から算出する方法
まず、TOEIC800点の正答率の目安を算出する、一つ目の方法は、
- ①:一問あたりのおおよその素点から算出する
という方法です。
具体的には、以下の3つのプロセスから算出します。
- TOEICの満点数990点と全問題数から、一問あたりのおおよその素点を算出する
- 一問あたりのおおよその素点から800点を達成するために必要な正答数を算出する
- 算出した正答数から正答率を算出する
実際に、上記の手順で、TOEIC800点の正答率を算出すると、以下のようになります。
- 990点÷200問=4.95点(一問あたりの素点)
- 800点÷4.95点=161.6問≒162問(800点を達成するために必要な正答数)
- 162問÷200問=81%
上記の計算から、TOEIC800点を達成するために必要な正答率・正答数(間違えられる問題数)は、以下のようになります。
- 正答率:約81%
- 正答数:約162問
- 間違えられる問題数:約38問まで
②TOEIC公式のスコアレンジ換算表から厳密に算出する方法
そして、TOEIC800点の正答率の目安を算出する、二つ目の方法は、
- ②:TOEIC公式のスコアレンジ換算表から、より厳密に算出する方法
です。
先ほどの、①一問あたりのおおよその素点から算出する方法では、
- 単純に満点の990点を問題数200問で割って、一問4.95点
という計算を行いましたが、実際のTOEIC本試のスコアの採点は、そのような単純な方法で行われているわけではありません。
では、どのように行われているかと言うと、
- Equating(スコアの同一化)
という特殊な統計処理を用いた採点がなされています。
テスト結果は合格・不合格ではなく、リスニング5~495点、リーディング5~495点、トータル10~990点のスコアで5点刻みで表示されます。 このスコアは正答数そのままの素点(Raw Score)ではなく、スコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理によって算出された換算点(Scaled Score)です。
そして、このEquating(スコアの同一化)を基にした採点方法では、
- 各問題の配点が均一になるとは限らない
- 各問題の配点は、試験が実施される前には定められていない
- 試験回ごとに特定のスコアを達成するために必要な正答率は変わり得る
- 素点の加点方式と場合と異なり、スコアの最低点~最高点は5点~990点となる
というような特徴が現れます。
単純な素点加算方式ではなく、わざわざ統計処理されるのはなぜ?
- 「でも、なんでわざわざそんな特殊な統計処理を行うの?」
- 「素点を加算して採点した方が、採点する側も、受験者にとっても単純明快じゃない?」
と思うかもしれません。
ですが、わざわざTOEIC公式が、このような統計処理による採点方法を採用しているのには理由があります。
そのなかでも最も大きな理由は、
- 試験回ごとの難易度の差によるスコア差の不公平をなくすため
です。
たとえば、同じ英語力を持っているAさんとBさんがそれぞれ、異なる試験回のTOEIC本試を受験したとしましょう。
その際、
- Aさん:受験した試験回がたまたま簡単な問題だった
- Bさん:受験した試験回がたまたま難しい問題だった
だったとします。
ここで、もしも、単純な素点の加点方式の採点方法だった場合、極端な例として、
- Aさん:800点
- Bさん:700点
というように、
- 2人が潜在的に同じ英語力を持っていたとしても、たまたま難しい試験回に当たったBさんの方がスコアが低くなる
という現象が起こってしまいます。
たしかに、TOEICを趣味程度で受ける場合には、「Bさんは運が悪かったね」で済まされるかもしれません。
しかし、実際問題として、TOEICスコアは、社会においても、
- 就職・転職
- 社内の昇任試験
- 大学・専門学校の受験
などのように、様々な企業や学校機関の活動においても重要な役割を果たします。場合よっては、個人の人生に大きな影響さえも与えます。
たしかに、Bさんが趣味としてTOEICを受験していたのなら大きな問題にはならないかもしれません。ですが、もしもBさんがこれから就職・転職へ向けてTOEICを受験していたとしたら、とんでもなく大きな損失となってしまいます。(場合によっては、Bさんの今後の人生が大きく変わってしまう可能性もあります。)
ましてや、もし仮に、AさんとBさんが共に就職活動・転職活動を行おうとしていた場合に、本来同じ英語力のAさんが採用された企業に、TOEICスコアの影響でBさんが採用されないというパターンもあり得ます。
(Aさんの立場を考えると逆に「ラッキー」かもしれませんが、少なくとも不公平です。)
また、
- TOEICスコアで就職・転職応募者の英語力をなるべく正確に把握したい企業
- TOEICスコアで受験生の英語力をなるべく正確に把握したい学校機関
の立場からしても、もし仮に、TOEICに上記のような「試験回ごとの難易度差によるスコアのムラ」が存在するとなると、
- 「TOEICスコアが正確な英語力を表していないなら、TOEICを採用の指標にするのはやめよう…」
- 「TOEICで受験生の英語力を測るのはやめよう…」
と判断せざるを得ません。
もしも、こうなってしまうと、
- TOEIC自体の信用
が下がりかねません。それではTOEIC主催側的にもマズいわけです。
このような理由で、先述のような、
- Equating(スコアの同一化)の統計処理を用いた採点を行い、なるべく試験回ごと、問題ごとの難易度の差によるスコアのムラがなくなるように工夫がなされている
というわけです。
試験回ごとに必要な正答率は毎回変わる
そして、上記のように、試験回ごとの問題の難易度の差によるスコアのムラを極力排除すべく、統計処理を行われると、結果的に、
- 特定のスコアを取るために必要な正答率は、試験回ごとに変わる
という現象が起こります。
たとえば、同じTOEICスコア800点を取ろうとしたときでも、全体的に易しい問題の試験回よりも、難しい問題の試験回の方がより少ない正答率で達成できる、という現象が起こり得ます。(少なくとも理論上は。)
また、それぞれ一問一問の問題の配点においても、
- 正答率の高い問題は低得点
- 正答率の低い問題は高得点
- ほぼ全ての受験者が正答できていない問題は間違えても減点されない
- あとから問題として適正でないと判断された問題は減点対象にならない
などといった現象も起こり得ます。
ただし、正確な正答率は誰も予想できないでも先述したように、
- 「TOEIC800点を取るために必要な正答率はズバリ〇〇%です!」
と簡単に言い切ることはできないのは、このような理由があるからです。
でも「スコアレンジ換算表」を用いるとスコアと正答数を推測することが可能
- 「じゃあ、結局のところ、TOEIC800点を取るための正答数を正確に予想することはできないの?」
先述のように、実際のTOEIC本試の配点、正答率とスコアの関係は、全受験者の結果を基にした統計処理により定まります。したがって、未来を見ることができる超能力者やタイムトラベラーでもない限り、正確な正答率を100%予測することはどんなに頑張っても不可能です。
また、Equating(スコアの同一化)の統計処理の具体的な手法等も公表されていないため、近似的な予測を立てるのも簡単な話ではありません。
ですが、TOEIC公式問題集などに付属している、
- スコアレンジ換算表
を用いることで、スコアと正答率の大体の目安を推測・把握することが可能です。
リスニングセクション | |
正答数 | 換算スコア目安 |
96-100 | 475-495 |
86-90 | 405-470 |
81-85 | 370-450 |
76-80 | 345-450 |
71-75 | 320-390 |
66-70 | 290-360 |
61-65 | 265-335 |
56-60 | 240-310 |
51-55 | 215-280 |
リーディングセクション | |
正答数 | 換算スコア目安 |
96-100 | 460-495 |
86-90 | 425-490 |
81-85 | 400-465 |
76-80 | 340-415 |
71-75 | 310-390 |
66-70 | 285-370 |
61-65 | 255-340 |
56-60 | 230-310 |
51-55 | 200-275 |
実際に、「スコアレンジ換算表」からTOEIC800点の正答率を算出するとこうなる
実際に、上記のスコアレンジ換算表から、TOEIC800点の正答数と正答率の目安はだいたい以下のようになることがわかります。
正答数 | 間違えられる問題数 | 正答率 | |
---|---|---|---|
リスニング セクション | 81~90問(/100問) | 10~19問 | 81%~90% |
リーディング セクション | 76~85問(/100問) | 15~24問 | 76%~85% |
トータル | 157~175問(/100問) | 25~43問 | 78.5%~87.5% |
大雑把に言えば、だいたい8割~9割の正解率と考えておくのが妥当
ここまでの2つの方法から算出された、
- 素点から推測した正答率:81%
- スコアレンジ換算表から推測した正答率:78.5~87.5%
という結果から、
- TOEIC800点を達成するために必要な正答率は「だいたい8割~9割」
と考えて問題ないでしょう。
したがって、これからTOEIC800点を目指して勉強を始める人や、すでに現在進行形でTOEIC800点を目指して学習に励んでいる人は、
- 「全体の問題の8.5割程度の問題を正解する」
ことを目標にすることが望ましいです。
2.TOEIC800点を取るために必要な各パートごとの正答数は?
ここで、
- 「全体の正答数の目安は大体わかったけど、できれば各パートごとの具体的な正答数も知りたい!」
と思っているそこのあなたのために、さらに、
- TOEIC800点を達成するために必要な、各パートごとの標準的な正答数の目安
も掲載しておきます。
正答数目安 | 全問題数 | ||
---|---|---|---|
リスニング セクション | Part1 | 5 | 6 |
Part2 | 20~23 | 25 | |
Part3 | 32~35 | 39 | |
Part4 | 24~27 | 30 | |
Subtotal | 81~90 | 100 |
|
リーディング セクション | Part5 | 23~25 | 30 |
Part6 | 12~14 | 16 | |
Part7 | 41~46 | 54 | |
Subtotal | 76~85 | 100 | |
Total | 157~175 | 200 |
各パートごとの難易度を加味した、最適な正答数モデルケースはこれ
上記の「各パートごとの標準的な正答数の目安」では、各パートごとに均等に正答率を分配した場合の正答数の例を示しました。
確かに、上記のように、「全パートで均等に8割程度の正答率を狙う」のもアリです。
ですが、
- 比較的難易度が低いPart1,2,5,6で高い正答率を狙い、難易度が高いPart3,4,7での正答率の低下をリスクヘッジする
という戦略で解いていくことで、より効率よく短期間で全体8割の正答数を狙うことができます。
そこで、実際に、上述のように「Part1,2,5,6で高い正答率の狙い、Part3,4,7は無理しない」という戦略でトータル8割の正答率を狙った場合の、各パートごとの具体的な正答率(正答数)の例(モデルケース)を下記に示しておきます。
正答数 | 全問題数 | 正答率 | ||
---|---|---|---|---|
リスニングセクション | Part1 | 5 | 6 | 83% |
Part2 | 22 | 25 | 88% | |
Part3 | 31 | 39 | 79% | |
Part4 | 24 | 30 | 80% | |
Subtotal | 82 | 100 | - | |
リーディングセクション | Part5 | 27 | 30 | 90% |
Part6 | 15 | 16 | 94% | |
Part7 | 43 | 54 | 80% | |
Subtotal | 85 | 100 | - | |
Total | 167 | 200 | - |
実際に「TOEIC800点を目指している」という方は、上記の表のパートごとの正答率を、ぜひ参考にしてみるといいでしょう。
また、上記のような、
- 各パートごとの難易度
だけでなく、さらに、
- 自分の得意なパート、不得意なパート、も考慮した自分が最も効率よく正答率8割前後を狙えるパートごとの正答数目標
をじっくり考えておくことで、さらに効率よくトータル目標点数を狙うことができます。
(正答数目標を立てる前に、オンラインTOEIC模試e-TESTなどで、自分の得意なセクション・パートを予めチェックしておくといいでしょう。)
3.TOEIC800点の正答率を確実に達成するための3つの戦略
ここまでで、
- TOEICで800点を取るためにはどのくらいの正答率を出せばいいか
- 各パートごとにどのくらいの問題で正解すればいいか
についてはよくわかったかと思います。
ですが、ここで、
- 「でも、そもそもTOEICで800点を達成するために必要な正答数を正解するためには、実際にどう問題を解いたらいいの?」
- 「TOEICの問題を効率よく解く、具体的なコツ・戦略とかある?」
と思っているのではないでしょうか。
そこで、ここからは、
- TOEIC800点を取るために必要な正答率を、確実に達成するための戦略・コツ
について解説していきます。
その具体的な戦略・コツは、以下の3つです。
- 比較的点数の取りやすいリスニングセクションをキッチリ押さえる
- Part5,6の取りこぼしを無くす
- Part7は必ず最後まで解ききる
①点数の取りやすいリスニングセクションをキッチリ押さえる
まず、一つ目の戦略は、
- 比較的点数の取りやすいリスニングセクションをキッチリ押さえる
ことです。
TOEICのリスニングセクションの難易度は、
- リーディングセクションと比べて、比較的易しい
です。
それゆえ、
- リスニングセクションの方が、リーディングよりも、少ない学習期間・少ない労力で点数を取りやすい
- Equatingの統計処理の仕組み上、リスニングセクションで落とすと大きな失点となる可能性が高い
という2つの特徴が存在します。
実際に、TOEIC公開テストの2018年~2020年の過去5年間の平均スコアデータを見てみると、下記の表のように、5年間ともリーディングセクションの平均スコアよりもリスニングセクションの平均スコアが約1.2倍近く高いということがわかります。
開催年度 | リスニングセクション | リーディングセクション | スコア比率(L/R) |
---|---|---|---|
2018 | 321 | 259 | 1.24倍 |
2019 | 323 | 265 | 1.22倍 |
2020 | 337 | 282 | 1.20倍 |
2021 | 331 | 279 | 1.19倍 |
2022 | 331 | 277 | 1.19倍 |
平均 | 328.6 | 272.4 | 1.21倍 |
(出典:「TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版」「TOEIC Program DAA2021(和文)2021年7月版」のデータを基に作成)
それゆえ、もしも、TOEICで800点、すなわち、トータルで8割+αの正答率を目指すならば、目標としては、
- リスニングセクションでは、9割以上の正答率を押さえておく
のが効率的な戦略です。
これにより、
- 万一、比較的難易度の高いPart7などで、しくじった場合でもカバーできる
だけでなく、
- リスニングセクションの学習でしっかりと「聞く+話す」から根本的な英語力をしっかり鍛えておく
ことにより、
- 「英語を英語で理解する英語力」が身につき、リーディング速度・リーディング精度もおまけに向上する
というメリットもあります。まさに一石二鳥です。
(リスニングセクションの具体的な学習方法については4.TOEIC800点の正答率を最短期間で達成するための4つの学習法にて後述しています。)
②Part5,6の取りこぼしを無くす
そして、二つ目の戦略は、
- Part5,6の取りこぼしを無くす
ことです。
あなたもご存じのように、TOEIC(L&R)のPart5,6は、
- 文法・品詞の知識
- ボキャブラリ(語彙力)
が主に問われる、
- Part5:短文穴埋め問題
- Part6:長文穴埋め問題
セクションです。
そして、この、Part5,6のセクションは、TOEIC全体のパートの中でも、
- 初心者でも知識さえあれば点数が取りやすい
- 英語力が無くても短期間の学習でスコアアップしやすい
という、比較的誰もが点数を取りやすい・短期間でスコアアップを狙いやすいセクションです。
ですが、このPart5,6は、今このページを読んでいるようなTOEIC800点以上を狙う上級者レベルの受験者にとっては、
- 点数UPを狙うセクション
- 「いかに点数を取るか」というセクション
というよりは、逆に、
- 絶対に落としてはいけないセクション
- 「いかに間違わないか」というセクション
というセクションです。
(逆に、800点以上を狙ううえで、Part5,6がボロボロだと非常に厳しいです。)
また、先ほどのリスニングとセクション同様に、「みんなが正解しやすい」ということは、
- 統計処理の仕組み上、Part5,6でミスをしてしまうと失点ダメージが大きくなる可能性が高い
ということでもあるので、800点以上の高得点を目標とする場合は、余計、落とすとダメージが大きいです。
したがって、TOEICで800点を目標とする、トータルで8割+αの正答率を目指すならば、このPart5,Part6は、
- ほぼ全問正解を狙う
- 最低でも9割以上正解する
のが理想です。
なので、特に、
- 「英語力そのものには自信があるけど、細かい知識系は苦手」
という方は、文法・ボキャブラリ等の知識系の学習もめげずに再度復習しておくといいでしょう。
(そこまでハードにやらなくても簡単に点数が取れるようになりますので。)
③Part7は必ず最後まで解ききる
最後に、TOEIC800点に必要な正答率を確実に達成する、三つ目のコツ・戦略は、
- Part7は必ず最後まで解ききる
ことです。
より厳密にいえば、
- 「必ず最後まで解ききる」
というよりは、
- 最低でもPart7を最後まで解ききれるレベルのリーディング力は身につける(必要がある)
ということです。
すでにご存知かもしれませんが、TOEIC(L&R)の最終セクションである、Part7(長文読解問題)は、
- 他のパートと比べて難易度が比較的高い
- 分量が多い
- 最後のパートに位置する
という特徴があります。
それゆえ、
- 正解にたどり着けない
- 時間的に最後まで解ききれない
という受験者も多く、全パートのなかでも、
- 最も差がつきやすいパート
でもあります。
そして、TOEIC800点越えを狙う上で必要とされる、具体的な正答率の目安としては、
- 最低でも75%~80%の正答率
は欲しいところです。
目標設定的には、「75%~80%は確実に正解する」ことを目標にするのがちょうどいいところです。
(先述のように、比較的難易度が易しいリスニングセクション,Part5~Part6でスコアを確保しておけば、Part7はこのくらいの正答率でも大丈夫です。)
そして、このPart7で「75%~80%の正答率」を叩き出すには、
- 最低でも「最後まで時間切れにならずに解ききれる」レベルのリーディング力
は必要です。
しかし、ここで注意しておきたいのは、
- Part7を「最後まで時間切れにならずに解ききれる」レベルのリーディング力
を身につけるには、英語学習初級者~中級者によくあるような、
- ×)文法構造をいちいち考えながら英文を理解する「なんちゃって文法英語」
- ×)頭の中で英文を日本語訳しながら読む「なんちゃって日本語英語」
ような、「なんちゃって英語」では、速度的にも精度的にも、まったく歯が立たないということです。
最低でも、
- "英語を英語のまま直で理解できる"本物の英語力(英語を英語のまま読める本物のリーディング力)
を身につける必要があります。
ちなみに、
- 「でも、どうやったら"英語を英語のまま理解する本物の英語力"を身につけられるの?」
- 「具体的にどんな学習を行えばいいの?」
ということに関しては、4.TOEIC800点の正答率を最短期間で達成するための4つの学習法にて後述しています。
4.TOEIC800点の正答率を最短期間で達成するための4つの学習法
ここまでで、
- TOEICで800点を達成するために必要な正答率
- TOEICで800点を達成するための戦略とコツ
については十分お分かりになったかと思います。
ですが、ここで、
- 「でも、これからTOEIC800点を目指すには、具体的にどうやって学習を進めればいいの?」
- 「無駄な時間をかけないで、短期間でスコアを伸ばすことができる学習方法とかある?」
というような疑問を抱いているのではないでしょうか。
そこで、ここからは、特別に、
- TOEICで800点に必要な正答率を最短期間で達成するための具体的な学習方法
についても解説していきたいと思います。
TOEIC800点を無駄な時間をかけずに最短期間で達成するには、以下の4つのステップで学習を進めるのが最も効率的です。
- Step1:「聞く+話す」の学習で「英語を英語のまま理解する力」の基礎を身につける
- Step2:多読でリーディング力を鍛える
- Step3:語彙・文法などの知識の穴を塞ぐ
- Step4:実際のTOEIC問題でも英語力を100%発揮できる力を身につける
Step1:「聞く+話す」の学習で「英語を英語のまま理解する力」の基礎を身につける
TOEICで800点に必要な正答率を最短期間で達成するための具体的な学習方法の1つ目のステップは、
- Step1:「聞く+話す」の学習で「英語を英語のまま理解する力」の基礎を身につける
ことです。
3.TOEIC800点の正答率を確実に達成するための3つの戦略でも先述したように、TOEICで8割以上の正答率を目指すためには、
- 文法知識や日本語訳に頼らずに、"英語を英語のまま直で理解できる"本物の英語力
を身につける必要があります。
まずは、"英語を英語で理解する"ための4技能の核を身につけよう
そして、この、
- "英語を英語のまま直で理解できる"本物の英語力
を身につけるためには、まず、
- 4技能の核となる、"英語を英語のまま直で理解する力"の土台(=根本的な英語力)
を身につける必要があります。
もう少し専門的に言うと、英語を英語のまま理解し、運用するための「英語の言語神経ネットワーク」をあなたの脳内に形成する必要があるということです。
英語を学習するうえで、多くの人がよく陥りがちな過ちは、
- ×)「リスニング」「スピーキング」「ライティング」「リーディング」を別々のものとして捉えて、バラバラに学習する
というパターンです。
ですが、実際、私たちの脳内では、「リスニング」も、「スピーキング」も、「ライティング」も、「リーディング」も、全て同じ「英語という一つの言語の運用能力」として脳内の言語野に備わっていくことが、近年の脳科学や言語学では常識となっています。
すなわち、あなたの脳にとっては、これらの4技能は、すべて一つの「英語という言語」として捉えられ、「リスニング」や「スピーキング」「リーディング」などの4技能は、あくまでも、「英語の表現の仕方」の違いに過ぎない、ということです。
これは、裏を返せば、
- 最初に、4技能の核となる"英語を英語のまま直で理解する力"の土台
さえしっかりと身につけておけば、リスニングだろうが、リーディングだろうが、スピーキングだろうが、多少の"慣らし"をするだけで、4技能全部が一気にできるようになる、ということです。
"英語を英語のまま直で理解する力"の土台は、「聞く+話す」からでしか身につけられない
そして、もう一つ重要なことは、この、"英語を英語のまま直で理解する力"の土台は、
- 人間の脳の言語学習の仕組み上、「聞く+話す」からでしか身につけることができない
ということです。
よく、私たち日本人が、中学校や高校の英語の授業で行ったような、
- ×)文法や日本語訳から英語を理解しようとする「なんちゃって英語」
などの間違った英語の学習方法では、「読む(リーディング)」「書く(ライティング)」から行い、あとから「聞く(リスニング)」「話す(スピーキング)」という手順で学ぶ場合がほとんどです。
ですが、日本語訳に頼らずに、かつ、いちいち文法構造意識せずに、英語を英語で理解する本当の英語力を身につけるうえでは、
- ×)「読む」「書く」などの文字言語から学習しようとすると、ほぼ確実に失敗
してしまいます。
実際に、これまで、多くの英語学習者や英語教育関係者が、「英語を英語で理解できる」のが理想的だ、と、頭の中で分かっていても、実際に「英語を英語で理解する力」を身につけられない、あるいは、身につけるための明確な学習方法が確立されてこなかったのは、この「英語は読む、書くから学ぶものだ」という固定観念から抜け出せなかったことが大きな原因の一つであると考えられます。
ですが、近年の脳科学、言語学的において、人間がネイティブスピーカーと同じように特定の言語を身につける、すなわち、「英語を英語のまま理解する力」(本物の英語の言語運用能力)を身につけるためには、
- 赤ちゃんが生まれてから母国語を学ぶのと同じように、「聞く」→「話す」→「読む」「書く」という順番でしか身につけることができない
ということがすでに明らかとなっています。
逆を言えば、
- "英語を英語のまま直で理解する力"は、「聞く」「話す」の音声言語から学びさえすれば、誰でもスムーズに身につけることが可能
だということです。
「英語を英語のまま理解する力」の基礎を身につけるための具体的な実践方法
- 「でも、この"英語を英語のまま直で理解する力"を身につけるためには、具体的にどんな学習を行えばいいの?」
「聞く」「話す」から"英語を英語のまま直で理解する力"を身につける具体的な学習の実践方法は以下の2つです。
- 「24h英語音源聴き流しトレーニング」で、他のことをしている間やスキマ時間に24時間英語音源を聴き流し続ける
(脳が"英語のフォルマント周波数"を認識できるようになります) - 「英会話で英語脳を完成させるトレーニング」で、一日20~30分程度英語で会話を行い、実際に英語を能動的に操る
(英語を英語で理解するための英語の言語神経ネットワークが完成します)
この2つのトレーニングさえ実践すれば、上述の、
- 4技能の核となる"英語を英語のまま直で理解する力"の土台
を最短期間で身につけることができます。
早い人だと、1~2週間程度で効果を実感し始めるはずです。
ちなみに、TOEICのリスニングセクションに関しては、この2つのトレーニングと、多少の問題慣れだけでカバーできてしまいます。
上記の2つのトレーニング法の、さらに具体的な実践方法や、絶対に押さえておきたい注意点等に関しては、下記ページで詳しく解説されています。
Step2:多読でリーディング力を鍛える
TOEICで800点に必要な正答率を最短期間で達成するための具体的な学習方法の2つ目のステップは、
- Step2:多読でリーディング力を鍛える
ことです。
このステップを経ることにより、結果的に、
- 英文を英語のまま、文法をいちいち意識せずに先頭から順にスラスラと読める
状態になることができます。
なぜかというと、これを行うことで、先ほどのStep1で身につけた、
- 4技能の核となる、”英語を英語のまま直で理解する力”(根本的な英語力)
を、4技能のうちの「リーディング」という形でも自由自在に出し入れできることができるようになるからです。
このステップはちょうど、赤ちゃんが生まれてから母国語を学ぶ際の、
- 「聞く」「見る」「感じる」→「話す」→「読む」→「書く」
過程でいうところの、2番目の「読む」の段階に相当します。
多読でリーディング力を鍛える、具体的な実践方法
このStep2の具体的な実践方法は、以下の通りです。
- 「英語力をリーディングで発揮するトレーニング」で、「DMM英会話 デイリーニュース」の英文記事を毎日3記事以上読む
(Step1で身につけた、"核となる根本的な英語力"をリーディングという形で自在に出し入れできるようになります)
もちろん、時間に余裕がある場合は、3記事以上読んでも構いません。(当然、たくさん読めば読むほど上達は早いです。)
また、加えて洋書や英字新聞をプラスアルファで読むのも効果的です。
Step2を実践するうえで絶対に押さえておきたい1つの注意点
ただし、この「多読でリーディング力を鍛える」トレーニングを行う上で、絶対に押さえておくべき注意点が一つだけあります。
それは、
- 必ず、英文を英文のまま理解するように意識しながら読む
ということです。
このStep2の目的は、Step1のトレーニングで身につけた「英語を英語のまま直で理解する力」をリーディングでも発揮できるようにすることです。
ですが、特に、
- ×)過去の英語学習の影響で、英文の文法構造を分解しながら読む癖がついてしまっている
- ×)英文を、頭の中で日本語訳を経由して理解する癖がついてしまっている
という場合、いざ、この多読トレーニングに取り組もうとしても、これらの"悪い癖"が出てきてしまい、なかなか「英文を英語のまま読む」感覚が掴めない、という落とし穴にハマってしまうことも少なくありません。(このような場合、頭の中で「文法・日本語訳で読む方式」VS「英文を英語のまま読む方式」という感じで葛藤が起こる感覚に陥るはずです。)
これは、「英語は昔からニガテで、これまで、全然英語を勉強したことがありませーん」という人よりも、むしろ、「学生時代、受験英語で真面目にゴリゴリに英文法をやってきました」という人の方が陥りやすい落とし穴です。
ではどうしたらいいか。それは簡単です。
この多読トレーニングを行うとき、特にトレーニングを始めたての初期の段階では、
- 「文法構造を意識しない」ことを意識する
- 「日本語訳を意識しない」ことを意識する
ように「意識しないことを意識する」ように注意しながら取り組むようにするのがポイントです。
(ある程度慣れてくれば、そのうち、自然と「英文を英語のまま理解できる」ようになってきます。)
この「英語力をリーディングで発揮するトレーニング」の詳しい実践方法や、さらに細かい注意点、効果をより発揮しやすくするためのコツ等に関しては、「英語力をリーディングで発揮するトレーニング」の具体的なやり方と3つのコツまとめ【完全版】にて詳しく解説されていますので、そちらをご参考になるといいでしょう。
Step3:語彙・文法などの知識の穴を塞ぐ
TOEICで800点に必要な正答率を最短期間で達成するための具体的な学習方法の3つ目のステップは、
- Step3:語彙・文法などの知識の穴を塞ぐ
ことです。
Step1,Step2で、「英語を英語のまま理解する本物の英語力」を身につけ、なおかつ、それを「聞く」「読む」という形で自在に発揮できるようになったら、
- ボキャブラリ(単語・フレーズ)
- 文法問題を解くための細かい文法知識
の「知識の穴」を塞いでいきます。
TOEICを解くために必要なそもそもの英語力の仕上げの段階です。
英語力全体を一つの木に例えると、Step1、Step2が、木の「幹」「枝」で、このStep3は「葉」に相当します。
TOEIC800点に必要な、ボキャブラリは2種類
TOEIC800点(正答率8割以上)を達成するためには、大きく分けて、以下の2種類のボキャブラリを身につける必要があります。
- 8,000語レベルの基礎的なボキャブラリ
- TOEICに頻出する”TOEICならではのボキャブラリ”
これらの2つのボキャブラリを身につけるための具体的な方法、使用する教材、押さえておきたい注意点等に関しては、「TOEICに必要なボキャブラリ」を最短で習得する2つの方法まとめ【完全版】にて詳しく解説されています。
文法知識は「必要であれば補助的に行う」程度でOK
文法知識に関しては、
- Part5,6をスムーズに解くために必要であれば補助的に行う
だけで十分です。
「英語を英語で理解する力」があれば、文法問題もネイティブ的に解けてしまう
なぜ「必要であれば補助的に」行うだけでいいのかというと、Step1~Step3のトレーニングで「英語で英語を理解する力」が身についてくると、
- 文法問題が、感覚的に「この選択肢が文章的に自然なる」「この選択肢だと不自然」というようにパパっと解けるようになってくる
からです。
そうなると、むしろ、いちいち文法知識を用いて解くよりも、このように"ネイティブ的な感覚"で解いた方が、時間的に早く解けるようになります。
たとえば、私たち日本語ネイティブが、下記のような日本語の文法問題を解こうとするときのことを考えてみてください。
空欄に当てはまる適切な選択肢を選びなさい。
- 森田さんは、毎朝8時に自宅( )出ます。
(a)が (b)を (c)に (d)と
このときに、おそらく、あなたも含めた99%の日本人(日本語ネイティブ)は、
- 「全選択肢の中で、「(b)を」が一番自然な文章となるから(b)が正解だろうな。」
というような解き方をするかと思います。
逆に、
- 「動詞「出る」の前に、「自宅」という名詞があるので、移動の出発点や通過点・経路を表わす、格助詞の「を」が最も適切だろう」
というように、100%文法を根拠としたガチガチな解き方をする日本語ネイティブはほぼいないはずです。(日本語言語学者や国語教育関係者でない限りは。)
これと同じように、Step1,Step2のトレーニングで「英語を英語で理解する」本物の英語力が身についてくると、TOEICのPart5,6の問題でも、
- 「この選択肢じゃないと文章が自然にならないから、これが正解でしょ」
というように、細かい文法ルールを考える前に、パッと答えがわかってしまうようになります。
必要であると感じたら、追加で文法知識を身につけよう
ただし、例えば、
- 「まだ、最近"英語を英語で理解する力"を身につける学習を始めたばかり」
- 「Step1,Step2の学習をまだそこまでガッツリやれてない」
というように、
- 「まだ学習仕立ての段階だけど、とりあえず今すぐTOEIC本試やIPテストを受けなければならない」
という事情がある場合などは、
- とりあえず、「比較的短期間でパパっと点数を伸ばしやすいPart5,6」で点数を稼ぐために、基本的な文法知識だけ補助的に学んでおく
というのもアリです。
ちなみに、短期間でTOEIC Part5,6を攻略するために必要な文法知識を学ぶ上では、
を使って身につけるのがおすすめです。
- 全範囲からランダムに文法問題がピックアップされているような通常のTOEIC問題集とは異なり、単元ごとにキッチリ基礎からムラなく文法知識が身につけられる
- 分厚い文法書とは異なり、TOEICに必要な文法知識に絞り込んで解説されているため、短期間で必要な分だけ文法知識を身につけるのに最適
- 単元ごとに、練習問題で出題例も確認できる
というような特徴があるため、TOEICでスコアアップするために必要な文法知識のみを無駄なく効率的に身につけることができます。
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Step4:TOEIC問題で英語力を100%発揮する力を身につける
そして、TOEICで800点に必要な正答率を最短期間で達成するための4つ目のステップは、
- Step4:TOEIC問題で英語力を100%発揮する力を身につける
ことです。
この最後のステップでは、
- TOEIC問題を効率的に解く方法を身につける
- TOEIC問題に慣れる
ことによって、
- TOEIC問題を解く力
を身につけます。
これにより、結果的に、
- Step1~Step2までで身につけてきた英語力を、TOEICのスコアとして100%発揮できる
状態になります。
TOEICは「英語力」だけあってもスコアは取れない
- 「えっ、英語力を身につけただけだと、TOEICでスコアを取れるようにはならないの?」
はい、その通りです。
TOEICでスコアを取るためには、ここまで述べてきたように、たしかに、
- 根本的な英語力そのもの(とりわけ、英語を英語で理解する本物の英語力)
を身につけることが最も重要となります。
しかし、その英語力を確実にTOEICのスコアという「数字」として発揮するためには、それに加えて、
- TOEIC問題を解く力(TOEIC問題の攻略・効率化・慣れ)
を身につける必要があります
TOEIC問題を解く力がないと、スコアロスが生じる
仮に、まったく同じレベルの根本的な英語力を持っているAさんとBさんがいたとしましょう。
そして、Aさんは「TOEIC問題を解く力」を身につける学習をしっかりと行い、BさんはTOEIC問題の対策を全く行わなかったとします。
すると、
- Aさん:自分の英語力をTOEICで100%発揮した結果、TOEIC800点取得
- Bさん:自分の英語力をTOEICで90%しか発揮できず、TOEIC720点取得
というように、「TOEIC問題を解く力」が十分に身についていない状態だと、Bさんのように、自分がせっかく持っている英語力をTOEICで100%発揮することができず、いわゆる「スコアロス」が生じてしまいます。
これでは非常にもったいないですよね。
「TOEIC問題を解く力」を身につける具体的な実践方法
このStep4で「TOEIC問題を解く力」を身につける、具体的な実践方法は以下の通りです。
- オンラインTOEIC模試e-TESTに2日に1回程度の頻度で取り組み、TOEIC問題を効率的に解くための手法・時間配分・初見問題を解く力を身につける
この「TOEIC問題を解く力」を身につけるトレーニング方法の、より詳細な実践方法、効果を発揮するために絶対に押さえておく必要がある注意点等に関しては、「TOEIC問題を解く力」を最速で身に付けるたった一つの方法と実践法まとめ【完全版】にて詳しく解説しておりますので、そちらをご覧になるといいでしょう。
尚、TOEICで800点を効率的に短期間で達成するためのさらに具体的な方法、TOEIC800点の詳細なレベル等に関しては、TOEIC800点のレベルと勉強時間をグッと短縮する3つの学習法を解説。にてさらに詳しく解説されておりますので、そちらをご参考になるといいでしょう。