あなたがこのページにたどり着いたということは、おそらく、
- 「TOEIC600点は、英検に換算すると何級くらいになる?」
- 「今、TOEICで600点のスコアだけど、英検だと何級に受かる?」
- 「今、英検を持っているけど、この実力でTOEICで600点は達成できる?」
というような疑問を持っているからではないでしょうか。
最初に、結論から言ってしまうと、一般的には、
- 「TOEIC600点の英語力は、英検2級くらいに相当する」
と言われています。
ただし、ここで一つ注意しておきたいのは、
- ×)TOEIC600点だから、英検2級に受かる
- ×)英検2級だから、TOEIC600点に受かる
というようには、必ずしも言い切れないということです。
これは、別に、「TOEIC600点」「英検2級」に限らずとも、「TOEIC700点」「TOEIC800点」でも「英検準1級」「英検1級」でも同じことが言えます。
これはなぜかというと、
- ×)英検に合格する英語力を持ってる人が、必ずしもTOEICでその英語力をそのまま100%発揮できるとは限らない
- ×)TOEICでスコアを出す英語力を持ってる人が、必ずしも英検ででその英語力をそのまま100%発揮できるとは限らない
からです。
(その理由については後ほど3.英検2級でもTOEIC600点を取れない3つのパターンにて詳しく解説しています。)
すなわち、もしも、今あなたが、
- ×)「TOEIC〇〇〇点だから、英検〇級には受かるだろう」
- ×)「英検〇級を持っているから、TOEICで〇〇〇点は余裕で取れるだろう」
というように判断をしようとしている場合は、特に注意が必要だということです。
ですが、ご安心ください。
このページを読むことで、
がスッキリわかります。
1.TOEIC600点は英検に換算すると何級?
まず、TOEIC600点は、英検に換算するとだいたい何級くらいになるのかみていきましょう。
文部科学省が公表している「英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用について 基礎資料2」の資料を見てみると、英検の級数と、TOEIC L&Rのスコアの対応は、以下のようになることがわかります。
- 英検準2級:TOEIC 225点~549点
- 英検2級:TOEIC 550点~784点
- 英検準1級:TOEIC 785点~944点
このデータから、TOEIC600点の英語力は、だいたい「英検準2級よりの英検2級」の英語力に相当することがわかります。
すなわち、TOEIC600点を、英検のレベルとして一言でザックリ説明すると、
- 「英検2級にかろうじて合格できる」レベル
と言うのが妥当でしょう。
そもそも英検2級ってどのくらいのレベル?
ここで、
- 「で、そもそも英検2級の英語力ってどのくらいのレベルなの?」
と思うかもしれません。
そこで、英検を運営している本家本元の公益財団法人 日本英語検定協会によると、英検2級の実力は、以下のように説明されています。
日本英語検定協会
- 【2級】
- 高校卒業程度
- 2級から海外留学
- 大学入試レベル
- 海外留学、国内での入試優遇・単位認定
- ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできる
- 程度:社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。
- 読む:社会性のある内容の文章を理解することができる
- 聞く:社会性のある内容を理解することができる
- 話す:社会性のある話題についてやりとりすることができる
- 書く:社会性のある話題について書くことができる
上記にあるように、英検2級の英語力は、だいたい、
- 高校レベルの英語は全体的にだいたい網羅しているレベル
だということがわかります。
また、各級の審査基準にもあるように、準2級では「日常生活レベルの英語」程度のレベルが求められるのに対して、2級になると「社会生活に必要な英語」が求められます。
すなわち、ビジネスなどのパブリックな場面でも対応できる英語力が求められているというわけです。
それゆえ、この英検2級が、一般的には、
- ちょうど、就職活動・転職活動で、履歴書に書き始められる目安
ともされています。
また、高校生、大学受験生がこの英検2級を保持していると、
- 大学入試で、加点・判定優遇などの優遇措置が受けられる
こともあります。
ちなみにTOEIC600点のレベルは?
ここで、ついでに、TOEIC600点のレベルについても改めてみておきましょう。
TOEIC公式(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が公表している、「PROFICIENCY SCALE(TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」の資料によると、TOEIC600点の英語力(コミュニケーション能力)は、以下の通りに説明されています。
TOEIC公式(ETS/IIBC)
- 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
- 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。
- 基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。
上記より、TOEIC600点の英語力は、だいたい、
- 日常生活における基礎的な通常の会話はできる
- ビジネスにおける業務上のコミュニケーションも少しはできる
- 細かい表現を除いた、基本的な英語力は身についている
くらいのレベルだということがわかります。
ちょうど、普段英語を勉強している人の平均的なレベル
また、TOEIC600点はちょうどTOEICの平均レベル。でも解説しているように、TOEIC600点は、ちょうど、
- 普段から英語の勉強に取り組んでいる日本人の平均レベル
でもあります。
実際に、TOEIC公式(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が公表している「TOEIC Program DAA2023(和文)2023年8月版」「TOEIC Program DAA2021(和文)2021年7月版」の資料によると、2018~2022年の過去5年間のTOEIC公開テストの平均スコアは以下の通りとなります。
- 2022年度:608点
- 2021年度:611点
- 2020年度:620点
- 2019年度:588点
- 2018年度:580点
- 平均:601.4点
上記のように、TOEIC公開テストの平均スコアはちょうどTOEIC600点前後であることがわかります。
なおかつ、TOEIC公開テストの受験者は、当然のことながら、
- わざわざ自主的にTOEICに申し込んで受けている人
が大半を占めますので、
- 普段から自主的に英語・TOEICの学習に励んでいる人
が受験者の大半を占めます。
したがって、TOEIC600点は、ちょうど「普段から英語の学習に取り組んでいる日本人のなかでの平均的なレベル」と言えるわけです。
ちなみに、「公開テスト」と「IPテスト」の違いや、「英語の学習に普段から取り組んでいない人も含めた平均的なレベル」等に関する詳しい話はTOEIC600点はちょうどTOEICの平均レベル。にて詳しく解説しているので、そちらをご覧になるといいでしょう。
ちょうど履歴書に書き始められるレベル
また、TOEIC600点は、ちょうど、
- 転職活動・就職活動で履歴書に書き始められるレベル
でもあります。
すなわち、TOEIC600点は、一般的に、平均してちょうど社会的に「英語ができる人間」として認められるボーダーラインでもあるということです。
実際に、TOEIC公式(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が公表している「上場企業における英語活用実態調査 2013年」の資料によると、
- 日本国内の上場企業3,254社において、企業が全社員に求めるスコアの平均は600点
であるというデータも存在します。
この辺に関するさらに詳しい話は、TOEIC600点は、転職活動・就職活動ではどのくらい有効?にて解説しているのでそちらをご覧になるといいでしょう。
大学入試で優遇される基準でもある
また、TOEIC600点は、
- 大学入試の優遇措置が受けられる基準スコアとして定められていることも多い
です。
大学入試においては、TOEICのスコアが出願条件や合否判定の優遇の条件などとして利用されることがあります。
実際に、2022年度にTOEICのスコアを大学入試の合否判定に利用した大学は、全国788校中、
- 322校
も存在します。(「TOEIC Program大学入学試験における活用状況」の調査データより)
そのなかでも、このTOEIC600点が、出願条件・優遇措置の基準となることも多いです。
実際に、TOEIC600点が優遇措置の基準となっている大学・学部・学科等に関しては、TOEIC600点で受かる大学のレベルは?入試で有利になる?にて詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。
2.英検2級以上でTOEIC600点を取れる?
ここで、
- 「逆に、英検2級以上を持っていれば、TOEICで600点は取れるってこと?」
と思うかもしれません。
結論から言うと、
- 英検準1級以上→高確率でTOEIC600点を突破することができる
- 英検2級→TOEIC600点を突破できるかは五分五分
となります。
英検準1級以上だと、ほぼ確でTOEIC600点は突破可能
まず、英検準1級(以上)を取得している場合は、
- ほぼ確実にTOEIC600点を突破することは可能
であると言えます。
先ほど1.TOEIC600点は英検に換算すると何級?でも述べたように、文部科学省が公表している「英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用について 基礎資料2」の資料から、英検準1級の英語力に対応するTOEICスコアの目安は、
- 英検準1級:TOEIC 785点~944点
とされています。
また、TOEIC公式(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が公表している「英検取得者のTOEICスコア」のデータによると、
- 英検準1級取得者のTOEICスコア平均点:732点
という調査結果が出ております。
これらのデータから、英検準1級(以上)を取得している人にとっては、TOEIC600点はかなり余裕を持って突破できるレベルであることがわかります。
(むしろ、TOEIC700点以上を目指すのがちょうどいいレベルです。)
英検2級だとTOEIC600点を突破できないこともある?
一方で、英検2級を取得している場合はどうでしょうか。
結論から言うと、
- TOEIC600点を突破できるかは五分五分
となります。
すなわち、「TOEIC600点を突破できる可能性もあるが、突破できない可能性もなくはない」ということです。
先ほどと同様に、文部科学省が公表している「英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用について 基礎資料2」の資料から、英検2級の英語力に対応するTOEICスコアの目安を見てみましょう。
すると、以下のようになります。
- 英検2級:TOEIC 550点~784点
これからわかるのは、
- もしも、550点~599点の範囲の英語力でギリ英検2級に合格している場合は、TOEIC600点を突破できない可能性もある
ということです。
一方で、TOEIC公式(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が公表している「英検取得者のTOEICスコア」のデータから、
- 英検2級取得者のTOEICスコア平均点:517点
ということがわかります。
これを見ると、
- TOEIC600点を突破するのはやや難しい(?)
という判断になります。
3.英検2級でもTOEIC600点を取れない3つのパターンでも後ほど詳しく解説していますが、これは、おそらく、
- TOEICで英語力を発揮する力
- TOEIC問題を解く力(攻略法・慣れ)
が足りていないことが原因であると考えられます。
要するに、英検2級取得者が「TOEICでは思うように自分の英語力を発揮できていない」という現象が起きていると推測されます。
これらを総合的に考えると、英検2級を持っている場合は、やはり、TOEIC600点を突破できるかは五分五分というのが妥当であると考えられます。
3.英検2級でもTOEIC600点を取れない3つのパターン
ここで、
- 「英検2級でも、TOEIC600点を取れない場合の原因は何?」
と疑問に思うかもしれません。
上記でも解説したように、
- 英検2級でTOEIC600点を突破できるかどうかは五分五分
というのが妥当です。
ですが、もしも、「英検2級に合格していてるけど、TOEIC600点を突破できない」という場合は、十中八九、以下の3つパターンのうちのどれか(あるいは複数)が原因です。
- パターン①:×)「根本的な英語力」が足りていない
- パターン②:×)「TOEIC問題を解く力」が足りていない
- パターン③:×)英検2級を取ってから時間が経っている
パターン①:根本的な英語力が足りていない
まず、英検2級でTOEIC600点を突破できない一つ目の原因は、
- ×)そもそも「根本的な英語力」が足りていない
というパターンです。
これまで何度も述べましたが、「英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用について 基礎資料2」のデータより、英検2級の英語力に対応するTOEICスコアの目安は、
- 英検2級:TOEIC 550点~784点
であることがわかります。
ただ、同じ英検2級取得者でも、たとえば、
- 「ギリギリで英検2級に受かった」
という場合は、極端に言えば、上記のスコアの範囲で言うところの、
- TOEIC 550点~599点
に相当する英語力で、「偶然何とか英検2級に合格した」ということが考えられます。
しかし、そのような場合は、当然、
- ×)シンプルに、もともと「TOEICで600点を達成するために必要な根本的な英語力」が備わっていない
ことが原因で、結果的にTOEIC600点を突破できていないという可能性はかなり高いです。
(ですが、逆を言えば、「あと一歩」でTOEIC600点を突破できるレベルということでもあります。)
もしも、ご自身で、このパターンに該当する(と思う)場合は、たとえばこれだけやっておけば大丈夫。TOEIC600点を最速で突破するための3つの学習法などで解説されている方法で、改めて「TOEIC600点を達成するために必要な根本的な英語力」をしっかりと身につけてから、再度TOEIC600点に挑戦してみるといいでしょう。
パターン②:「TOEIC問題を解く力」が足りていない
そして、英検2級でTOEIC600点を突破できない二つ目の原因に考えられるのは、
- ×)「TOEIC問題を解く力」が足りていない
というパターンです。
TOEICで点数を取るためには「英語力」だけではダメ
そもそも、TOEICで思うようにスコアを取るためには、
- 「根本的な英語力」
も必要ですが、それに加えて、
- 自分が持っている「根本的な英語力」を、TOEICで100%発揮するための「TOEIC問題を解く力」
が必ず必要となります。
逆を言えば、「根本的な英語力」はしっかり身についているのに、この「TOEIC問題を解く力」が十分に身についていない状態でTOEICを受験しても、
- ×)「自分の英語力に見合ったTOEICスコアが取れない…」
- ×)「英語ができるようになった割にはTOEICスコアが伸びない…」
という残念な結果に陥ってしまう、ということです。
また、これは、特に、
- 「これまでTOEICを全く受験したことがない…」
- 「TOEICは遠い過去に2~3回しか受験したことしかない…」
- 「TOEIC対策の勉強をあまり本格的にやったことがない…」
- 「英検の対策しかやったことがない…」
という人に非常に多いです。
もしもTOEIC600点相当の英語力でも「問題を解く力」が足りないとこうなる
仮に、あなたが、せっかくTOEIC600点に相当する「根本的な英語力」を潜在的に持っていても、この、
- ×)「TOEIC問題を解く力」が足りていない
状態で、いざTOEICを受験しても、たとえば
- 「潜在的に持っている英語力の90%しか発揮することができなく、540点しか取れなかった…」
- 「潜在的に持っている英語力の80%しか発揮することができなく、480点しか取れなかった…」
- 「潜在的に持っている英語力の70%しか発揮することができなく、420点しか取れなかった…」
というように、
- ×)自分が持っている本来の英語力をTOEICで100%発揮しきれない
という残念な結果に陥ってしまうということです。
これでは非常にもったいないですよね。
先ほど、英検2級だとTOEIC600点を突破できないこともある?でも少し述べましたが、「英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用について 基礎資料2」の、
- 英検2級:TOEIC 550点~784点
の数値と比べて、実際の英検2級取得者の平均点が、
- 英検2級取得者のTOEICスコア平均点:517点
とやや低めなのは、英検2級取得者の多くが「TOEIC問題を解く力」が足りていないことが最大の原因であると推測されます。
ここで、もしも、
- 「げっ、自分も「TOEIC問題を解く力」が足りていないパターンじゃん…」
と思っていても、心配する必要はありません。
たとえばこれだけやっておけば大丈夫。TOEIC600点を最速で突破するための3つの学習法などで解説されている方法で、「TOEIC問題を解く力」をしっかり身につけさえすれば、今からでも必ずTOEIC600点を達成することは可能です。
③英検2級を取ってから時間が経っている
そして、英検2級でTOEIC600点を突破できない三つ目のパターンは、
- ×)シンプルに英検2級を取ってから時間が経っている
というパターンです。
要するに、もっと簡単に言うと、
- 英検を取得した時からブランクが空いていて、英語力が鈍っている
というパターンです。
あなたが、最後に英検2級を取得したのは、今からどのくらい前のことだったか覚えておりますでしょうか。
もしも、
- 「過去に英検2級を取得した時から、1年以上は英語を勉強していない…」
- 「5年以上前に大学生の時に英検2級を取った…」
- 「高校生の時に、大学入試で利用するために英検2級を取った…」
というように、
- 過去に英検2級を取得してから2~3年以上時間が経っている
- 英検2級を取得してから英語を勉強していない期間が6ヶ月以上空いている
のいずれかに該当する場合は、
- 英検2級に合格した当時よりも、「英語力」が低下している
可能性が極めて高いです。
そして、そのブランクによる英語力の低下が主な原因で、今からTOEICを受験しても、600点を突破することができない可能性があります。
ですが、そのような場合でも、ご安心ください。
たとえばこれだけやっておけば大丈夫。TOEIC600点を最速で突破するための3つの学習法などで解説されている方法などで、「あなたがもともと持っていた英語力」を回復すれば、きっとTOEIC600点は突破することができます。
少なくとも、すでに過去に一度それなりの英語力を身につけてしまっているので、これから始めて英語力を身につける人よりも遥かに早い速度でグングン実力が伸びていくはずです。
4.英検取得者がTOEIC600点を達成するには、まず何をしたらいい?
ここまでで、
- TOEIC600点は英検で何級くらいにに相当するか
- 英検を持っていればTOEIC600点を達成できるのか
- 英検2級を持っていてもTOEIC600点を達成できないパターン
についてはよくわかったかと思います。
ですが、ここで、
- 「で、結局、今からTOEIC600点を達成するには、具体的に何をしたらいいの?」
と思いますよね。
そのためには、以下の2つのステップのことを行います。
- まず、今の自分の実力を知る(今の自分の実力でTOEICで何点くらい取れるのかを知る)
- TOEIC600点を取るために必要な「根本的な英語力」「TOEIC問題を解く力」を身につけるトレーニングを行う(必要に応じて)
①まずは今の実力を知ろう
- 「これからTOEICで600点を目指したい!」
という場合に、まず最初にすることは、
- 今の自分の実力を知る
ことです。
すなわち、現時点で自分がTOEICを受けて何点くらい取れるのかを知るということをします。
そして、その結果に応じて、
- 現時点で、すでにTOEIC600点を取れる実力がある場合→早速TOEIC本試を受ける
- 今の時点ではTOEIC600点を達成する力はない場合→TOEIC600点を取るために必要な力を身につける
というような、次のアクションをとります。
わざわざTOEIC本試を受けて実力を測るのはNG
ここで、「今の自分のTOEICの実力を測る」と聞くと、
- 「それって、実際にTOEIC本試を受けて今の実力を測ればいいの?」
と思うかもしれませんが、その必要はありません。
確かに、実際にTOEIC本試を受けることで、最も正確に今の実力を測ることができるかもしれませんが、現実問題として、
- ×)TOEIC本試は月に1回程度の頻度でしか開催されていないため、今すぐに自分の実力を測ることができない
- ×)今の実力を知るためだけに、7,000円~8,000円の受験料をかけるのはもったいない
というデメリットが存在します。
特に、「就活で今すぐTOEICのスコアが必要!」「転職活動で今すぐTOEICスコアの結果が必要!」「昇任試験までに期間がない!」などという場合は、現状の実力を知るためだけに、いちいち次のTOEIC開催日まで待っている暇などないはずです。
- 「じゃあ、どうすればいいの…」
と思いますよね。
そこで、TOEIC本試を受けることなく、今の自分の実力を測定する最も効率が良い方法は、
- オンラインTOEIC模試を使って実力を測る
という方法です。
具体的には、e-TESTというTOEICオンライン模試を使って行います。
このe-TESTというオンライン模試には、
- 問題が毎回ランダムに出題されるので、解答を覚えてしまうことがなく、正確な実力を測ることができる
- 模試一回あたり30分に凝縮されているので、忙しい人でもパパっとできる
- 実際のTOEICスコアと点数のリンク率が高いため、正確な実力測定ができる
という特徴があります。
それゆえ、今回のように「今の実力を知る」のにはピッタリな方法です。
また、これだけやっておけば大丈夫。TOEIC600点を最速で突破するための3つの学習法でも解説されているように、後々に「TOEIC問題を解く力」を身につける際にも活用できるので、一石二鳥です。
(e-TESTに関する詳細はTOEIC模試「e-TEST」は効果ある?評判・口コミと効果的な使い方にて解説しています。)
今の自分のTOEICの実力を測る具体的な方法
具体的な実践方法としては、まず、このe-TESTの模試を、実際に、
- 4~5回受験
してみます。
その結果、もしも、
- 4~5回受験して、ほぼ毎回600点以上をコンスタントに取れる
という場合は、今からTOEIC本試を受けても高確率で600点を超えられるはずなので、さっそく本試を受けてみましょう。
ですが、もしも、
- 4~5回中、2~3回しか600点を越えられない
- 4~5回受けて1回も600点を超えられない
という場合は、②オンライン模試で600点を超えられない場合はどうしたらいい?で解説しているように、TOEIC600点を突破するために必要な力を身につけるトレーニングを行います。
②オンライン模試で600点を超えられない場合はどうしたらいい?
そして、上記の、①まずは今の実力を知ろうで、実際に今のご自身のTOEICでの実力を計測してみた結果、
- 「4~5回中、2~3回しか600点を越えられない」
- 「4~5回受けて1回も600点を超えられない」
というような状態だった場合には、改めて「TOEIC600点を達成するために必要な力」を身につけます。
ここで、「TOEIC600点を達成するために必要な力」というは、具体的に以下の2つの力です。
- そもそもの「根本的な英語力」
- 根本的な英語力をTOEICで100%無駄なく発揮するための「TOEIC問題を解く力」
おそらく、いまこのページを読んでいる方の多くは、
- すでに英検2級以上を取得している
場合がほとんどかと思われます。
その場合、TOEIC600点を取得するために必要な「根本的な英語力」に関してはすでに備わってる方かほとんどかと思われますので、おそらく「TOEIC問題を解く力」を身につける学習がメインになるかと思われます。
また、現段階ですでに、TOEIC600点を取るまで「あと一歩」の段階の実力は身についているはずなので、そこまでガッツリ四苦八苦してガリ勉せずとも、すぐにTOEIC600点には手が届くはずです。
早い人だと、1~2週間程度学習しただけで達成できてしまうかもしれません。
- 「でも、TOEIC600点を達成するために必要な「根本的な英語力」「TOEIC問題を解く力」って具体的にどうやって身につければいいの?」
と思いますよね。
TOEIC600点を達成するために必要な「根本的な英語力」「TOEIC問題を解く力」を、短期間で無駄なく、さらにお金をかけずに身につける方法に関しては、これだけやっておけば大丈夫。TOEIC600点を最速で突破するための3つの学習法にて詳しく解説されていますのでそちらをご参考になるといいでしょう。