- 「"Can you say that again?"の使い方は?」
- 「"もう一度言ってください"っていう意味で合ってる?」
- 「どれくらい丁寧な表現なの?」
と疑問に思っていませんか?
"Can you say that again?"は、相手の発言が聞き取れなかったときに、「もう一度言ってくれますか?」という意味で使われるフレーズです。
ここまではおそらくすでにお分かりかと思います。
ですが、
- どのくらい丁寧な表現なのか
- 目上の人やビジネスの場でも使えるのか
を疑問に思っているのではないでしょうか。
そこで、この記事を読むことで、
- ネイティブが使う"Can you say that again?"の意味と使い方は?
- "Can you say that again?"はどのくらい丁寧?
- もっと丁寧に「もう一度言ってください」と言う方法は?
という疑問がスッキリ解決します。
1."Can you say that again?"の基本的な意味と使い方と例
「Can you say that again?」は直訳すると「それを再度言ってもらえますか?」となるように、基本的に、
- 相手の発言を聞き逃したとき、よく聞き取れなかったときに「もう一度言ってくれます?」と言いたいとき
に使うフレーズです。
また、"please"を加えた、「Can you please say that again?」でも同じ意味として使うことができます。
("please"があるバージョンの方が若干丁寧なニュアンスとなります。)
2."Can you say that again?"はどのくらい丁寧?
ではここからが本題です。
この「Can you say that again?」というフレーズは、どのくらい丁寧な表現なのでしょうか。
結論から言うと、
- 仲の良い友人や同僚に「もう一回言ってくれる?」と言うようなくらいの丁寧さ
です。
逆に言うと、初対面の人や目上の人、ビジネスの場で使うにはラフすぎる表現です。
- 「えっ、"Can you~?"だから丁寧な表現じゃないの?」
と思うかもしれません。
確かに、日本の学校の英語の授業では、「Can you~?」→「~してくれますか」という敬語の形で訳されることが多いので、なんとなく丁寧なイメージが強いかもしれません。
しかし、実際のネイティブスピーカーの感覚では、
- 「Can you~?」は、友人や仲のいい仕事の同僚など間で使われる、タメ口レベルの丁寧さの表現
です。
もちろん、命令形で、
- Say that again!
- Please say that again.
と言うよりは丁寧ですが、
- 日本語の「~してください」
ほどの丁寧さではありません。
なので、使う場面や相手によっては注意が必要です。
(※「Can you~?」の丁寧さやネイティブが感じるニュアンスについてのもっと詳しい解説はネイティブも唸る。「頼む」ときに使える英語フレーズ5選で解説しています。)
3.もっと丁寧に「もう一度言ってください」と言うには?
では、初対面の人や目上の人、ビジネスシーンで相手の発言を聞き取れなかった場合や、聞き逃した場合に「もう一度言ってくれますか?」と言いたいときにはどうすればいいのでしょうか。
"Could you say that again?"で丁寧に。
その場合には、「Can you say that again?」の"Can"を"Could"にした、
- Could you say that again?
というフレーズを使うのがおすすめです。
「Can you~?」の"Can"を過去形の"Could"にして「Could you~?」とすることで、仮定法のニュアンスが加わり、丁寧良さがアップします。
なぜ"仮定法のニュアンス"が加わると丁寧になるのか、そのそも"仮定法"とは何かについてはスッキリわかる!"Could you~?"と"Would you~?"の意味の違いで詳しく解説しています。
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それ以外にも「もう一度言ってください」系のフレーズはたくさんある
また、相手に「もう一度言ってください」ということを伝えるフレーズは、実は「Can you say that again?」「Could you say that again?」以外にもたくさん存在します。
そこで、相手の発言が聞き取れなかったときに便利な英語フレーズを、以下に一通りまとめました。
- Sorry?(ごめんなさい、(今何て言いました?))
- Could you repeat that please?(もう一度言っていただけますか?)
- Could you say that more slowly, please?(もっとゆっくり言ってもらえますか?)
- I’m sorry but I didn’t catch that.(すみません、聞き取れませんでした)
- Sorry, I don't understand what you mean.(すみません、ちょっと意味を理解しかねます)※文章そのものは聞き取れたがその意味が理解できなかったときに使用
これらの"何て言いましたか"系フレーズのより細かい使い方やニュアンス、丁寧さに関しては、よく使われる聞き返しに使えるフレーズ7選にて詳しく解説しています。
また、中学校の英語で習う定番の「Pardon?」という表現は実際のネイティブ間の会話ではほぼ使われません。
それについては、「Pardon me?」「Pardon?」のリアルな意味は?ネイティブは使わない?にて詳しく解説しています。
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