ネイティブスピーカーが会話の最中に
「well…」や「well,well…」
などと言うのを聞いたことはありませんか?
この「well…」系は映画などでもよく出てきます。
たとえば、「Fast & Furious 7」で、Jason Statham が演じるDeckard Shawのセリフに、
「Well , I've got lots of friends」
というものがあります。
状況がわからないと意味がわからないかもしれませんが、「well…」はこのように文頭で使われることが多いです。
果たして、このような「well…」にはどういった意味、役割があり、どのようなときに使われるのでしょうか?
そこで、今回は「well…」系の意味から、実際の便利な使い方までご紹介します。
「well…」には意味がない!?
ではまず、「well…」の意味から。
と言いたいところですが、
「"apple"の意味は"りんご"です」
みたいな感じで
「"well…"の意味を日本語で表せ」と言っても、実は不可能です。
(そもそも日本語に翻訳することを"意味"とは言いませんが)
でも、「well…」の役割ならば、示すことができます。
それの役割とは何かというと、ズバリ、
"時間稼ぎ"
です。
もう少し詳しく言うと、「言葉が出え来なかったときの時間稼ぎ」です。
日本語でも、言葉が出なくて間を持たせるとき、「えーと」「あのー」と言いますが、
そのような感覚で使います。
そして、先ほどの例にも挙げた、
「Well , I've got lots of friends」
のように文頭で使われるのがほとんどです。
例外もありますが、このように"時間稼ぎ"として使われることが多いです。
時と場合によって「well.well…」が「おやおや」「これはこれは」、あるいは「まあまあだ」といったようなニュアンスで使われることもありますが、
それは、たくさん英語を学んでいくうえでその感覚がなんとなくわかってきます。
これで「well…」の意味はわかりましたね?
実はこの「well…」系、自分が話すときにもめちゃくちゃ便利なんです。
「well…」は、話す時にも超便利?
このページを読んでいる方はおそらく英語を学習中という方がほとんどでしょう。
本当の英語初心者の場合は、まだ英語で会話をした経験があまりないかもしれませんが、
実際に英語で話しているときに、言葉に詰まる、言葉がすぐ出て来ないということが多いはずです。
こういうとき困るんですよね。
でも、黙り込むのは一番よくないんです。
そんなときに使えるのが、「well…」です。
使い方は簡単。
言葉がすぐに出て来なかったときに、
「well…」
と言って間をつなぐだけです。
しつこいですが、
「Well , I've got lots of friends」
といった感じです。
これは、実際ネイティブも使うものなので、言葉が出て来なかったとしても、
「well…」
と言えば、ものすごい英語できる感が出ます。
(それを「英語ができる」という。)
ただ、中には、
英語を話しているときに、クセで無意識のうちに「あー」「えーと」などというように日本語で言葉をつないでいる方もいらっしゃいます。
ですが、やはり日本語で「あー」「えーと」というのはあまりいいようには聞こえません。
いくら英語ができて、素晴らしいことを述べたとしてもです。
そして、当然ネイティブスピーカーには不自然に聞こえます。
そういう場合は、今度から「well…」を使うように心がけましょう。
「あー」「えーと」が完全にクセになってると自分では気づいてないことが多いので、
自分は大丈夫か、今度意識してみてください。
そして、逆に「well…」と言うクセがつくくらい、「well…」を使いこなしましょう!
「well…」以外にも"時間稼ぎ"として使える表現はあります。
最後にまとめておいたので、よろしければチェックしてみてください。
おまけ:「well…」以外の"時間稼ぎ"で使える表現
・「let me see…」
・「well,let me see…」
・「what should I say?」(「なんて言ったらいいのかな」みたいなニュアンス)
まとめ
・「well…」の役割は"時間稼ぎ"
・「well…」は言葉が出て来なかったときに超使える!
・「let me see…」「what should I say?」も文頭で、"時間稼ぎ"に使える!