- 「英語で「時間がかかる」って何て言うの?」
- 「"時間がかかる"っていう意味の形容詞ってあるの?」
そう疑問に思っていませんか?
この記事を読むことで、
- 英語で「時間がかかる」と言うときの基本的な表現方法
- 「誰々が○○するのに時間がかかる」と言う方法
- 具体的に"どれくらいの時間がかかったのか"を表現する方法
- 「○○倍時間がかかる」と表現する方法
- 形容詞を用いて「時間がかかる○○」と言う方法
がスッキリわかります。
では詳しく解説していきます。
1.「時間がかかる」は基本takeで表現する
英語で「時間がかかる」と表現するには、基本的に、「It」と「take」を使って、
- It takes time.(時間がかかる。)
というように表現します。
そして、これをベースに応用すれば、以下のように様々なパターンを表現することもできます。
- It takes some time.(少々(いくらか)時間がかかる)
- It takes a while.(しばらく時間がかかる)
- It takes a long time.(長い時間がかかる)
- It takes a lot of time.(長い時間がかかる)
2.「時間がかかった」「(未来に)時間がかかる」と言いたいとき
「(過去に)時間がかかった」と言いたいときには、以下のように「take」を過去形「took」にするだけでOKです。
- It took time.
「(未来に)時間がかかる」と言いたいときには、「will」「be going to」を用いて、以下のように表します。
- It's going to take time.
- It will take time.
上記のように「(未来に)時間がかかる」という表し方は、「be going to」バージョンと「will」バージョンの2パターンを紹介しましたが、「"be going to"と"will"で何が違うの?」と思いますよね?
基本的に、「be going to」と「will」には以下のような違いがあります。
- be going to→客観的な根拠に基づいた予想
- will→主観的な感覚・予想
「take time」でそれぞれを用いた場合の違いの例を以下に挙げてみると、
- 「It's going to take 30 minutes to finish my homework.」
→"宿題の量から客観的に見ておそらく30分かかるだろう"というニュアンス - 「It will take 30 minutes to finish my homework.」
→"この宿題、30分で終わらせるわ"という意志が感じられる主観的なニュアンス
というようなニュアンスの違いが生まれます。
3.「~するのに時間がかかった」「<誰々>が~するのに時間がかかった」と言いたいとき
「~するのに時間がかかった」というように、"何をするのに時間がかかったのか"を言いたいときは以下のように表します。
- It takes time to V(Vするのに時間がかかる)
※V=動詞の原形
It takes a long time to wash my car myself.
(一人で車を洗うのには時間がかかる。)
続いて、「<誰々>が~するのに時間がかかった」というように、"誰かが何かをするのに時間がかかる"と表したいときは、
- It takes for 人 to V([人]にとってVするのに時間がかかる)
※V=動詞の原形
It took a long time for me to understand this theory.
(私にはこの理論を理解するのに非常に時間がかかった。)
4.どれくらいの時間がかかったか言いたいとき
"具体的にどれくらいの時間がかかったか"を表したいときは、以下のように表します。
- It takes [時間の長さ] to V(Vするのに~かかる)
- It takes [時間の長さ] for 人 to V(人がVするのに~かかる)
It takes about 20 days to walk to Osaka from Tokyo.
(東京から大阪まで歩くのには約20日間かかる。)
5.「~より時間がかかる」「~より時間がかからない」と言いたいとき
「~より時間がかかる」あるいは「~より時間がかからない」というように、何かと比べて時間がかかる(あるいは、かからない)と表したいときは以下のように表します。
- It takes longer than ~(~より時間がかかる)
- It takes more time than ~(~より時間がかかる)
- It takes less time than ~(~より時間がかからない)
It took longer than usual.
(いつもより時間がかかった。)
It took more time than people thought.
(人々が思ったよりも時間がかかった。)
It took less time than Ms.Kawai expeted.
(河合さんが思っていたよりも時間がかからなかった。)
6.「○○倍の時間がかかる」と言いたいとき
「○○倍の時間がかる」と言いたいときは、以下のように表現します。
- It takes [倍数] as much time as ~
- It takes [倍数] times more time than ~
It takes three as much time as last time.
(この前よりも3倍の時間がかかる。)
It takes five times more time than usual.
(通常よりも5倍時間がかかる。)
7.「時間がかかる○○(名詞)」と言いたいとき(形容詞の"時間がかかる")
「時間がかかる○○(名詞)」と言いたいときは、
- 形容詞のtime-consuming(時間がかかる)
を用いて、
- time-consuming [名詞]
という形で表します。
動詞のconsume(消費する)をもとに考えると、「time-consuming」→「時間を消費する」→「時間がかかる」という意味になることが理解しやすいと思います。
time-consuming way(時間がかかる方法)
time-consuming task(時間がかかる仕事)
また、形容詞time-consumingは、
- ~ is time consuming(~は時間がかかる)
という使い方もできます。(この型の場合ハイフン"-"は不要)
This homework is very time consuming.
(この宿題はめっちゃ時間がかかる。)
8.「どれくらい時間がかかりますか?」と質問したいとき
「どれくらい時間がかかりますか?」というようにかかる時間を質問したい場合は、
- How long does it take?
- How long does it take to V?(Vするのにどれくらい時間がかかりますか?)
と表現します。
How long does it take to get to Roppongi Hills Mori Tower?
(六本木ヒルズ森タワーまでどれくらい時間がかかりますか?)
また、「(未来に)どれくらい時間がかかりますか?」と聞きたいときは、
- How long will it take?
「(過去に)どれくらい時間がかかりましたか?」と聞きたいときは、
- How long did it take?
と表します。
「時間がかかる」を英語で表現する方法まとめ
「時間がかかる」の表現一覧
- 基本
It takes time.
It takes some time.(少々(いくらか)時間がかかる)
It takes a while.(しばらく時間がかかる)
It takes a long time.(長い時間がかかる)
It takes a lot of time.(長い時間がかかる) - 「(過去に)時間がかかった」
It took time. - 「(未来に)時間がかかる」
It’s going to take time.
It will take time. - 「~するのに時間がかかった」
It takes time to V - 「<誰々>が~するのに時間がかかった」
It takes for 人 to V - 「~より時間がかかる」
It takes longer than ~
It takes more time than ~ - 「~より時間がかからない」
It takes less time than ~ - 「○○倍の時間がかかる」
It takes [倍数] as much time as ~
It takes [倍数] times more time than~ - 「時間がかかる○○(名詞)」
time-consuming [名詞] - 「どれくらい時間がかかりますか?」(質問)
How long does it take?
How long does it take to V?