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英語フレーズ解説

"Thank you."だけじゃない。英語の「ありがとう」23選

  • 「"Thank you","Thanks"などの定番な"ありがとう"フレーズは知ってるけど、それ以外にもレパートリーが欲しい」
  • 「もっと具体的に感謝の内容を伝えたい」
  • 「場面に応じて"ありがとう"のフレーズを使い分けたい」

そう思っていませんか?

たしかに、中学や高校の授業で習った「ありがとう」といえば、「Thank you」「Thanks」くらいだったと思います。

ですが、実は、英語にはその2つ以外にも

  • 「Thank you for~」

などのような"thank"を使ったの様々な形の「ありがとう」を表すフレーズや、"thank"以外のワードを使った感謝を表すフレーズが無数に存在します。

そして、この記事を読めばこれらの「Thank you」「Thanks」以外の感謝を表すフレーズが一気に丸わかりします。

では、早速、

について詳しく解説していきます。

1.丸暗記不要!thankの基本的な使い方をマスターしよう

英語の「ありがとう」フレーズ(感謝を表すフレーズ)は、基本「Thank you」でおなじみの動詞の"thank"を使うフレーズが多いです。

ですが、何パターンも「Thank~」という似たようなフレーズをいくつも丸暗記するのは、正直面倒ですよね?

しかし、ご安心ください。

実は、この"thank"の基本的な使い方が分かるだけで、フレーズの丸暗記をすることをせずとも、様々な「ありがとう」を表現することができるようになります。

「Thank 人 for 事」で無限にフレーズを作ることができる。

"thank"は、日本語に訳すと「感謝する」「謝意を表する」といったようなニュアンスを持った動詞です。

そして、基本的に以下のような型をとります。

  • Thank 人 for 事

※「事」:名詞,Ving

この型に当てはめるだけで、誰に対して(人)感謝しているのか何に対して(事)感謝しているのかを表すことができます。

つまり、この「Thank 人 for 事」だけを頭に入れておけば、場面に応じて「人」「事」をいじれば、自分の好きなように色々なありがとうフレーズを自由自在に創り出すことができます

例)

  • Thank you for calling me.
    (お電話ありがとうございます。)
  • Thank you for your letter.
    (お手紙ありがとうね。)

2.場面別に使い分けられる!"Thank you~"の「ありがとう」フレーズ13選

基本は、先ほどの「Thank 人 for 事」でかなり幅広く英語で感謝を表すこどができると思います。
しかし、それ以外にもテンプレート的によく使われる英語の「ありがとう」の定番フレーズが存在するので、それらを一気にご紹介していきます。

めちゃくちゃ感謝していることを伝える「ありがとう」

Thank you very much

  • Thank you very much.(誠にありがとうございます)

この「Thank you very much」はよく見かけるフレーズだと思います。
文字通り、"非常に(very much)感謝している"というニュアンスのフレーズです。

しかし、一つ押さえておきたいのは、

  • 実は結構カッチリした表現

だということです。(日本語でいうと「誠にありがとうございます。」的なニュアンス。)

なので、ビジネスや公の場でも使うことができます。
逆に、友人・家族などの親しい間で使うと堅苦しくて皮肉っぽく聞こえることもあるので注意が必要です。

Thank you so much

  • Thank you so much.(本当にありがとうございます)

先ほどの「Thank you very much」の"very""so"に置き換わったものです。

しかし、こちらの「Thank you so much」の方がやや柔らかくカジュアルな表現となります。(友人や家族間でも使用可。)

I can never thank you enough

  • I can never thank you enough.(感謝してもしきれないほど感謝しています)

直訳すると、

  • 「"enough"(十分に)"can never thank you"(サンキューできない)」→「いくら感謝しようとしても十分に感謝できないほどめちゃくちゃ感謝しています」→「最大に感謝してるぜ」

というように、最大限に感謝していることを表すフレーズです。

定番のカジュアルな「ありがとう」

  • Thank you for everything.(いろいろとありがとう)
  • Thank you as always.(いつもありがとう)

これらの2つは、「Thank you ~」の形をとるフレーズの中でも、頻繁に使われるザ・定番フレーズともいえるフレーズです。
いずれもカジュアルな表現なので、家族や友人などの身近な間柄でも使うことができます。

特に、「Thank you for everything.」は感謝の内容がいろいろありすぎて表しきれないときに、まとめて「もう言い尽くせないけど、いろいろとありがとうねっ」と一括で言ってしまえる超便利フレーズです。
("言い尽くせる"感謝の内容の場合はサボらずに「Thank 人 for 事」の形でキッチリ表現した方が英語力が付きます;)

ビジネスでよく使う定番の「ありがとう」

Thank you for your patience

  • Thank you for your patience.(今しばらくお待ちください。)

ビジネスメールなどで、たとえば相手に「○○の件の問題解決に関しては今しばらくお待ちください。」などのように、"待ってほしい"という内容を伝えるときに使えるフレーズです。

「Thank you for your patience」を直訳すると「我慢してくれて(待ってくれて)ありがとう」となりますが、注意しておきたいのは"相手を待たせる前に使う"ということです。

すなわち、事前に「待ってくれてありがとう」ということで、相手に「(これから)今しばらくお待ちください」という内容を間接的に表すということです。

Thank you for your support

  • Thank you for your support.(ご支援ありがとうございます。)

何か支援してもらったり、助けてもらったときに使えるフレーズです。

また、「Thank you for your assistance.」「Thank you for all your help.」でも同様の意味を表すことができます。

Thank you for your cooperation

  • Thank you for your cooperation.(ご協力ありがとうございます。)

このフレーズは空港や駅のアナウンスなどで聞いたり、いろんなところで見たことがあるのでないでしょうか。
実は、ビジネスの場でもよく使われます。

Thank you for your understanding

  • Thank you for your understanding.(ご了承ください。)

このフレーズを直訳すると、

  • 「Thank you for your understanding」→「ご理解いただき(your understanding)ありがとうございます」

となりますが、意味的には、

  • 「(これから起こることに対して予め)ご了承ください」

というニュアンスになります。

なので、"これからマイナスなことが起こる前に使う"という点に注意しましょう。(すなわち、まさに日本語の「ご了承ください」の感覚で使います。)

また、「Thank you for your understanding in advance.」「I appreciate your understanding.」でさらに丁寧に表すことができます。

Thank you very much for your time

  • Thank you very much for your time.(お時間をいただきまして、ありがとうございます)

このフレーズはプレゼンなどで特に使えます。
"appreciate"を使って「I appreciate your time, I know you are very busy.」と言うとさらに丁寧に表すことができます。

うまくいかなかったけど「とにかくありがとう」と言いたいとき

  • Thank you anyway.
  • Thank you all the same.
  • Thank you just the same.

これらのフレーズは、相手が何か自分に良いことをしようと努力したけど上手くいかなかったときに、

  • 「とりあえず、ありがとうございます」「とにかく、ありがとうございました」

と言いたいときに使えるフレーズです。

  • 相手が何か自分に良いことをしようと努力したけど上手くいかなかったときに「とにかくありがとう」?
    わかるようで、よくわからんわ……

と思っていると思うので、以下にを挙げます。

たとえば、道を聞いて「ごめんなさい。わかりません。」と答えられたときなどに以下のように使います。

例)
A:Excuse me,but could you tell me the best way to get to Roppongi Hills Mori Tower?
(すみません、六本木ヒルズ森タワーまでの道順を教えてくださいますか。)
B:I'm afraid I don't know. I'm a stranger here myself.
(ごめんなさい、わかりません。私もこの辺は詳しくないもので。)
A:I see.Thank you anyway.
(わかりました。ありがとうございます。)

3.ThanksとThank youの違いは?

あなたはおそらく中学や高校の英語の授業では、「Thanks」と「Thank you」はどちらも同じ日本語で「ありがとう」と習ったのでないでしょうか?

しかし、実際のネイティブスピーカーの感覚では、

  • 「Thank you」よりも「Thanks」の方がカジュアル

に聞こえます。

なので、たとえば、ビジネスの場で「Thanks.」を使うのはNGです。(これは意外と知らないことが多いので注意が必要です。)
使うときは、友人や家族などの親しい間柄で使うといいでしょう。

また、「Thanks」を使ったカジュアルな「ありがとう」のフレーズは他にも、

  • Thanks a lot.
  • Thanks a million.

という表現があります。

感覚としては、

  • 「Thanks a lot.」→「"a lot"(たくさん)の"thanks"」→「めっちゃありがとう~」のようなニュアンス。
  • 「Thanks a million.」→「"a million"(100万)の"thanks"」→「めっちゃめちゃ(×100万回)ありがとう」

と捉えるとわかりやすいです。
いずれも「あざっす。」的な度合いのカジュアルな表現です。

ちなみに、カジュアル度合いの順番としては、

  • Thanks a million.>Thanks a lot.>Thanks.

の順にカジュアルな表現となります。

4.thank以外で「ありがとう」を表現する方法

"thank"を用いずに、「ありがとう」を表現する方法も存在します。
それらの中でも特に定番かつ実際に使いやすいものを一通りご紹介していきます。

appreciate系

  • I appreciate it.(ありがとうございます。※itの内容は文脈によって変わります)
  • I appreciate 事(~(事)してくれてありがとうございます。)

"appreciate"は"thank"以外の「ありがとう」フレーズの中でも定番中の定番です。

"appreciate"と"thank"の最大の違いは、

  • thank →人に対しての感謝にフォーカス
  • appreciate →行為としての感謝にフォーカス

という点です。

なので、「I appreciate 事(名詞,Ving)」のように"appreciate"の直後に感謝の内容を置くという型をとります。

なお、"appreciate"の方が"thank"を用いるよりも、やや丁寧なニュアンスになる傾向があり、ビジネスでも多用されます。

例)I appreciate your kindness.((あなたの)ご親切に感謝いたします。)

be grateful系

  • I'm very grateful.(とても感謝しています。)
  • I'm grateful to you for your kindness. ((あなたの)ご親切に感謝しています。)
  • I'm so grateful for all your help.(手伝ってくれてありがとうございます。)
  • I'm grateful for your support.(ご支援ありがとうございます。)

"be grateful"を用いて「ありがとう」を表現することもできます。

基本的に、感謝する対象の人物「to 人」、感謝する内容「for 事」で表現します。
また、「be grateful that~」の型をとることもできるので自由度が高く使いやすいです。

以下の4つの型パターンさえ押さえておけば、感謝する内容や人物を置き換えれば応用して使うことができるので非常にラクです。

"be grateful"の4つの基本形パターン

  • I'm grateful to 人
  • I'm grateful for 事
  • I'm grateful to 人 for 事
  • I'm grateful that ~

I owe you a lot.

  • I owe you a lot.

"owe"「借りている」「おかげである」「負っている」という意味がある動詞です。
(発音の仕方から"owe"→「オゥ」→「負う」→「負っている」という覚え方で有名な単語ですね。ダジャレですが。)

では、これがどうして感謝のフレーズになるのでしょうか。
それは、直訳してみるとわかります。

  • 「I owe you a lot.」→「あなたにはたくさんの(a lot)借りがある(owe)」→「感謝している」「ありがとうございます」

となり、英語のニュアンスでは結果的に感謝を表す表現となります。

5."thx"ってどういう意味?

あなたは"thx"という文字列をどこかで見たことがあるのではないでしょうか?
実はこれも感謝の意味を表します。

  • 「thx」とは、「thanks」の略

です。

ネット電子メールなどでよく使われます。
発音の仕方は“thanks”とまったく同じです。

ただし、いわゆる"ネットスラング"と言われるといわれる表現で、正式な短縮形ではなりません。
なので、親しい友人間などで使われます。
ビジネスの場などのフォーマルなメール、目上の人への使用は控えましょう

6.おまけ:Thank youと言われたときの返答パターン7選。

ここまで「ありがとう」の言い方をご紹介してきました。
ですが、逆に、自分がthank youと言われたときにあなたは何と答えますか?

超定番なのは、

  • You're welcome.(どういたしまして)

だと思いますが、

  • 「You're welcomeのワンパターンだと飽きるし、ネイティブ感が出ないな」
  • 「もっとレパートリーを増やしたいわ」

と思っていませんか?

そこで、おまけとして、You're welcome以外のよく使われる「Thank you」への7つの返答パターンを以下にまとめておきました。

You're welcome以外の「Thank you」への7つの返答パターン

  • Sure.
  • No problem.
  • My pleasure.
  • It's my pleasure.
  • Don’t mention it.
  • Any time.
  • You bet.

すべて「どういたしまして」のニュアンスとなります。

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