いい意味で驚いたときでも、悪い意味で驚いた際にもよく使われ、
映画などでもよく耳にする
「Oh, my God!」
日本人にもよく知られているセリフですね。
しかし、
実は、ネイティブスピーカーの前では「Oh , my God!」は気軽に使わないのが無難です。
「God」と発言するのは避けるべき!?
では、なぜ「Oh,my God!」があまり良い表現とされないのでしょうか?
それは
英語圏では超越的な存在とされている「God」という単語が入っているからです。
キリスト教が中心となっている西洋で、神は絶対的に完全な存在とされており、「God」と発言することさえも失礼にあたるということです。
実際に、モーセの十戒(Ten Commandments)には、
「You shall not nake wrongful use of the name of the Lord your God.」(神の名(主の名)をみだりに唱えてはならない)
と記されています。
「Oh, my God!」と同じ意味のものを使おう!
しかし、「Oh, my God!」と同じ意味で「God」の発言を避けるうまいフレーズがあるんです。
Gosh!
Oh,my goodness!
Oh,my!
英語圏では、これらが「Oh , my God!」と同じ意味でと言われることが多いです。
なので、今日からは「Oh, my God!」と言いたいときは
「Gosh!」「Oh,my goodness!」「Oh,my!」
を使いましょう。
映画でも「Gosh」というセリフを一度は聞いたことがあるのではないのでしょうか?(意識して聞いてみると結構使われていることに気が付くと思います。)
これら「Gosh!」「Oh , my goodness!」「Oh , my!」の3フレーズにはある共通の特徴があることにお気づきでしょうか?
確かに、どれも「Oh , my God!」に似た形ですが、
よく見てみると、どれも「God」という単語が入っていないのです。
「God」が「Gosh」や「goodness」に変形されたり、「Oh , my」というように、「God」の直前で止めて「God」自体が言われなかったりしています。
要するに、これらの「Gosh!」「Oh , my goodness!」「Oh , my!」は、「God」と発言するのを避けているのです。
これは、言語そのもの変遷というよりは、一神教が根付いている西洋の文化の影響が大きいの現象です。
「キリスト教を信仰していないなら"God"と言っても問題ないんじゃないか?」「信仰がない人間が"God"と言うとなおさら非難を浴びる」
と意見は様々ですが、
とにかく、「Oh , my God!」の発言は避けるのが無難でしょう。
「Jesus!」も同様
「Oh,my God!」と同様のニュアンスで
「Jesus!」というものもありますが、これも避けておきたい表現です。
あなたは「Jesus」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「Oh , my God!」と似た意味になるというのがヒントかもしれません。
「Jesus」とはズバリ、キリスト教の祖である(とされている)イエス・キリストのことです。(イエス・キリストがキリスト教の開祖であるか否かというのには諸説あります。)
「God」の発言が避けられるのと同様に、「Jesus!」というのはあまりにもストレートすぎます。
そこで、
先ほどと同じ理由で
Gee!
Geez!
Gee whiz!
というように「Jesus」とそのまま言うのはやめて、「Gee」「Geez」と言われることが多いです。
こちらも映画などでよく耳にします。
まとめ
「Oh, my God!」の使用は避けよう。
同じ意味で使いたいなら「Oh,my goodness」や「Gosh!」を。