英語で質問されて、その答えがわからないという時
「I don't know」
と答えてませんか?
実は、「I don't know」では
ネイティブスピーカーにとっては失礼な響きになります。
「I don't know」の使用は避けた方が無難です。
かと言って、わからないのにわかったフリをするのはもっと失礼です。
では、どう答えたらよいのでしょうか?
わからなかったら「I'm sorry , I'm not sure」
そこで、どんな場面でもわからないときに便利なのが
I'm sorry, I'm not sure.
です。
コレは是非覚えておくべきです。
たとえば、道を尋ねられたとき
「Excuse me. Where's the Tokyo Midtown?」
→「I'm sorry, I'm not sure」
「I'm sorry」は「すみません」ではない!?
「I'm sorry, I'm not sure」で「sorry」という語が出てきましたが、
よく、海外の(英語圏の)レストランで注文をするために店員を呼ぶ際に、
「I'm sorry , I'm sorry」と言う日本人がいた(いる)という嘘みたいな話を聞きますが、これはとんでもない話です。
「I'm sorry」は謝罪を表します。なので、言うまでもなく、まわりの英語ネイティブスピーカーたちには「何をレストランで必死に謝ってるんだ!?」と思います。
おそらく、その日本人は「sorry」=「すみません」と思い込んでいたのでしょう。それは2つの意味でおかしいです。
一つは、日本語の「すみません」は謝罪以外にも、話しかけるとき(「Excuse me」に相当)や、感謝を表すとき(「Thank you」に相当)にも、使われる語です。(どの意味かは状況に依ります。)
しかし、「I'm sorry」は基本謝罪の意味で使われるものです。おそらくその日本人は「Excuse me」の意味を表したく、「すみません」という日本語を想起し、それを丸暗記していた「I'm sorry」に誤った翻訳をして、このような事態に陥ったのでしょう。「I'm sorry」に「すみません」とまったく同じ意味はありません。
二つ目におかしいのは、そもそも英語を発話しようとしているときに日本語を英語に訳して考えていることです。この例の場合、「すみません」という日本語を訳して「I'm sorry」と発話したことは明白です。逆に、もしも「Excuse me」と言ったとしても、それが「Excuse me」=「すみません」と丸暗記していて、「すみません」を「Excuse me」に翻訳してたまたまシチュエーションに合ったとしても同じことです。英語は英語で運用してはじめて、「英語を話す」というのです。英語を日本語で丸暗記するのは悪い癖になるので気をつけましょう。
まとめ
わからなかったら「I'm sorry, I'm not sure.」