「"It couldn't be better"ってどういう意味だっけ?」
「"良い"って意味?"悪い"って意味?」
たしかに、「It couldn't be better」というフレーズは、一度覚えたつもりでも、「良い」という意味なのか「悪い」という意味なのか混乱しがちです。
ですが、丸暗記しようとするのではなく、構造をしっかり理解しながら覚えると絶対に忘れることはありません。
そこで、
について詳しく解説していきます。
1.「It couldn't be better」の意味は?絶対に忘れない方法。
「It couldn't be better」は丸暗記しようとするとド忘れします。
「It couldn't be better」は、英語フレーズのなかでもトップクラスで"日本語訳の丸暗記で覚えようとするとド忘れしやすいフレーズ"です。
たしかに、パッと見ると、
- 「better」だから「良い」って意味?
- 「couldn't」だから「悪い」って意味?
と混乱しやすいですよね。
ですが、ご安心ください。
ラクして"丸暗記日本語英語"でどうにかしようとするのではなく、「It couldn't be better」の構造を分解してしっかり理解すると、ド忘れすることはまずありません。
「It couldn't be better」を分解してみるとこうなる。
では、さっそく「It couldn't be better」を一つ一つ分解してみていきましょう。
すると以下のようになります。
- 「It couldn't be better.」→「itはbetterにcouldn't be」→「これ以上良い状態(better)にはなり得ない(couldn't be)」
→つまり、「最高に良い」「絶好調」
という意味となります。
このように一つ一つ冷静に分析して理解すると、絶対に忘れることはありませんよね?(万が一忘れてもこのように一つ一つ考えれば意味を理解できますし。)
※なぜ「can't be」ではなく「couldn't be」なのかというと仮定法のニュアンスが効いているからです。
つまり、「It couldn't be better(than now).」→「仮の世界でも今の状態よりbetterな状態は存在し得ないくらい最高だぜ」というニュアンスだと思ってください。
これらも「It couldn’t be better」と同じ意味
また、時々、
「It」が省略された、
- Couldn’t be better.
「it」を「things」に置き換えた
- Things couldn’t be better.
というフレーズも使われますが、これらも「It couldn’t be better」とほぼ同じ意味で使われます。
2.こんな時にこうやって使う「It couldn't be better」
「じゃあ、"It couldn't be better"実際どういうときに使えばいいの?」
「どうやって使うの?」
この「It couldn't be better」が実際によく使われるパターンは、
- 「How are you doing?」「How's it going?」などのような「最近どう?」「調子はどう?」といったご機嫌を伺う質問に答えるとき
です。
A:How's it going?
(最近どう?)
B:It couldn't be better!
(絶好調だよ!)
3.「It couldn't be better」以外にもある「It couldn't be ○○」シリーズ
「It couldn't be better」以外にも、「It couldn't be ○○」という定番フレーズがいくつか存在します。
ですが、これらはすべて、基本的に、
- 「It couldn't be ○○」→「これ以上○○になり得ない」→「最大限に○○」
という意味となりますので、難しいことはありません。
①It couldn't be happier.
「It couldn't be happier」は
- 「これ以上happier(happyの比較級)にはなり得ない」→「最高に幸せ。」
となります。
A:How's everything with your new married life?
(新婚生活はどうですか?)
B:It couldn't be happier.
(最高に幸せです。)
②It couldn't be worse.
「It couldn't be worse」は
- 「これ以上worse(badの比較級)になり得ない」→「最悪だ。」
A:How's work?
(最近仕事の調子はどう?)
B:It couldn't be worse.
(最悪だわ。)