「英語で"道に迷った"ってなんて言うの?」
「実際に海外旅行で道に迷ったときはどうすればいいの?」
という疑問をお持ちではないでしょうか?
英語で「道に迷う」「道に迷った」という意味を表す方法は、いくつも存在します。
ですが、それぞれのフレーズごとに、細かくどのようなシチュエーションで使えるかなどといった使い分け方が存在します。
また、実際には「道に迷った」「道に迷いました」というフレーズだけを覚えていても、いざリアルに道を尋ねるときには、残念ながらそれを言っただけでは相手にはどうしてほしいのか伝わらない可能性が高いです。
ですが、ご安心ください。
この記事を読むことで、
がスッキリわかります。
1.英語で「道に迷った」と言うには?
英語で「道に迷った」「道に迷う」という内容を伝えたいときには、以下の5つのフレーズが使えます。
- I'm lost.
- I got lost.
- I lost my way.
- I don't know where I am.
- Where are we?/Where am I?
①I'm lost
- I'm lost.
「I'm lost.」は、
- 現在"be lost"→今、道に迷っている状態
を伝えたいときに使えるフレーズです。
なので、たとえば以下の例のように、今まさに道に迷っていて他人に道を尋ねるときに使えます。
Excuse me. I'm lost. Do you know where I can find a Shinbashi Station?
(すみません、道に迷いました。新橋駅はどこかわかりますでしょうか?)
ただし、文脈によっては、「人生の道に迷った」「決断に迷った」という意味でも使うことができます。
I got lost
- I got lost.
「I got lost.」は、過去に道に迷ったという事実(行為)を述べたいときに使います。
先ほどの「I'm lost.」は、"そのとき(=発言しているとき)に道に迷った(迷っている)"(状態)という意味となりますが、「I got lost.」と言った場合は、"発言しているときにはもう道に迷っていないけど過去に道に迷った(迷っていた)"(行為)という意味となります。
Sorry, I'm late. I got lost on the way here.
(遅れてすみません。ここへ来る途中で道に迷ってしまいした。)
また、"got"を現在形にして、"get lost"にすることで、いついつに関係なく「道に迷う」という表現にも使うことができます。(言葉だけではわかりにくいと思うので以下の例文をご覧ください。)
Ms.Morita get lost easily.
(森田さんはよく道に迷う。)
I lost my way
- I lost my way.
「I lost my way.」も、先ほどの「I got lost.」と同様に、"道に迷ったという事実(行為)"を意味する「道に迷った」の表現です。
ただし、文脈によって、「~のやり方を忘れた」「人生の道に迷った」など、「道に迷った」以外の様々な解釈にもなり得るので、相手が「I lost my way.」と言った場合には少々注意が必要です。
I lost my way to my girlfriend's house.
(恋人の家に行く途中で道に迷った。)
また、現在完了形の「I've lost my way.」で「(今)迷子してる」という意味となります。(「I'm lost.」と同じような使い方)
Excuse me sir, I've lost my way. Can you help me find Ochanomizu Station?
(すみません、道に迷いました。御茶ノ水駅はどこかわかりますでしょうか?)
I don't know where I am
- I don't know where I am.
直訳すると「自分がどこにいるかわからない」となるように、すなわち日本語の「迷子になった」と同じ意味となります。
Where are we?/Where am I?
- Where are we?
- Where am I?
直訳すると、「私達(私)はどこにいるの?」となり、今どこにいるのかわからない、すなわち「迷子になった」という意味を間接的に表すことができます。
ちなみに、「Where are we?」の"we"(私達)は誰らのことを表すのか疑問思うかもしれません。
ここでの"we"は、
- 「道を尋ねている人(「迷子になった」と言っている人)」と「尋ねられている人(あるいは人々)」
のことです。
(すなわち、「今私たちがいるこの場所はどこなの?」というニュアンスとなるわけです。)
2.「道に迷った」と言った後は自分の目的地を言おう
ここまでで、「道に迷った」の表現はサクッと一通りわかったかと思います。
しかし、実際に英語で「道に迷った」というフレーズだけを単体で覚えていてもあまり実用的ではありません。
なぜかというと、リアルに見知らぬ土地で道に迷って、道行く人に「私は道に迷いました。」と言っても、相手は「……それで?」となります。
なので、リアルな話、「道に迷いました。」と言ったあとには、「~はどこですか?」というように、自分がどこに行きたいのかも必ずセットで伝えてあげましょう。
実際に使える「~はどこですか?」の定番フレーズ一覧
- How do I get to [行きたい場所]?
- How can I get to [行きたい場所]?
- Could tell me the way to [行きたい場所]?
- Could you tell me how to get to [行きたい場所]?
- Do you know where I can find a [行きたい場所]?
Excuse me sir, I think I'm lost. Could you tell me how to get to Roppongi Hills Mori Tower?
(すみません、道に迷ってしまいました。六本木ヒルズ森タワーはどちらでしょうか?)
3.実際に道に迷ったときにはどうすればいいか
- 「これから海外に行きたい」「海外に行く予定がある」
「けど、もしも道に迷ったときには実際に何をどうすればいいの?」
今の時代は、スマホがあるので、本気で道に迷うというシチュエーションは少ないかとは思います。
しかし、万一、
- 「スマホのバッテリーが切れた!」
- 「Wi-Fiが途切れてマップアプリが使えない!」
ということもあるかもしれません。
少なくとも、いざというときのために一応道の尋ね方は知っておくに越したことはありません。
そこで、ここからは、実際にリアルに海外で道に迷ったときに、
- 誰に(どういう人に)尋ねればいいのか
- 実際に道を聞く具体的な3つの手順
について解説します。
尋ねるべき人
もし、道端で本気で迷子になったら、あなたは誰に道を尋ねますか?
おそらく、
- 「その辺の信号待ちの人に尋ねる」
- 「その辺を歩いてる怪しくなさそうな人に尋ねる」
と答えるかもしれません。
ですが、実際に道を尋ねるときにおすすめするのは、
- ホテルのスタッフ
- タクシー運転手
- 駅のスタッフ(駅員)
達です。
なぜかというと、
- 道に詳しい(確実な情報を与えてくれる)
- 信頼性が高い(怪しい人な可能性が圧倒的に低い)
からです。
彼らは道に詳しいということは当然ながら、運悪く怪しい人に話しかけてトラブルに巻き込まれてしまうリスクも低減されます。
実際に道を聞く手順は3つ
実際に道を尋ねるときには以下の3ステップで行うことで、英語にあまり自信がない方でもスムーズに道尋ねることができます。
道を尋ねたいときの3つの手順
- 「Excuse me」で話しかける
- 「迷子です」と言う
- どこに行きたいかを言う
②と③は先ほど1.英語で「道に迷った」と言うには?と2.「道に迷った」と言った後は自分の目的地を言おうで紹介したフレーズを使えば大丈夫です。
A:Excuse me, I think I'm lost. How can I get to Roppongi Hills Mori Tower?
(すみません、道に迷ってしまいました。六本木ヒルズ森タワーはどちらでしょうか?)
B:Turn left at the police box, go straight for three blocks and cross the street.
(交番を左に曲がって、3ブロックまっすぐに進んだら道を横断してください。)
A:OK. Thank you.
(わかりました。ありがとうございます。)
相手が道を教えてくれたあとには、上の例文の「OK.Thank you.」のように、お礼を述べるのを忘れずに。