いよいよ中盤です。
英語力がだいぶ育ってきたところで、
今度は多くの日本人が苦手意識を持っている発音のトレーニングです。
しかし実は、発音は正しい方法でしっかりトレーニングすれば、誰でもできるようになります。
英語の音に日本語の音はない
まず、一番最初に知っておきたいことは、「英語の音に日本語の音はない」ということです。
よく英語の発音がカタカナで表記されることがありますが、英語の発音はカタカナで表せません。
もちろん便宜上カタカナで表されることがあるかもしれませんが、それはあくまでも「日本語で表すとこれに近い」という程度のものとしてとらえましょう。
「英語の音を日本語の音で表せる」という幻想から目を覚ましましょう。
トレーニングは簡単
トレーニングの方法はいたってシンプルです。
1.音素レベルのトレーニング
2.単語・文章レベルのトレーニング
の2ステップです。
先ほども言ったように日本語に英語の音はないので、まずは「æ」「f」といった英語の音素をしっかりトレーニングするところからはじめます。
そして、それを利用して単語・文章というように拡大していきます。
ちなみに、文章中の抑揚や単語と単語の音のつながりといったものは、
STEP6の「パッシブなトレーニング」や、STEP7の映画を利用したトレーニングで英語を大量に聴き英語脳が出来ていくうちに自動的にできるようになっていきます。
そのため、なにより発音のトレーニングの主役は音素のトレーニングです。
具体的な方法を実践!
具体的な方法としては、
まず1.音素レベルのトレーニングは、
BBC Learning Englishなどを利用して、ネイティブスピーカーの口・舌・顔・音(声帯)を完璧にコピーするつもりで、音素レベルでの発音を徹底的に鍛えます。
基本的には、ネイティブが発音するのと同時に自分も真似て発音し、ネイティブの発音と自分の発音を近づけていきます。
決して一日二日で身に付くものではないので、一日一音ずつでもいいので地道にトレーニングしていきましょう。
2.単語・文章レベルのトレーニングですが、
単語のトレーニングは先ほどのBBC Learning Englishで単語の例も一緒に取り上げられているのでそれを利用しましょう。
文章は「パッシブなトレーニング」などで利用している音源や映画の音声などを真似て自分でも同時に発音して自分の声を耳から聞こえる音声に近づけていきます。
一人でやるのは危険!
ただ、発音は一人でやろうとするとなかなか難しいです。
自分でやっても、やはりそれをネイティブスピーカーに聞いてもらわないと本当に出来ているか(通じるか)が不確定です。
「出来ているつもり」が一番の落とし穴です。
そこで、ネイティブキャンプ、DMM英会話 などのオンライン英会話の発音レッスンを利用します。
ただネイティブが聞いてくれるだけでなく、一人ひとりに合わせて発音を修正してくれるので、発音トレーニングには最強の方法です。
また、DMM英会話 の場合は、先ほどの1 , 2のトレーニングが両方とも自動的にできます。
発音ができるようになると、同時にリスニング力も一気に向上します。
まさに、一石二鳥です。
自分で出せる音が増えると聞ける音が増えるのはあたりまえですね。
ここまで熱心に「見る」「聴く」「話す」を実践してきて、着実に英語力がついてきたので、次はいよいよ「読む」に入りましょう。
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