英語での会話の際、別れ際のあいさつで、
「See you」「See you later」「See you then」などのような、
「See you~」というフレーズはよく使われます。
ですが、今このページを読んでいるあなたは、「それぞれのパターンごとに返答の仕方を全部覚えるのが面倒…」「全部似ているから混同する…」というような悩みを抱えているのではないでしょうか。
ですが、実は、この「See you~」という別れ際の挨拶に対する返答として、たとえ「~」の部分が何であったとしても使える最強の返答フレーズが存在します。
なぜ「See you」が別れ際に使われるのか
日本人でもあたりまえのように知っており、欧米人と話す機会があるならば人によっては使っている「See you」ですが、そもそもなぜ「See you」が別れのあいさつになるのでしょうか?
実は、「See you」は厳密には「I'll see you」です。
「I'll see you」の「I'll」が省略されて、「See you」となります。
ここで、「I'll see you」は、「未来にsee youする」。つまり、「未来にこれから相手に(また)会う」ということです。
これは日本語の「またね」の発想と同じです。
こういうわけで、この「I'll see you」の「I'll」が省略されて「See you」が別れ際に、使われるというわけです。
つまり、「See you」は再び会うことが前提となっているわけです。
「See you ~」のパターン
「See you~」という表現は、以下のようにたくさんあります。
See you again.
See you later.
See you around.
See you next time.
See you tomorrow.
See you soon.
先ほども述べたように、なぜ別れ際に「See you」というかといえば、また「See you」する、つまり「また相手に会う」というニュアンスで使われます。
そこで、「じゃ、いつ会うんだ」ということで、「"See you"のあとに"See you"する時間情報も言っちゃおう」となり、「See you」のあとに「See you tomorrow」のようにseeするのが"いつか"もくっつけるようになりました。
上記の「See you~」リストを見てわかるとおり、「See you again」以外は、「See you」のあとにいつ会うかが述べられています。
ここで、「See you around」の「around」がわかりずらいと思います。
この「around」というのは、時間軸上のaroundということです。カレンダーをイメージしてもらうとわかりやすいと思いますが、たとえば今日「See you around」と言った場合、「"今日"の周辺(around)に会う」つまり、また近いうちに会うということです。
なので「See you soon」に少し似ています。
実はこれらの「See you~」には
一つのフレーズで対応することができます。
「See you~」には「See you then」
これらの「See you~」に対しての返答はすべて
See you then.
でOKです。
また、相手が言ったのを繰り返して返答する(たとえば「See you around」に「See you around」と返答)のもOKです。
先ほども述べたように、「See you~」の「~」の部分は、また会うときの時間を表しています。そこで、「See you next time」だろうと「See you tomorrow」だろうと「~」の部分がなんであったとしても、すべて「then」に置き換えてしまうことができます。
ということで、「See you~」系には、すべて「See you then」で対応できるのです。
「See you」に注意
ここで注意しておきたいのは
「See you.」
だと少し軽すぎる響きになってしまうということ。
日本語だとタメ口くらいに相当するので
使う相手によっては要注意。
「See you then」を使うのが無難です。
また会わなくても「See you」!?
「See you」は、「I'll see you」つまり、再び会うということが前提となっていると言いましたが、実は、また会うかどうかわからないときにも使われる場合があります。
そんなときに使われるのが
See you again sometime.
です。
たとえば、旅客機で隣の人と話したときなどに使われ、厳密に言うと、会うかわからないというよりも、ほぼ確実に会うことはないだろうというときに使われます。
時間・場所を的確に述べるパターン
今までのフレーズは、「See you tomorrow」のように、「See you+時間」という形ばかりでしたが、実は、「See you+時間」のあとにさらに場所も加えて「See you+時間+場所」とする場合もあります。
たとえば、
See you tomorrow here at 9.
会う日時が明確に約束されている場合などに使われます。
もちろんこれらに対しても「See you then」が有効です。
まとめ
「See you~」には「See you then」または相手のフレーズをリピート返答