[PR]

英語フレーズ解説

"I got it"の意味は?"You got it"とはどう違う?

  • 「"I got it."ってどういう意味?」
  • 「"I got it."と"You got it."って何が違うの?どう使い分けるの?」
  • 「"I get it."との違いは何?」

と疑問に思っていませんか?

「I got it.」を直訳してみると、「それを手に入れた」となりますが、実際は、物理的な物をゲットしたとき以外にもさまざまな使われ方をします。

また、そっくりな表現に「You got it.」「I get it.」という表現がありますが、これらのフレーズと「I got it.」の使い分け方や意味の違いが紛らわしくなりがちです。

ですが、この記事を読むことで、

がスッキリわかります。

1. "I got it"の全3パターンの使い方

「I got it.」は基本的に以下の3パターンの意味で使われることが多いです。

  • ①相手の発言内容を理解したときに「わかった」「わかりました」「了解」 と言うとき
  • ②物理的な物をゲットしたときに「手に入れた」と言うとき
  • ③「それ、私がやります」 と言うとき

①相手の発言内容を理解したときに「わかった」「わかりました」 と言うとき

まず一つ目は、相手が自分に何かを言ってきたときや、説明を受けたときに「I got it.」で、「わかりました」「わかったよ」ということを伝える使い方です。
「I understood it.」と同じ意味で使われると考えるといいでしょう。

なぜ、「I got it.」で「わかりました」となるかと言うと、「I got it.」の、

  • "it"→相手の発言内容

と考えるとわかりやすいです。
つまり、

  • 「I got it.」→「あなたの言ったこと(it)をgotした」→「あなたの言ったことを受け入れた」→「あなたの発言を理解した」→「わかりました」「了解」

という感覚です。

例)
A:The meeting is going to start at 14:30 tomorrow.
(会議は明日の14時30分に開始します。)
B:I got it.
(了解しました。)

②物理的な物をゲットしたときに「手に入れた」と言うとき

二つ目の使い方は、文字通り何か物をgetした、手に入れたと言いたいときに使う使い方です。
これは直訳の通りなので特に説明しなくてもわかるかと思います。

例)
A:Where did you get that lipstick?
(そのリップスティックどこで買ったの?)
B:I got it at Odakyu Department.
(小田急百貨店で買ったんだ。)

③「それ、私がやります」 と言うとき

三つ目の使い方は、何かやるべきことやタスクがあるときに、自発的に「それは私がやります」と言うときに使う使い方です。

わかりやすいように例を挙げると、

  • 「誰か電話に出てくれます?」と聞かれたときに、「私が電話に出ます」と言うとき
  • 「明日までに~を用意しなければならないのだが」という話の流れで、「それは私がやります」と言うとき

などです。

なぜ「I got it.」が「私がやります」になるのかというのは、

  • "it"→やらなければならないタスク・仕事

と考えるとわかります。
すなわち、

  • 「I got it.」→「私が(I)そのタスク(it)をgetします」→「私がやります」

と考えるとわかりやすいです。

なぜこれからやることなのに"I'll get it"ではなく"got"かというのは、未来形(will)で「これからやります」と言うよりも、過去形(got)にすることで「すでにその仕事はおれがもらったぜ!」という自発的なニュアンスが増すからです。
(ただし、同じシチュエーションで「I'll get it.」を使っても特に不自然ではありません。若干ニュアンスが違うだけで。)

例)
A:Could someone pick up the phone?
(誰か電話に出てくれますか?)
B:Yes, I got it.
(はい、私が出ます)

2.「わかりました」と言うときの"I get it."はどう違う?

たまにネイティブが、先ほどの①相手の発言内容を理解したときに「わかった」「わかりました」 と言うときと同じ場面で、

  • I get it.

を使う場面を見たことはありませんか?

"わかりました"の"I got it." と "I get it."の違い

では、この「I got it.」の"わかりました"「I get it.」の"わかりました"何が違うのでしょうか?

結論から言うと、

  • "わかりました"と言うときの「I got it.」と「I get it.」は(ほぼ)同じ意味

として使われます。

過去形の"got"でも現在形の"get"でも基本的には大きく意味は変わりません
なので、あまり気にしなくて大丈夫です。
「I got it.」でも「I get it.」でも好きな方を使って構いません。

厳密に言うと超細かいニュアンスは異なる

確かに、先ほど言ったように、大きな意味では「I got it.」でも「I get it.」でもほぼ変わりないのですが、超細かい話をすると、若干のニュアンスの違いは存在します

何がどう違うかというと、

  • 「I got it.」→普通に何の疑問もなくわかった/理解したとき。
  • 「I get it.」→一瞬「?」となったけど、「あ、なるほどね、わかったわかった」という感じのとき。

というニュアンスの違いです。

これらを上手に使い分けることでより"英語を自在に使いこなしてるネイティブ感"がかなり増すので、余裕がある場合は意識して使い分けてみるのもいいでしょう。

3."You got it"と"I got it"の違いは?

「I got it.」と同じく「わかりました」というシチュエーションで使われるフレーズに、

  • You got it.

というものがあります。

見た目は「I got it.」とそっくりですが、使い方が異なります

"You got it"は"承諾"するとき限定で使える

具体的に何が異なるかと言うと、

  • 「You got it.」は、相手に頼み事や依頼をされたときに承諾する場合にのみ使う。

という点です。

相手に「~してくれる?」「~してくれますか?」と言われたときに、「わかりました」「いいですよ」というように使います。

例)
A:Pass me the suger, please.
(砂糖取ってくれるかい)
B:You got it.
(わかった。)
例)
A:Can you prepare the document by today?
(今日中に資料を用意してくれますか?)
B:You got it.
(わかりました。)

なぜ"You got it."が"承諾"の意味になるの?

「You got it.」は相手に承諾するときに使うと説明しましたが、なぜ「You got it.」で承諾の意味になるのか疑問に思いませんか?

「You got it.」を直訳すると、「あなたはそれをgotした」となり、そこからどうして「わかりました」「いいですよ」になるのか見当が付きにくいです。
もちろん諦めて「You got it.」="承諾"と丸暗記してもいいですが、それだとあとになって十中八九忘れます。

ですが、

  • "it"→"許可" "承諾"

と考えると見えてきます。
すなわち、

  • 「You got it.」→「あなたは(私の)承諾(it)をgotした」→「あなたは(私の)承諾を得た」→「いいですよ」「わかりました」

というわけです。

つまり、「You got it.」→「おまえは私の了承を得た」→「(私は)わかりました」という感覚です。

ですが、英語的なニュアンスとしては「おまえは私の了承を得た」というような上から目線の感じは一切ありませんのでご安心ください。

4.「Get it?」「You got it?」ってどういう意味?

また、会話中に「You got it」に疑問符を付けて、

  • You got it?

や、

  • Get it?

と聞かれることがあります。
これらは文法的には滅茶苦茶ですが、いずれも、

  • Did you get it?(わかりましたか?)

同じ意味と考えて構いません。

また、基本的に、それぞれ、

  • You got it?→"You got it."が使える場面(承諾・許可としての"わかりました"と答えるとき)
  • Get it?→"I got it."が使える場面

で使います。

5."I got it" "You got it"以外で「わかりました」と答える方法は?

「I got it」「You got it」以外にも「わかりました」「わかったよ」と答えるフレーズはたくさん存在します。
そこで、「I got it」「You got it」の代わりとして使えるフレーズをザっとまとめてみました。

~"I got it"の代わりとして使えるフレーズ~

  • Sure.(わかりました。いいですよ。)
  • Of course.(もちろん。)
  • No problem.(問題ないよ。)
  • Understood.(わかりました。)
  • Absolutely.(かしこまりました。)
~"You got it"の代わりとして使えるフレーズ~

  • Certainly.(是非いいですとも。)
  • With pleasure.(どうぞ喜んで。)
  • By all means.(もちろんいいですよ。/是非お願いします。)
  • No problem.(問題ないよ。)
  • Go ahead.(どうぞ/遠慮なく)
エイペディアはあなたの英語習得を応援しています。

Copyright© エイペディア , 2024 All Rights Reserved.