おそらく、今この記事を読んでいるあなたは、
- 「TOEICの勉強をしているけど、いくらやっても思うように点数が伸びない。」
- 「ある程度のところまでは点数が伸びたけど、今の学習方法ではもう点数が伸びなくなった。」
- 「TOEICを初めて受験するけど、何をどうしたらいいのか全くわからない。」
- 「ネットや参考書でさまざまなTOEICの勉強法が紹介されているけど、どの学習法を信じればいいのかわからない」
- 「TOEICで高得点を取りたいけど、正直、お金も労力も時間もかけたくない。」
そんな悩みを抱えていませんか?
何も勉強・対策をしないで点数が取れないのなら未だ納得がいきますが、
- 「TOEICへ向けて一生懸命勉強しているのに、何か月やっても点数が全然伸びない!」
というのは非常にツラいですよね?
(わかります。その気持ち。)
ですが、あなたがこれまでどのようなTOEICの勉強法を実践してきたのか、これまでどれくらいの期間英語を勉強してきたのかに関係なく、一つだけ言えることがあります。
それは、TOEICで点数が伸び悩む・思うように点数が取れない原因は必ず、
- そもそも英語力が足りないない
- 自分が持っている英語力をTOEICで活かすためのTOEIC対策が足りていない
の2つのいずれか(あるいは両方)にあるということです。
これは、逆に言えば、
- 根本的な英語力
- 英語力をTOEICで活かす能力
の2つさえ極めれば、今の英語力、今のTOEICのスコアに関係なく、誰でもTOEICのスコアがグングン伸びていくということです。
実際に、私自身もこの2つの能力を効率的に身に付ける学習法を実践して、半年でTOEICの点数を206点UPすることができました。(詳しくは【結果】この方法で半年でTOEICスコア206点UPを実現。をご覧ください。。)
そこで、この記事では、
- 私も実践した、最小限のお金と時間と労力でTOEICの点数をグングン伸ばすことができる究極のTOEIC学習法
について、今この記事を読んでいるあなたにも実践しやすいように、詳しく・カンタンに・わかりやすく解説していきます。
【結果】この方法で半年でTOEICスコア206点UPを実現。
まず、具体的なTOEICの学習法について解説する前に、私が実際にそれを実践した結果(実践例)からお伝えします。
約半年間(約6ヶ月間)これから解説するTOEIC学習法を実践した結果、
- 645点→851点(206点UP)
までスコアアップしました。
※(オンラインTOEIC模試e-TESTにて)
では、具体的に何をどうしたらこのようにグングン点数を伸ばすことができるのかについて、ここから詳しく解説していきます。
2.TOEICで思うように点数が取れないときの原因は、どんな場合でもこの2つにある。
冒頭でも少し話しましたが、TOEICで思うように点数が取れない・点数が伸びないというときの原因は、必ず以下の2つうちのどちらか(あるいは両方)にあります。
- ①そもそも英語力が足りないない(あるいは学習法が間違っている)
- ②自分が持っている英語力をTOEICで活かすためのTOEIC対策が足りていない(あるいはTOEIC対策のやり方が間違っている)
ですが、逆の言い方をすると、
- 土台となる英語力を身に付ける
- 身に付けた英語力をTOEICで活かせるようにする
の2つさえ行うことができれば、現在のTOEICの点数、年齢、学齢、英語の得意・不得意、これまでどんな英語の学習をしてきたかに関わらず、誰でもTOEICで高得点を取ることができるということです。
英語力だけでもTOEIC対策だけでもTOEICでは高得点を取ることはできない
ここまで何となくサラッと読んできたかもしれませんが、ここで重要となってくるポイントは、TOEICで高得点を取るには先ほどの、
- 土台となる英語力を身に付ける
- 身に付けた英語力をTOEICで活かせるようにする
が、片方だけではなく、両方とも必要だということです。
実際に、片方だけ極めてもTOEICの点数は伸びません。(あるいはどこかの時点で「いくら勉強しても点数が伸びない」という壁にブチ当たります。)
- 「そんなのわかってるよ~」
と思うかもしれませんが、実際には、わかっているつもりで片方しかできてない人が世の中にはたくさんいます。
そして、この「勉強しているけど伸びない」という人の原因の大半が、"①英語力"か"②TOEIC対策"のどちらかしかやっていない、あるいは、自分では両方ともやっているつもりでも、結果的に片方の力しか(あるいはどちらの力も)身についてない、というところにあります。
TOEICはオムライス。
これは料理に例えると、オムライスの"オムライス本体"と"オムライスにかけるデミグラスソース"のようなものです。
(ケチャップ派の人は「"オムライス"と"ケチャップソース"」でも構いません(笑))
- 「は!?オムライス!?TOEICは卵料理だったの!?知らなかった!」
と思うかもしれませんが、どういうことかというと、
美味しいオムライスは、
- 抜群の味のオムライス本体
と、
- 抜群の味のデミグラスソース
が組み合わさって初めて完成します、(もし片方でもマズい味だったらすべてが台無しになります。)
それと同じで、TOEICでの高得点も、
- 抜群の英語力
と、
- 抜群のTOEICで自分が持っている英語力を活かす能力
が組み合わさって実現するということです。
すなわち、「勉強しているけTOEICの点数が伸びない」という場合によくあるような、
- 「英語力だけはバリバリに鍛えてるけどTOEIC対策はほぼやってない」
- 「TOEIC対策ばかりやっているけど、基本的な英語力の学習はすっ飛ばしている」
という学習法(勉強法)は、
- 「英語力だけはバリバリに鍛えてるけどTOEIC対策はほぼやってない」
→オムライス本体の味は抜群だが、デミグラスソースがめちゃくちゃマズい - 「TOEIC対策ばかりやっているけど、基本的な英語力の学習はすっ飛ばしている」
→デミグラスソースの味はめちゃくちゃ美味しいけど、オムライス本体の味がめちゃくちゃマズい
というのと同じことです。(どっちも食べたくないですよね(笑))
ここで、
- 「それはわかった。じゃあ、具体的に何をどうすればこの"英語力"と"TOEICで英語力を活かす能力"の両方が身につくの?」
と思いますよね?
では、ここからは具体的に何をどうすればこれらの力を身に付けられるかについて、もっと詳しく解説していきます。
3."①土台となる英語力"はどうやって身に付ければいい?最短距離で英語力を身に付ける方法
まずは、
- ①土台となる英語力
- ②自分が持っている英語力をTOEICで発揮する能力
をどうやって身に付ければいいのかについて解説します。
すなわち、先ほどのオムライスの例でいう、
- 抜群の味のオムライス本体
の作り方です。
ですが、おそらくあなたが知りたいのは、何年もかけて英語力を築き上げる方法ではなく、今すぐTOEICの点数に結び付く英語力を身に付ける方法だと思います。
そこで、TOEICで高得点を取るために必要な"土台となる英語力"を時間をかけずに最短距離でを身に付けるための重要なポイントは、
- "日本語英語"を使わないこと
- "聞く+話す"で身に付けること
の2つです。
①一番やってはいけないことは"日本語英語"
TOEICに必要な英語力を身に付けるうえでの一つ目のポイントは、
- 英語を日本語で理解する「日本語英語」を使わないこと
です。
すなわち、
- 英語を英語で理解する本当の意味での「英語力」を身につける
のが最短距離で英語力を伸ばすためのコツだということです。
TOEICに「日本語英語」は通用しない。
ここで、
- 「でも、"日本語英語"の何が問題なの?」
と思いませんか?
何が問題かというと、ズバリ、
- "日本語英語"レベルではTOEICには全く歯が立たない。
ということです。
(というかそもそも"日本語で英語を理解する"ことを「英語力」とは言いません。)
具体的には、("日本語英語"レベルだと)たとえば、
- シンプルに問題が解けない
- リスニングについていけない
- 読む+理解するスピードが遅い=問題を解くスピードも遅くなる=時間が足りなさすぎる
という"壁"に激突します。(はい、何度も激突しまくります。)
もちろん、学校の定期テストなどのレベルであれば、
- 日本語訳丸暗記の英語
- 文法丸暗記の英語
でも十分に点数を取ることができます。(実際、学校の英語の授業ではそのような"日本語英語"での教育が行われていますよね。)
実際に、あなたも中学・高校時代は日本語訳・文法丸暗記英語でも超高得点を取りまくることができていませんでしたか?
(私も中学・高校時代はそうでした。)
しかし、残念ながら、国際レベルで本格的な英語力を測定するTOEICでは、当然ながらそのような小手先の「日本語英語」では通用しません。(ある程度は点数が取れても必ずどこかで"頭打ち"します。)
それに加えて、一度、英語を日本語で理解する"日本語英語のクセ"がつくと、そのクセを直すに手間がかかり、結果的に、後々、英語を英語で理解する本当の英語力を身につける際に余計に苦労する羽目になってしまいます。
こんなの、まさに、いいとこなしですよね?
なので、英語を日本語で理解する"日本語英語"は最初から捨てて、
- 素直に英語を英語で理解する本当の意味での「英語力」を身につける
のが、結果的に英語力を伸ばすための最短の近道だというわけです。(まさに「急がば回れ」です。)
そもそも「英語を英語で理解する」とは?
ここで、
- 「"英語を英語で理解する"のと"日本語で英語を理解する"ことの違いがわかるようでわからない。」
と思っていませんか?
では、わかりやすく説明してみましょう。
たとえば、簡単な例として、"apple"という英語を理解するときのことを考えてみます。
これを「日本語英語」で理解しようとする場合、
- ×)"apple"から"りんご"という日本語を思い出し、その後日本語(りんご)と結びついている"意味そのもの=イメージ"を思い出す
というプロセスとなります。(以下の図のような感じです。)
一方で、英語を英語で理解する本当の意味での「英語力」が身についている人の場合は、以下の図のように、
- "apple"という英語を聞いた瞬間(読んだ瞬間)直で"意味そのもの=イメージ"が思い浮かびます。
これは、英語を聞いたとき(読んだとき)だけでなく、"apple"という英語を自分で発話するとき(書くとき)でも同じことです。
また、ここでは、わかりやすいように"apple"という単語で説明しましたが、これは文章でも変わりありません。
このように、「聞く」「話す」「読む」「書く」のいずれの場合においても、日本語を介さずに"英語"と"意味そのもの=イメージ"を直で操ることができるこそが、「英語を英語で理解できる」という意味であり、これを本来の意味での「英語力」といいます。
最小限の労力+最短時間で英語力の土台を固める方法
- 「じゃあ英語を英語で理解する「本当の英語力」を最小の労力+最短距離で身に付けるにはどうしたらいいの?」
それは、
- "聞く+話す"で身に付ける
ことです。
それはなぜかというと、シンプルに、
- 人間の脳は、言語(言葉)を学ぶときに、「聞く」+「話す」→「読む」+「書く」という順番で身に付けていくという仕組みになっているから
です。
あなたは赤ちゃんのときに、日本語を聞いて話す前に、日本語の読み書きができるようになりましたか?
おそらく100%、
- 「話して聞けるようになるのが最初だった」
と答えるはずです。
きっと、3歳くらいで日本語で会話をできるようなり、幼稚園、小学校くらいでようやくまともに日本語の読み書きができるようになったはずです。
当たり前ながら、それは英語でも同じことです。
あなたが人間である限り、脳の仕組み上、まずは、英語を"聞く+話す"を繰り返すことで脳内に土台となる英語の言語神経ネットワークが形成されます。そして、これによって土台となる"英語力"が身に付きます。
そして、その後に、"聞く+話す"で身に付けた英語力(=英語の言語神経ネットワーク)を文字に応用することで"読み+書き"が身に付いていきます。
ですが、あなたが中学生になって初めての英語の授業で英語を学び始めたときのことを思い出してください。
いきなり教科書の読み書きから始めませんでしたか?
それは人間の脳の仕組みに逆らった、間違った学習法なわけです。(しかも"日本語英語"ですし。)
日本では当たり前のようになっているかもしれませんが、普通、中学、高校と6年間も英語をやっているのに、まともに英語を話せる人がほぼいないのはおかしいです。
その原因はこの「"読み"+"書き"から始める間違った教育法(しかも"日本語英語")」にあります。
ですが、今、奇跡的にこのページにたどり着いて、世間一般に言われている"日本語英語読み書き"学習法はタヒぬほど効率が悪いということを知ることができただけでも、あなたは相当ラッキーだと思います。
4."②英語力をTOEICで発揮する能力"を身に付けるにはどうしたらいい?
続いては、
- ①土台となる英語力
- ②自分が持っている英語力をTOEICで発揮する能力
をどうやって身に付けたらいいのかについてです。
結論から言うと、やるべきことは、
- 英語力を活かして問題を解く力を身に付ける("解く力"を身に付ける)
- 自分なりの短い時間で効率よく解くコツを編み出す("解くスピード"を身に付ける)
の2つです。
最小の労力、最短時間で、"解く力"と"解くスピード"を身に付ける方法
では、これらの、
- 英語力を活かして問題を解く力("解く力"を身に付ける)
- 自分なりの短い時間で効率よく解くコツ("解くスピード"を身に付ける)
を、なるべく最小の労力、最短の時間で身に付けるにはどうしたらいいのか。
その方法は至ってシンプルで、
- ひたすら多くの数のTOEICの問題に当たりまくる(解きまくる)
ことです。
ここで、
- 「本当にそれだけでいいの?」
- 「すでにTOEICの公式問題集や模試をやりまくってるけど、全然点数が伸びてないんだけど?」
と思うかもしれません。
たしかに、普通の人がひたすらTOEICの問題を解きまくることだけをやっても、そこそこ点数伸びた時点で頭打ちしてそれ以上点数が伸びないという壁にぶち当たります。(もしかすると、今のあなたもその状況かもしれません。)
それはなぜかというと、基礎となる"英語力"が足りていないからです。
さきほども述べたように、TOEICを問題を解きまくるだけで基礎となる英語力なしでは"デミグラスソースだけおいしい現象"が起こり、TOEICの得点はあまり伸びないというわけです。
しかし、先ほど解説したの"①英語力の土台"がしっかり身についていれば、それ以外の特別なことはしなくても、TOEIC問題の数を当たれば当たるほど、
- 問題を解くスピード
- 問題を解く力やコツ
がどんどん掴めて、やるたびにどんどん問題が解けるようになっていき、点数もグングン取れるになっていきます。
これは、問題を解くたびに①の"英語力の土台"をうまくTOEICに活かすことができるようになってきているからです。
もともと抜群の味であるオムライス本体に、デミグラスソースを改良して加えれば、ますます美味しいオムライスに近づいていくのはあたりまえですよね?
それと同じことです。
重要なので何度も言いますが、"①英語力の土台"をサボってTOEIC対策だけやっても、全然点数が伸びなくて事故りますのでご注意ください。
逆に「英語力」だけでもTOEICで力が発揮できずもったいない!
ですが、逆に基礎となる"英語力"がしっかりできているのに、TOEICに全く解きなれていないという場合でも、
- ×)TOEICで英語力を思うように発揮できず、英語力に見合ったスコアが取れない
という現象が起きてしまいます。
オムライスの例を挙げると、せっかく「抜群の味のオムライス」が出来ても、デミグラスソースなしあるいはデミグラスソースがめちゃくちゃマズいとせっかくの美味しいオムライスが台無しになってしまいますよね?
それと同じで、せっかく
- 英語を英語で理解する英語力
を持っていても
- TOEICの問題をほぼ解いたことがない
のと、
- TOEIC模試やTOEICの練習問題を何度も解いたことがある
のでは、TOEICのスコアが全然変わってきます。
同じ英語力でも、TOEIC対策(TOEIC慣れ)をする前とその後では、場合によっては100点以上の差が出ることもあります。
5.私が実践した具体的な方法
- 「①"英語力"は"聞く+話す"で身に付けて、
②"TOEICで活かす力"はTOEICの問題に当たりまくれば身に付けられることはわかった。
でも、実際に、どんな教材を使って、どうやって実践したらいいの?」 - 「自分も早速実践してみたいけど、何をどうしたらいいかわからない。」
- 「何から手を付けたらいいかわからない。」
そんなあなたのために、ここからは、私が実際にどんな教材やサービスを使って実践したのかを、具体的すぎるくらい超具体的にご紹介します。
面倒な方はこれをそのまま実践するといいです(笑)
"①英語力の土台"を築く具体的な実践方法
まずは、
- "聞く+話す"で"英語力の土台"を身に付ける
ための具体的な実践方法から解説します。
大きく分けると、以下の2つのことをやります。
- 英語音源を聞きまくる(パッシブなトレーニング/聞くトレーニング)
- 自分で話す(実際にネイティブと会話する)(アクティブなトレーニング/話すトレーニング)
1.英語音源を聞きまくる(パッシブなトレーニング/聞くトレーニング)
まず、一つ目は、
- ひたすら24時間英語の音源を聞きまくる
ということをします。
簡単に言うと、"聞く+話す"の「聞く」の部分です。
これをやることによって、どんな効果が得られるかというと、
- 脳が英語のフォルマント周波数帯(※)を認識できるようになる
- 脳に英語の言語神経ネットワークが形成される(英語を英語のまま認識できる能力が備わる)
という効果が得られます。
赤ちゃんが母国語(日本人でいう日本語)を学ぶときに、生まれていきなり「パパ」「ママ」と自分で言葉を話し始めませんよね?
生まれてから1年くらいはずっと大人が日本語を話す様子を徹底的に見て・聞いて、1歳くらいになって初めて自分で言葉を話し始めます。(個人差はありますが。)
簡単に言うと、この"音源聞きまくりトレーニング"では、その「大人が日本語を話す様子を徹底的に見て・聞く」の第二言語(ここでいう英語)バージョンをやります。
ここで、フォルマント周波数とは何かというのを補足説明しておきます。
フォルマント周波数とは、超簡単に言うと英語・日本語など言語それぞれに存在する音声の周波数帯のことです。
普通の日本語しか知らない日本人は、日本語のフォルマント周波数帯しか認識できないため、英語を聞いても言葉というよりはただの雑音にしか聞こえません。
ですが、英語のフォルマント周波数を認識できるようになることで、英語が意味を持った言葉として聞こえるようになります。
あなたも映画を一本観た後に、なんだか少し英語を聞き取りやすくなったという経験はありませんか?それは脳が一時的に英語のフォルマント周波数を認識しやすくなっているからです。
これを24時間やると、……どうなるかわかりますよね?
「英語音源を聞きまくり(パッシブなトレーニング)」の具体的なやり方
「音源聞きまくりトレーニング」の具体的なやり方は、超シンプルです。
- 一つの同じ音源を、起きている時間ずっと、とにかくエンドレスリピートでBGMのように聴きまくる
だけです。
具体的には以下の4つのポイントを押さえて実行します。
~「音源聞きまくりトレーニング」をやるうえで押さえるべき4つのポイント~
- 音源は必ずネイティブが話す英語のみが収録されているものを使用する。
(日本語が入っていると"日本語英語"となり、逆効果。) - 音源の種類は自分の好きなオーディオブック、自分の好きな映画の音源、YouTubeにある自分の好きな英語ネイティブの有名人のインタビュー動画、今あなたが持っている教材音源など、何でも構わない。
(できれば自分の興味のあるジャンルのものである方が無意識的に聞き入るので良。) - 意識的に集中して頑張って聞き取ろうとする必要はない。聞いているときは何も考えなくてもよい。それよりもとにかく長時間漠然と"脳に聴かせる"ことが重要。起きているときは常に聴くくらいの感覚。
- 余裕がある場合は、音源だけではなく、映画を字幕なしで観ると「視覚情報」と「聴覚情報」が結びつくのでさらに効果的。(一つの同じ作品を観続ける。)
このパッシブなトレーニングでは、一日の中で数十分~数時間時間を取って聞くのではなく、起きているときは常に作業BGM代わりに聞くという聞き方をします。("聞く"というよりは"聴く"という感覚のほうが近いかもしれません。)
海外留学をしている人が短時間で話せるようになるのは、TVを点けても、街を歩いても、常に周りに英語が飛び交っているからです。
これと同じ効果を、この「音源聞きまくりトレーニング」をやることで、日本から脱出せずに最小の労力と時間とお金で再現できるわけです。
そして、音源を聞いている(聴いている)時間はがとにかく長ければ長いほど効果が出やすいです。
自宅にいるときも、家事をしている時も、通勤中も、(可能であれば)仕事中も英語をBGMとして聴きます。
ただし、聞いているときは何も考える必要はありません。
むしろ、何も考えずに"漠然と無意識のうちに聴き込む"ことによって、何も考えずに"無意識に英語を聞ける"力が備わります。
これなら簡単にできますよね。(多分どんな三日坊主さんでもできます。)
実際にこの「音源聞きまくりトレーニング」を毎日繰り返していると、1週間、2週間、1ヶ月、3ヶ月と時間を重ねるにつれて、最初は何のことを言ってるかわからなかった音源や映画の会話内容が、不思議と「意味のある言葉」として"聞こえて"きます。このときの"聞こえてくる"感覚が「英語を英語で理解する」感覚です。
ちなみに、私の場合は、
という書籍に付属している"バイノーラルCD"の英語音源をひたすら聴きまくりました。
最初は細かいところまで何を言っているのか聞き取れないところもありましたが、5日、1週間、1か月とこのCDだけをエンドレスリピートしていくうちに、本当に英語の音にしか聞こえなかったのがだんだん「意味のある言葉」として聞こえてくるようになるという不思議な感覚に陥りました。
これを普段聞いている状態だけでも、TOEICのリスニング問題の音源を聞くと「超簡単じゃん、なめてるの(笑)?」というくらい聞き取れるようになりましたね。(これに、さらに話すトレーニングとTOEICトレーニングが加わるとさらに最強になります。)
この書籍の音源は、すべてネイティブスピーカーの英会話のみが収録されているので、自分で音源を探すのが面倒な場合は私も利用したこの書籍の付属CDの音源を利用してもいいです。
2.自分で話す(実際にネイティブと会話する)(アクティブなトレーニング/話すトレーニング)
そして、英語力の土台を築くために「音源聞きまくりトレーニング」と併行してやるべき二つ目のことは、
- 自分で話す(実際にネイティブと会話する)(アクティブなトレーニング/話すトレーニング)
ことです。
「"聞く"+"話す"」の"話す"の部分に該当します。
確かに、先ほどの「音源聞きまくりトレーニング」でも、言っていることのだいたいは理解できるようにはなります。
しかし、この時点では、「わかるんだけどなんか全体的にボヤっとしていて細かいところまでハッキリとは理解できない部分がある」という感じが残るかと思います。(細かいところまで自信をもって聞き取れない感覚。)
それななぜかというと、この「音源聞きまくりトレーニング」だけをやった時点では、まだ英語を英語で理解するための"英語の言語神経ネットワーク"が「半熟状態=50%完成」の状態だからです。
そこで、
- 実際に英語を使って相手と会話する(=能動的に英語を使う)
ことで、脳内の"英語の言語神経ネットワーク"を「完熟状態=100%完成」の状態にすることができます。
どんなに英語ができない人でも、海外に住むと英語ができるようになる理由。
先ほどの「英語音源聞きまくり(パッシブトレーニング)」では、
- 「海外留学をするとどんなに英語が苦手な人でも短期間で英語ペラペラになるのは、24時間周囲に英語が飛び交っている環境にいるから。」(そして、それは音源聞きまくりトレーニングで再現できる)
と言いましたが、厳密には、海外留学をすると短期間で英語が話せるようになる理由はもう一つあります。
それは何かというと、
- 英語を話さざるを得ない環境に強制的に飛び込むから
です。
あたりまえですが、日本語が一切通じない海外に住むと、買い物をしても、タクシーに乗っても、カフェに行っても、レストランに行っても英語を話さないと普通の生活すら送ることができません。
なので、どんなに英語に苦手意識がある人でも、無意識レベルで「英語を話せないとマズい」と感じ、英語を話すようになります。
このように、人間は本気で英語を話す必要性を感じると、その環境に必死に適応しようとして、結果的に超最短期間で英語を話せるようになります。
いわゆる「火事場の馬鹿力」というやつです。
あなたも一度はネイティブスピーカーに道を尋ねられたことがあるかと思います。
そのときにうまく答えてあげられなくて、
- 「あぁぁぁぁぁ、ちゃんと道を教えてあげたかったなぁぁぁぁぁ~~!もっと英語ができたらな~!」
と思った経験はありませんか?
(私はまだ英語が全然できない頃にこれと全く同じ経験をしたことがあります。銀座で見ず知らずの海外の方に「新橋駅ハ、ドッチデスカ?」と聞かれました。」)
これがまさに「英語ができる必要性を感じる」という感覚の例です。
そして、この、心の底から「英語をできるようになりたい!」「英語ができないとヤバい」状態が24時間常にある環境を作り出せれば、無意識レベルでその環境に適応しようとし、圧倒的に英語の上達スピードが上がるというわけです。
無意識レベルで英語を話す
それをやるには、
- 定期的に実際にリアルなネイティブスピーカーを相手に英語を話す、会話する環境(機会)を作る
のがベストです。
ここで重要なのは、"リアルな会話相手"と話すということです。
教材の音声や、教材動画の中のネイティブスピーカーと仮想的に話すことで会話の練習をするというような教材も世の中には存在しますが、そのような子供騙しのような方法では、このアクティブなトレーニングとしては成立しません。
実際にあなたの発言を聞いてそれに対して答えてくれるというリアルな会話でないといけません。
といっても、「英語音源聞きまくりトレーニング」のように、24時間英語を話している必要はありません。
なぜなら、ベースとなる英語音源英語モード(英語の脳内神経ネットワーク)の生成は「英語音源聞きまくりトレーニング」ですでに出来ているからです。
逆に、「英語を話す環境」を作るアクティブなトレーニングは、一日10分~20分くらいの短時間で十分です。
短時間でもいいので、とにかく毎日英語を自分の口から発話する=英語を使う習慣=英語を使うクセをつけるのが、最短距離で英語力を身に付けるためのコツです。
まずはネイティブスピーカーの友達を作ろう(!?)
ここで、
- 「じゃあ、定期的に実際にネイティブスピーカーを相手に英語を話す、会話する環境を作るって、具体的にどうやったらいいの?」
と思いますよね?
そのためには、まずネイティブスピーカーの友達を作ります。
そして、なるべく毎日定期的に会って世間話でもいいので「あーでもない、こーでもない」と英語で話します。
…………………………確かにこれが理想です。
しかし、当たり前ながら、
- 「そもそも英語を話せないのにネイティブスピーカーの友達なんて作れないよ!(順番が逆じゃん!)」
となりますよね?(あたりまえですよね。ボケてすみません(笑))
ですが、ご安心ください。ネイティブスピーカーの友達がいなくても、"定期的にネイティブスピーカーと英語を話し、会話する環境"を作ることはできます。
ネイティブの友達がいなくてもできる。アクティブなトレーニングを実践する最も効率の良い方法
ネイティブスピーカーの友達がいなくても、"定期的に実際にネイティブスピーカーを相手に英語を話す、会話する環境"を作る方法。
それは、
- オンライン英会話を利用する
ことです。
これなら、誰でもいとも簡単にネイティブと話す環境を作ることができます。(おまけに英語を教えてもらえます。)
"リアルに教室に通うスタイルの英会話教室"よりもオンライン英会話の方が効果的な理由。
ここで、
- でも、ネイティブと話すなら、オンラインじゃなくて"リアルに教室に通うスタイルの英会話教室"の方がいいんじゃないの?
と思うかもしれません。
しかし、結論から言うと、このアクティブなトレーニングで英語を話す環境を作るには、オンライン英会話でもリアル教室英会話でも、得られる効果はほぼ同じです。
画面越しだろうが、三次元空間で物理的に会っていようが、一番重要な実際に人間と会話をすることができるという点はどちらでも変わりないからです。
しかし、困ったことに、"リアルに通う系の英会話教室"でこのアクティブなトレーニングを実践するには、以下のように、デメリットが多いという弱点が存在します。
~"リアルに通う系の英会話教室"のデメリット~
- ×)平均して週に一回~二回の頻度でしかレッスンが受けられないので、効果が出にくい(アクティブなトレーニングでは毎日継続的に話す環境を作ることが重要。)
- ×)そもそも英会話スクールまでいちいち通うのが面倒。(特に忙しいビジネスパーソンは。)
- ×)一回当たりのレッスン料金が平均¥5,000と非常に高額なので数を重ねにくい。平均して半年~1年で10万~30万円の授業料+2万~3万円の入会金がかかる。(すなわち異常にカネがかかるということ。)
- ×)そもそも複数人グループでの授業方式でのレッスンな場合が多く、一対一で英語を話す環境のトレーニングとして機能しない(マンツーマンレッスンがあったとしても、料金がさらに高額となり数を重ねるのは非現実的)
- ×)半年から一年単位での契約の場合が多く、途中で他のスクール・学習法に切り替えるなどが事実上できない
特に物理的に英会話スクールに通うに手間がかるのと、レッスン料が異常に高いのが最大の障壁となりますよね。
その一方で、オンライン英会話の場合は、以下のようなメリットがあり、効率よくアクティブなトレーニングを実践することができます。
~オンライン英会話で実践するメリット~
- 毎日1回~3回レッスンを受けることができ、継続的に英語を使う環境を作ることができるのでアクティブなトレーニングを実践するのに適している。
- 一回のレッスン当たり平均して¥300~¥500という超リーズナブルな価格で受けられる。
- いちいちスクールまで通う必要がないので、自宅や職場など、どこでも自分が受けたいときに受けたいところで受けることができ、忙しいビジネスパーソンでもスキマ時間でサクッとできる。
- オンライン英会話の場合は、基本的にすべて1対1のマンツーマンレッスンなので、効率よくアクティブなトレーニングを実践することができる
特に価格の手頃さと、時間的な手軽さのメリットはかなりデカいです。
オンライン英会話を使ったアクティブなトレーニングの具体的なやり方
では、オンライン英会話を使ってアクティブなトレーニングを実践するには、具体的にどうやったらいいかについて解説します。
基本的には、以下の4つのポイントさえ押さえていれば、どういうやり方でも大丈夫です。
~オンライン英会話を使ってアクティブなトレーニングを実践する4つの掟~
- 教材のフレーズをそのまま読むようなレッスンよりもなるべく自分で言葉を考えて話すような形式のレッスンで行う(「フリートーク」「フリー英会話」「フリーディスカッション」などのレッスンを選ぶといいでしょう。)
- 頭の中で日本語を思い浮かべることなく、英語の感覚で自然と思いついたそのまま出てきた英語を話すことを意識する。("日本語英語"にならないように意識するということ。)
- 短時間でいいのでなるべく毎日行う。(まとめて長時間やるよりも毎日ちょっとずつやった方が効果的。)
- とにかく楽しむ。(義務感を感じる必要は一切ない。疲れているときは無理にやらなくてよい。気分が乗らないときは「音源聞きまくりトレーニング」だけでいい。)
あくまでも、「英語を自分から能動的に話す習慣・環境」を作り出すことが重要なので、上記の4つのポイントさえ押さえていれば、あまり神経質にならずにガシガシ話しまくってかまいません。
逆に注意しておきたい点は、
- ×)英語のフレーズ・単語をそのまま丸暗記する(あるいはさせられる)だけのレッスンしかないオンライン英会話だと、やってもアクティブなトレーニングとしては意味がない。
- ×)質が低い講師(やる気がない。/異常に仕事感がある等)はなるべく避ける。
- ×)たとえば「土日にまとめて数時間やる」というようにまとめてやると効果が出にくくなってしまう。(毎日少しずつやるのがベスト。)
ことです。
オンライン英会話はどう選べばいい?
ここで、
- 「アクティブなトレーニングのやり方はわかった。
でも、オンライン英会話っていっても色んなのがあるけど、どれを使えばいいの?」 - 「選び方のコツとかあるの?」
- 「おすすめなオンライン英会話は?」
と思うかもしれません。
アクティブなトレーニングを実践する上で、どんなオンライン英会話サイトを利用するのがいいか。
それは、結論から言うと、
- 教え込む系レッスンというよりは、自分で話しながら学んでいくスタイルのフリートーク重視レッスンが中心のサイト
を選ぶのがいいです。
世の中には溢れかえるほどのオンライン英会話サイトが存在しますが、基本的に以下の2つのタイプに分類することができます。
- 授業スタイルのレッスン(ゼロからフレーズ・単語・文法などを授業のように教え込む系)が中心のサイト
- 教え込む系レッスンというよりは、自分で話しながら学んでいくフリートーク重視レッスンが中心のサイト
1の「授業スタイルのレッスンが中心のサイト」は、"自分で考えて話す実践的な経験を積む"というよりは、"教科書や参考書のように知識を一から学ぶ"ことを目的とした人向けのサイトです。
ですが、私たちのような「英語を実際に話す(使う)ことで土台となる英語力を身につける」ことを目的としたアクティブなトレーニングにオンライン英会話を利用する場合は、2の「自分で話しながら学んでいくフリートーク重視レッスンが中心のサイト」が向いています。
ちなみに、私の場合は、いろいろ調べた結果、DMM英会話を利用しました。
DMM英会話を選んだ理由は、
- アクティブなトレーニングにおいて最も重要な自由に発話できる系のレッスンが多い。
- 語彙力アップのレッスン・ビジネス英語に特化したレッスン・海外旅行に特化したレッスンもついでに受けることができる
- 低価格の割に講師のクオリティが高い。
からです。
実際に、他のネイティブキャンプ、レアジョブなどのオンライン英会話も無料体験でちょこと試しに使ってみましたが、個人的にはやはりDMM英会話がこのアクティブなトレーニングで使用するのにピッタリでした。
なので、もしも、
- 「どこのオンライン英会話サイトがいいのかよくわかんねぇよ。」
- 「いちいち色んなオンライン英会話サイトを調べるは面倒だわ。」
- 「あまり金額が高くないオンライン英会話サイトがいいわね。」
という場合は、とりあえずDMM英会話を選んでおけば大丈夫です。
DMM英会話
"②TOEICで活かす力"を築く具体的な実践方法
ここまでの、″①英語力の土台”を築く具体的な実践方法で、
- 基礎となる英語力(美味しいオムライス本体を作る能力)
は身に付けることはできます。
あとは、
- そこで身につけた英語力をTOEICの点数に反映させる力(美味しいデミグラスソースを作る能力)
を手に入れるだけです。
- 「で、そのために何をやればいいの?」
そのためには、4.“②英語力をTOEICで発揮する能力”を身に付けるにはどうしたらいい?でも説明しましたが、
- 英語力を活かして問題を解く力
- 自分なりの短い時間で効率よく解く力
の2つの力を身に付けます。
そして、この2つの力を身に付ける最も効率の良い方法は、
- なるべく多くの数のTOEIC模試を解きまくる
ことです。
小手先の「TOEICテクニック」は要らない
ここで、
- 「本当にTOEIC模試を解くだけでいいの?」
- 「TOEIC対策・TOEIC攻略テクニック本とかはやらなくていいの?」
と思いませんでしたか?
はい、必要ありません。
なぜなら、ここまでの学習法で「本来の英語力」がしっかり身についている状態ならば、小手先のちまちました"TOEICのテクニック"などがなくても普通にTOEICで点数を取ることができるからです。
たしかに、英語力の土台ができていない(=英語力がない)状態でTOEICで点数を取ろうとするならば、"みみっちいTOEICの小手先テクニック"が有効なのかもしれません。
ですが、ここまでの方法で"本物の英語力"を身に付けいているあなたには、そんなケチくさいTOEICテクニックなど必要ないどころかただの邪魔になります。
そもそも、TOEIC(Test of English for International Communication)とは、単純に、
- 英語の能力を測るための試験
です。
間違っても、
- ×)「TOEICを解く能力」だけを測るための試験
ではありません。
なので、多少のTOEICの問題を解くことに慣れることは必要ですが、本質的には、本当の"英語力"さえ身につければTOEICの得点は自然と取ることができるわけです。
「ひたすらTOEIC模試を解きまくる」具体的なやり方
ここで、
- 「で、TOEIC模試ってどこでどうやって受ければいいの?」
- 「よくあるTOEIC公式問題集でも解けばいいの?」
と思いますよね?
結論から言うと、
- オンラインTOEIC模試を使うのがベスト
です。
なぜかというと、オンラインTOEIC模試には、
- 通常のTOEIC対策問題集などとは異なり、大量の初見問題に当たることができる。(初見問題を解く力が身につく。)
- 時間を意識することができる。("解くスピード"を自然と磨くことができる)
- TOEICの目標スコアまであとどのくらい点数が必要なのかが一目でわかる。(実力の伸びを毎回実感できるのでやる気が継続する。)
というメリットがあり、この「TOEIC問題解きまくりトレーニング」を行うのに最も適しているからです。
「TOEIC公式問題集」だとシンプルに問題数が少なすぎる
ここで、あなたもご存じかもしれませんが、TOEIC受験者向けの有名な参考書に、
- TOEICを主宰しているETSが公式に発売している「TOEIC公式問題集」シリーズ
というものがあります。
なので、この記事を読んでいるあなたも、もしかすると、
- 「TOEIC問題に慣れるのには「TOEIC公式問題集」だけでいいんじゃないの?」
と思ったかもしれません。
(思っていなかった場合はスルーして頂いてかまいません(笑))
しかし、結論から言うと、ハッキリ言って「"英語力"をTOEICに活かす力」を身に付けるのには、
- 「TOEIC公式問題集」だけでは圧倒的に問題数が足りません。
「TOEIC公式問題集」シリーズには、一冊あたり本試2回分のTOEIC問題(模試)が収録されています。
それゆえ「TOEIC公式問題集」は全部で「TOEIC公式問題集1」から「TOEIC公式問題集8」まで全部で8冊発行されていますが、仮にこれを全部集めたとしても16回分にしかなりません。
これだと一日一回やったとしても2週間ちょっとで終わってしまいますよね?(しかも全部買うと、¥3,000(/1冊)×8冊=¥24,000もかかります……。)
もちろん、一度解いた問題の解説を理解してから何度も同じ問題を解くというのも大事なことなのかもしれません。
ですが、最も重要な、
- "初見問題を短時間で処理する能力"が身に付かない(「TOEIC公式問題集」だけでは)
わけです。
どのオンラインTOEIC模試を使えばいい?
そこで、「TOEIC問題解きまくりトレーニング」を実践するには、"初見問題に大量に当たることができる"かつ"自分のTOEICの実力をリアルな得点として確認できる"オンラインTOEIC模試がベストというわけです。
ですがここで、
- 「そもそもオンラインTOEIC模試ってどうやって受けるの?」
- 「どのオンラインTOEIC模試を使えばいいの?」
- 「おすすめは?」
と思いますよね?
実際に、私の場合はどうやって実践したかというと、
- e-TESTというオンラインTOEIC模試
を使って実践しました。
世の中にはいくつものオンラインTOEIC模試が存在しますが、同じオンラインTOEIC模試でも、
- ×)同じ問題ばかり出るので、事実上一回分しか解けない
- ×)時間制限がなく、どれくらいの速度で解けばいいのか目安がわからない
- ×)そもそもリスニング問題が存在しない
- ×)パート別にしか解くことができず、実際にTOEICで実力を数字として(得点として)測ることができない
というような低クオリティなオンラインTOEIC模試も存在します。
しかし、このような低クオリティオンラインTOEIC模試では、当然「TOEIC問題解きまくり」トレーニングを実践するのには向いていません。
ですが、私が使ったe-TESTの場合は、
- 全3000問の問題の中から毎回ランダムに出題されるので、初見問題をサバく実力が着実につく
- 1問ずつ制限時間があるので、リアルなTOEIC本試のスピード感が身につく
- 模試1回あたり30分に凝縮されているので、忙しいビジネスパーソンでも、空いた時間にサクッとできる
- スマホからも使えるので家にいなくても、職場でも電車でもカフェでもどこでも手軽にできる
- 毎回得点(スコア)がしっかり計算されておまけに保存もされるので、自分の現時点での実力、実力の伸びを把握できる
という特徴があり、この「TOEIC問題解きまくり」トレーニングを実践するにはピッタリでした。
しかも、料金も月額2,200円なので、ぶっちゃけ月2回以上受けただけでも、「TOEIC公式問題集(2回分収録されて¥3,000)」よりお得です。
(1回30分で終わるので、2回分なら一日足らずで終わります。)
また、他の利用者の口コミを見てみるとわかるのが、e-TESTでの得点とTOEICとの得点は非常にリンクするようです。
~e-TESTの利用者の実際の口コミ~
横浜市:高山様
「とにかく、このe-TESTとTOEIC®の相関がかなり正確に出ることに驚きました。 と言うのも、2ヶ月前に受けたTOEIC®では、780点であったのに対し、e-TESTでは、760点でした。」
(e-TEST公式受験者の声より)
それだけe-TESTの問題はTOEICの問題に近いということがわかります。
なので、e-TESTで自分の目標点数を取れるようになったらTOEIC本試でもかなり高い確率で目標点数がとれると言うことができます。
そして、何より、実際に使ってみて個人的に思ったのは、
- e-TESTに慣れると、問題を解くスピードがめちゃくちゃ上がる
ということです。
先ほども述べましたが、普通のその辺にあるような問題集やオンライン模試だと、いくら高品質な問題でも、
- 問題を解く時間制限がないので、速く解くスキルが身につかないという弱点
があります。(そして、たいていTOEIC本試をを初めて受けたときにその弱点に気づきます。)
リスニング問題は音源のスピードに合わせて解けば何となく時間感覚はわかりますが、特にリーディング問題では実際にどのくらいのスピードで解けば間に合うのかが把握しにくいので、結果的に"解くスピード"が身につかないという現象がよく起こります。
しかし、e-TESTの場合はリーディング問題でも1問1問に時間制限が設けられており、はっきり言ってもたもた読み直したり、消去法で悩んだりなどしている暇はありません(笑)
特に後半の長文読解問題では、慣れてないうちは、本試で求められる時間よりも速いんじゃないかと思うくらいです(笑)
それゆえ、このe-TESTの鬼みたいな時間制限に普段からしごかれてると、
- シンプルに英文を読むスピードが上がる
- 即断即決で問題をサバくスピードが上がる(いちいち選択肢でうじうじ悩まないようになる)
という効果があり、個人的にはこれが得点アップにかなり貢献しました。
なので、
- 「何を使って"TOEIC問題を解きまくりトレーニング"をすればいいのかわからない」
- 「どこのオンラインTOEIC模試を使えばいいかわからない。」
- 「どの模試がいいのか調べるて比較するのが面倒だ。」
という場合は、とりあえずこのe-TESTを使っておけば大丈夫です。
オンラインTOEIC模試 e-TEST
6.「TOEIC模試解きまくり」以外に、余裕があったらやっておきたいこと
先ほど述べたように、
- "②TOEICで活かす力"を築く
には、基本的にはオンライン模試でTOEIC問題を解きまくるだけで十分です。(もちろん"①土台となる英語力"がしっかりと身に付いている前提。)
ですが、それ以外にも、余裕があるならばやっておいた方がいいことについてもちょっと解説しておきます。
(逆に、「余裕なんてない」、「基本的な英語力トレーニングとTOEICトレーニングもまだ手をつけてない」という方は無理しなくてもいいです。)
ボキャブラリ(語彙)を身に付けて"知識の穴"を塞ぐ
「できればやっておきたいこと」とは、具体的には、
- TOEICによく出るボキャブラリ(語彙)を身に付けて"知識の穴"を塞ぐ
ことです。
というのも、実際にここまでの、
- ①"英語力の土台"を築く
- ②"TOEICに活かす力"を築く
を実践している過程で、
- 「リスニングもリーディングも英文そのものは理解できるけど、"この単語・フレーズの意味がわからない"となることが多い」
という壁にぶち当たったということはありませんでしたか?
これは、この"オムライス式TOEIC学習法"をやる前に、
- もともと英語の自己勉強をやっていた人
- これまで英語をあまり本格的に勉強してこなかった人
- 大学・高校時代にどれくらいのレベル・量で英語を学んできたか
によって、"TOEICを解く上でボキャブラリの壁にぶち当たる人"と"そうでない人"に分かれます。
そこで、もしもあなたが、
- 「TOEICの問題を解いているとわからない単語・フレーズがしばしばある」
- 「TOEICを解く上で語彙力の足りなさを実感している」
という場合は、ここから解説する方法でTOEICに耐えうるボキャブラリを身につけることで、さらなるTOEICの得点UP(スコアアップ)が望めます。
無駄なく最短距離でTOEICによく出るボキャブラリ(語彙)を身に付ける方法
ただ単に語彙力を増やすには、シンプルにとにかく"大量の単語・フレーズ"を覚えればいいだけです。そんなことは誰にでもわかります。
ですが、今この記事を読んでいるあなたはおそらく、
- 「TOEICの得点に直接結びつく単語・フレーズだけを覚えたい」
- 「時間がないので最短距離で覚えられる方法が知りたい」
- 「できれば労力もかけたくない」
- 「丸暗記はなるべく避けたい」
と思っていますよね?
そこで、ここでは、普通にボキャブラリを増やす方法ではなく、"TOEICの得点に直接結びつく英単語・フレーズだけを無駄なく最短距離で丸暗記しないで身に付ける方法"をご紹介したいと思います。
そのためには、
- TOEIC専用の英単語帳だけに絞り込んでそれを徹底的に仕上げる
- 英単語を英語のままで理解できるようにする(日本語訳を丸暗記しない)
というやり方がベストです。
1."TOEIC専用の英単語帳"に絞り込んだ方が効率的
一つ目のポイントは、
- TOEIC専用の英単語帳だけに絞り込んでそれを徹底的に仕上げる
ことです。
あなたは、TOEICの問題を解くうえで必要なボキャブラリはどれくらいかを知っていますか?
一般的に、
- 400点:約3,000語(中学英単語網羅レベル)
- 500点:約4,000語(高校卒業レベル)
- 600点:約5,000語(大学入試レベル)
- 700点:約7,000語(大学一般教養レベル)
- 800点:約8,000語(大学中級レベル)
- 900点:約10,000語(英検準1級~1級レベル)
と言われています。
なので、一般的な英単語帳を使うと、最低でも2~3冊くらいのレベル別の英単語帳を完璧に覚える必要が出てきます。
(例えば『キクタン(アルク)』シリーズの場合、800点以上を目指すには、最低でも『キクタン【Basic】4000語レベル』『キクタン【Advanced】6000語レベル』『キクタン【Super】12000語レベル』の3冊を仕上げる必要があります。)
もちろん、何冊もの英単語帳を使って徹底的に漏れなくボキャブラリを増やした方が確実で理想的です。
「趣味でTOEICを受けているから特に急いでスコアアップを狙う必要はない」というような場合はそれでいいでしょう。
ですが、
- 「キャリアアップのために今すぐにでもTOEICのスコアが必要」
- 「近いうちに転職するから今すぐTOEIC高得点の実績が欲しい」
- 「入学試験が近い」
というような場合は、正直、何冊もの英単語帳に手を出す余裕なんてありませんよね?
(それに、余裕がない中で何冊も手を出しすぎると、十中八九、全部躊躇半端になって結局全然語彙力が伸びないという散々な結果になるパターンに陥ります。)
なので、短時間でスコアアップを狙いたい場合は、"TOEICに出るか出ないかわからないけど一応抑えておいた方がいい単語"は思い切って捨てて、
- TOEICによく出る単語だけに絞り込んだ英単語帳だけを、くまなく完璧に徹底的に仕上げる
方が遥かに効率がいいというわけです。
TOEIC専用英単語帳はどう選べばいい?
TOEIC専用の英単語帳といっても実は世の中には結構存在します。
なので、どの単語帳がいいのか迷いますよね?
結論から言うと、TOEICによく出るものに特化されているものであれば、どの著者、出版社でもあなたのお気に入りのもので構いません。(極端に単語量が多い・極端に単語量が少ないなどがなければ。)
ちなみに、私が個人的におすすめするのは、
というTOEIC専用単語帳です。
(はい、私も使いました。)
具体的にどんな点が良いかというと、ズバリ、
- TOEICに本当によく出る804語に厳選されているので、短時間で出来、即スコアに反映されやすい。
- そのままの形で出題されるフレーズ・例文(キラーフレーズ)が載っている。
- 似たような意味の単語フレーズが連続して並べなれているのでまとめて覚えやすい。
- 「出題確実の鉄板単語」「みんなが勘違いしやすい単語」「もう一つの「品詞」が狙われる単語」「900点以上を目指す人のための実際に出る「難」単語」などといったように、レベル別・特徴別にユニット(章)がまとめられているので便利。
という点が非常に良いです。
もちろん満点を狙うのならば、キクタンを全部完璧に覚えた方がいいかと思います。
ですが、800点、900点を取りたいという場合は、まずはこの「世界一わかりやすい TOEICテストの英単語(KADOKAWA)」を完璧に仕上げるだけで十分です。
(キクタンなどの普通の単語帳にに手を出すのはそのあと余裕が出てきたらでいいです。)
世界一わかりやすい TOEICテストの英単語 [ 関 正生 ] 価格:1,650円 |
2.英単語を英語のままで理解できるようにするにはどうしたらいい?
そして、二つ目のポイントは、
- 英語単語を英語のままで理解できるようにする(日本語訳を丸暗記しない)
ことです。
先ほど一番やってはいけないことは”日本語英語”でも説明したように、英語を無理やり日本語に訳して覚える「日本語英語」はデメリットの塊で史上最悪な学習法です。(何が最悪なのかはもう一度一番やってはいけないことは”日本語英語”でご覧ください。)
ですが、すでにあなたも薄々気づいているかもしれませんが、
- 困ったことに、世の中の英単語帳はほぼ全て「英語の横に日本語」が並んでいるという形式
です。(たぶん99%そうだと思います。)
先ほどご紹介した『世界一わかりやすい TOEICテストの英単語(KADOKAWA)』もその形式です。
- 「じゃあ、英単語帳を使って英単語・フレーズを英語で覚えるにはどうすればいいの?」
と思いますよね?
その方法はズバリ、
- 最初に例文を読む(日本語訳は見ないで)
- そのままスッと英語のまま意味が入ってこない例文(単語)があったら「英語と日本語の共通イメージ」と英単語を結びつけて覚える
- すべての単語において、例文を読んでそのままスッと英語のまま意味が入ってくるようになったらOK(ようになるまでやる)
という手順で行うことです。
具体的なやり方の例
わかりやすいように例を挙げると、
例えば、"apple"という単語が以下のように単語帳に出てきたとします。
- apple ┃ りんご
例文:An apple dropped off the tree.
(りんごが木から落ちた。)
①まずは最初に例文を日本語訳を見ずに読みます。
もしも、最初から(日本語訳は見ずに)"An apple dropped off the tree."という例文を読んで、「りんごが木から落下するイメージ」が思い浮かぶ(=例文を含んで英語のまま意味が理解できる)ようだったら、"apple"という単語は習得済です。
ですが、もしもこのときに、"An apple dropped off the tree."を読んで、「"apple"って何だ!?」となり、何が木から落ちているかイメージを思い浮かべるのにつっかかったとします。
そしたら、日本語訳の「りんご」を読み、「りんご」を表す「英語と日本語の共通イメージ」(=あの赤い果物)と"apple"という単語を結び付けます。
(↓こんな感じで。)
②そして、翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後と、繰り返し"An apple dropped off the tree."という例文を読んだときに、「りんごが木から落下するイメージ」が思い浮かぶ(=英語のまま意味が入ってくる)ようだったら③、"apple"という単語はもう英語のまま理解できる(=習得済み)ということです。
③これをTOEIC英単語帳1冊の全部の単語でできるようになったらその単語帳はクリアということになります。
~TOEICの最も効率的な学習法、「オムライス式TOEIC学習法」のまとめ~
TOEICでスコアが伸びない原因は必ずこの2つにある
どんな状況であれ、TOEICでスコアが伸びない原因は、
- そもそも英語力が足りないない(あるいは学習法が間違っている)
- 自分が持っている英語力をTOEICで活かすためのTOEIC対策が足りていない(あるいはTOEIC対策のやり方が間違っている)
の2つのいずれか、あるいは両方にある。
※2.TOEICで思うように点数が取れないときのほとんどの原因はこの2つ。で詳しく解説しています。
TOEICはオムライス。
TOEICで高得点を取るためには必ず以下の2つ能力が必要。
- ①土台となる英語力(オムライス本体)
- ②自分が持っている英語力をTOEICで発揮する能力(デミグラスソース)
どちらか片方でも点数は伸びない。(必ず両方の"力"が必要。)
例えるなら、"オムライス本体(英語力)"と"デミグラスソース(TOEICで発揮する力)"とが組み合わさって初めて"おいしいオムライス(TOEIC高得点)"が完成するのと同じ。(片方がマズかったら台無しになるということ。)
※2.TOEICで思うように点数が取れないときのほとんどの原因はこの2つ。で詳しく解説しています。
"①土台となる英語力"(オムライス本体)を最短距離で身につける方法
"①土台となる英語力"最短距離で身につけるためのポイントは、
- 読み書きではなく「"聞く"+"話す"」で身につける
- 英語を英語のまま理解できるように意識する
こと。
- ひたすら24時間英語の音源をBGMのように聴きまくる(パッシブなトレーニング)
→ネイティブの話す英語だけが収録されているものであれば自分の好きな音源でいい。
特にこだわりがないのであれば、英語は逆から学べ!実践トレーニング編(フォレスト出版)の音源でも構わない。 - 一日10~20分でいいので、実際にネイティブと会話して能動的に英語を話す(アクティブなトレーニング)
→オンライン英会話を使うのが最も効率的。
アクティブなトレーニングを実践する上ではDMM英会話が一番使いやすくておすすめ。
※詳しくは、
で解説しています。
"②英語力をTOEICで発揮する能力"(デミグラスソース)を最短距離で身につける方法
"②英語力をTOEICで発揮する能力"を最短距離で身につけるために、やるべきことは、
- 英語力を活かして問題を解く力を身に付ける(”解く力”を身に付ける)
- 自分なりの短い時間で効率よく解くコツを編み出す(”解くスピード”を身に付ける)
の2つ。
"①土台となる英語力"がしっかり身についているのならば、
- とにかく多くの数のTOEIC問題を解きまくりながら身につける
のが最短距離。(逆にちまちました"小手先のテクニック"はただの邪魔になる。)
- オンラインTOEIC模試e-TESTでひたすらTOEIC問題を解きまくる。
→初見問題を解く力・素早く解く力が身につきやすいので効率的。
→e-TESTで安定して目標点数を取れるようになったらTOEIC本試を受けてもいいというサイン。
※詳しくは、
で解説しています。
「語彙力が足りない」と感じたら?
e-TESTでTOEIC問題を実際に解いていて、「意味がわからない単語やフレーズが多い」と感じたらボキャブラリ対策をすることでさらなるスコアUPが望める。
ただし、日本語英語で単語の日本語訳を丸暗記しては意味がない。
そこで、"TOEICの得点に直接結びつく英単語・フレーズだけを無駄なく最短距離で丸暗記しないで身に付ける"ための具体的な方法は、
- TOEIC専用の英単語帳に絞り込んでそれを徹底的に仕上げる
→『世界一わかりやすい TOEICテストの英単語(KADOKAWA)』がおすすめ。
→それでも余裕が出てきたら、キクタンなどの通常の単語帳に手を出しても良い。 - 英単語を英語のままで理解できるようにする
→基本的に日本語訳は無視して、例文を読んだときに英語のまま意味がスッと理解できるようになるまでやるという方法で行う。
→すべての単語において、例文を読んでそのままスッと英語のまま意味が入ってくるようになったらOK(ようになるまでやる)
※無駄なく最短距離でTOEICによく出るボキャブラリ(語彙)を身に付ける方法で詳しく解説しています。